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TwitterにFC2 Blog Notifyから大量の迷惑ツイート発生中

FC2ブログのランダムな8文字のアカウントが、Twitter(ツイッター)にスパムの通知ツイートを自動送信しまくっている。送信元のプログラムは FC2 Blog Notify という名称である。
目的はもちろんアフィリエイト。出会い系サイト、ペニーオークション、FX取引サイトがほとんどのようだ。
こういう迷惑Twitterユーザは、みんなで協力してスパム報告としてブロックしよう。
方法は簡単だ。http://twitter.com/を開いて、検索キーワード欄に「fc2.in filter:links」と入力して[Enter]キーを押せばいい。
面倒な方は下記のリンクをクリックするとよい。
https://twitter.com/#!/search/fc2.in%20filter%3Alinks
すると、FC2ブログからのスパム通知ツイートを出しまくっているTwitterユーザが、どんどん迷惑ツイートを流していることが分かる。
これらの迷惑Twitterユーザをフォローしている人たちを見てみると、たぶんなぜフォローされたのかよく分からず、フォロー返しをしたようだ。
また、これら迷惑TwitterユーザがフォローしているTwitterユーザが相当数いるということは、それらのTwitterユーザはスパム報告ブロックをしていないということだ。
こういった、迷惑ユーザを放置する悪意のないTwitterユーザが、逆にいちばんたちが悪いかもしれない。
おそらく、Twitter社は近いうちに、自動でスパムアカウントのツイートを何らかの方法で別管理できるようにする機能を提供せざるを得なくなるだろう。
電子メールの世界で、各プロバイダーが迷惑メールを自動的に別フォルダに振り分けるサービスを提供しているのと同じように。
やはりTwitter(ツイッター)が利用者の善意を引き出すという、勝間和代の発想はとんでもない楽天主義で、遅かれ早かれ、メールなど他のインターネット上の伝達ツールと同じように、迷惑ツイート、迷惑ユーザだらけになってしまうのだ。
インターネットも人間が営んでいる一つの「社会」だから、当たり前と言えば当たり前なのだが。

「災害時にはツイッターを」という政府指導のいろいろな問題点

今朝、NHKでヘンなニュースを見た。
NHKニュース『公的機関 ツイッター活用促進へ』(2011/04/04 07:08)
今回の震災で、防災無線が使えず、公的機関のウェブサイトも閲覧できなくなり、住民に情報発信できない状態が続いた。
そこで、経済産業省や総務省が、携帯電話からもアクセスできる「ツイッター」などのソーシャルメディアと呼ばれるサービスを、より多くの公的機関が活用するよう促した、らしい。
経産省や総務省のこの指導は、さまざまな意味で問題がある。
(1)個人に依存したシステム管理への反省がない
大人数にいっせいに情報発信するなら、ツイッターのような、おたがいの情報交換を基本とするソーシャルメディアより、従来型のブログや掲示板サービス、それに意見を受け付ける電子メールがあれば十分だ。
今回の震災で公的機関のウェブサイトが閲覧できなくなったのは、単にサーバの管理を遠隔地の業者に委託するという、基本的なリスク管理をサボっていただけのことだ。
小さな地方自治体にありがちなのは、パソコンに詳しい職員が、役所の中に自前でサーバを構築して、属人的な運用を行っていたために、そのサーバ機ごと被災した、というパターンではないのか。
こうした特定の職員に依存したシステム管理は、インターネット上で、全国規模でブログや掲示板、電子メールのサービスを提供している業者に、ウェブサーバの管理を委託しさえすれえば解決できたことだ。
わざわざパソコン初心者に敷居の高い、ツイッターのような最新のサービスを使う必然性はない。
(2)情報技術の弱者に対する配慮がない
今回の震災で、携帯電話がつながりにくい中、ツイッターなどのソーシャルメディアが有効活用されたのは事実だ。ただしそれは、パソコンや携帯電話、スマートフォンを、ふだんから使いこなしている市民に限った話だ。
例えば、パソコンの基本的な使い方をひととおり知っているとか、まだ老眼がそれほど進んでいないとか、キーボード・アレルギーがないといったささいなことが、情報技術の格差を生み出している現実を、政府はなぜ軽視するのだろうか。
過疎化や高齢化の進んだ地方の住民に、例えば以下のようなことを一から説明し、理解した上でツイッターのようなものを使ってもらうのは、はたして現実的だろうか。
・そもそもツイッターとは何か
・アカウントを取得するとはどういうことか
・フォローする、フォローされるとはどういうことか
・タイムラインが何を意味するのか
・リツイートとは何か
・すべてのツイートを信用していいか
・リプライとは何か
・ダイレクトメッセージとは何か
などなど、理解してもらうべき事項をあげはじめるとキリがない。
ツイッターのようなソーシャルメディアは、すでにインターネットを使い慣れているからこそ、使いこなせるのであって、パソコンさえ満足に使えない人にとっては敷居が高すぎて、現実的ではない。
こんなことさえ政府は想像できないのだろうか。
(3)災害対応を海外の一民間企業に頼るリスクを考えていない
今回の震災で使えなくなったインフラ、つまり、防災無線、携帯電話、固定電話などは、本来、各自治体や国内の各通信会社が、住民や契約者に対して責任をもってサービスを維持すべきものだ。
防災無線がダメなら、まず政府主導で災害用の衛星電話を準備すべきだろう。電話の代替としてインターネットが有効だとわかったなら、まず国内の通信事業者に災害時の代替システムを準備するよう、政府が指導すべきだろう。
そもそも、海外の単なる一ベンチャー企業に頼る必要はないし、災害対策という国家の重要な問題の解決を、同盟国の米国とはいえ海外資本の企業に頼るべきではない。政府自身がツイッター社の名前を出したのか分からないが、国家としてまともな危機管理とはとても言えない。
政府は未曾有の震災のうえに原子力発電所の事故が起こり、冷静な思考ができなくなって、あやしいIT識者の意見にふり回されているのだろうか。テレビによく顔を出すIT識者のアドバイスを鵜呑みにしたにおいがプンプンする。
これも民主党の言う「政府主導」の弊害か。自民党政府ならお役人に丸投げするはずなので、かえって災害時のツイッターの活用推奨みたいなバカげた危機管理策はでてこなかったかもしれない。
この点は、いままで役人たたきをやり過ぎてきた国民にも責任がある。
(4)国内ソーシャルメディアが災害インフラとして使えない
また別の観点では、ソーシャルメディアとして、グリーやモバゲー、ミクシィより、ツイッターがはるかに大きな存在感を持っている事実にも問題がある。いずれも独自色が強すぎて、汎用性のあるインフラとして使えないのだ。
グリーやモバゲーなど、単なるオンライン・ゲーム業者が、災害時のインフラとして信用できないのは言うまでもない。もともと公共的なサービスを提供するための企業ではなく、携帯電話のヘビーユーザーである若者のための仮想コミュニティである。
ミクシィは震災後の広告を見ると、安否確認など公共的な役割をはたす意思はあるが、システムがそうなっていない。
最近までミクシィは、既存会員の招待がないと入会できない制度だったため、暗黙のルールにしばられた、しがらみの多い、閉鎖的な共同体になってしまっている。昔から使っている人には居心地はいいが、誰もが気軽に使えるシステムではない。
これら、いかにも日本的なソーシャルメディアに対して、ツイッターは欧米だけでなく、アジア圏、イスラム圏などにも一定の利用者をもち、比較的しくみが単純で汎用性がある。
ブログも特定のサービスを指すのではなく、マイクロブログの一種であるツイッターもふくめた、ネット上に文章などを公開するしくみの総称で、やはり汎用性がある。
もちろんブログも文化中立的ではなく、自己責任と言論の自由という自由主義の価値観にもとづいているが、しくみがシンプルという一点だけで世界的なインフラたりえている。
これは日本の携帯電話と同じく、作り手が消費者のニーズを先回りして、細かい機能を作りこむという、良く言えば「日本のものづくり精神」、悪く言えば「部分最適の余計なおせっかい」なので、仕方ないのだろう。
以上のように、災害時の非常連絡インフラについての、経産省や総務省の指示ひとつ取っても、個々の組織レベルのITガバナンスの問題、国内のIT格差の問題、安全保障上の問題、国内IT産業の「ガラパゴス化」問題など、いろいろな問題がうかがえる。

自宅PCの静音化を中国ツイッターでつぶやいてみたら...

昨日ここにに書いた自宅PCの静音化について、中国ツイッター(新浪微博)で、ケースファンと電源交換のことだけにしぼってつぶやいたら、意外にちゃんと反応がかえってきて驚いた。
中国ツイッターでパソコンの話題をつぶやいたのは初めてだった。いつもながら速攻でかえってきたコメントは以下のとおり。
R君 「自分で付けたの?」
@R君 「そうだよ~」
P君 「何ワットの電源?」
@P君 「700W。旧電源は400W、新電源は700W。だから新電源のファンの回転数は上がらず、静かというわけ」
P君 「なるほど~ふふ~うちのパソコンはどうしよう~ホコリをとらなきゃ~ケースの中はホコリだらけで、もう花でも植えられそうだよ~汗」
G君 「gooood~~~」
C君 「僕のPCのファンは交換すればするほど、うるさくなるよ、まったく」
V君 「いいねぇ~」
S君 「君、パソコンも得意だったの!?」
R君 「ふふ、ほんと才能あるね」
L君 「700W…..君のパソコンにはいったい何が入ってるの」
これで分かるのは、中国大陸のalanファンの傾向(笑)。

しつこいようだがalanはエイベックス所属、中国四川省出身、チベット族の女性歌手。エイベックスが北京で初めて開いたオーディションで、ただ一人選ばれた、人民解放軍芸術学院出身の音楽エリートである。
ただ、性格的には、いわゆる「天然ボケ」。カタコトの日本語も可愛すぎると評判。
僕がいつも中国ツイッターや、中国2ちゃんねる(検索エンジン「百度パイドゥ」の掲示板サービス)でやりとりしているalanファンは、10代から20代の学生さんやホワイトカラーがほとんどだ。女性ファンも多い。
日本で単身がんばっている中国人のalanを応援するため、彼らの給与水準からするとかなり高価な日本版CDを買い集めるくらいだから、中国の都市部でも恵まれた生活環境にある人たちだと思う。
なかでもいちばん頻繁にやりとりするP君には、中国版「ジャスミン革命」騒動について、こことここには近づかない方がいいよと、本家ツイッターの方で注意してあげた。
ご存知のように中国大陸からでもプロキシーを使えば、本家ツイッター(Twitter)が使える。
P君からの返事は、「じゃあ騒ぎの見物(=囲観)にでも行こうかな。でもそんなの僕っぽくないから、家でじっとしてるよ」。
休日出勤も当たり前という多忙な会社員で、休日の趣味はニセモノではない、日本製の本物のガンプラづくり、中島美嘉の曲は『FIND THE WAY』なら知っている、ガンダムのエンディング曲だから、というP君にとって、中国版「ジャスミン革命」など、あまり関係ないことなのだ。

中国と日本の言論の自由の差は程度の差でしかない

ツイッターで風刺ツイートをした中国大陸の女性が、一年間の強制労働を命じられたという報道があった。
情報源の英国BBC中国語ニュースはこちら「中国女推友推特一句話被判労教(中国の女性ツイッター利用者がひとことのツイートで労働教育の判決)」(2010/11/18 14:54 GMT)
ITmedia Newsのページはこちら「風刺ツイートをRTした中国の女性、強制労働命じられる」(2010/11/19 19:12 JST)
僕がこのニュースを知ったKinbricks Nowのページはこちら「中国政府のツイッター弾圧=たった5文字のつぶやきで1年間の勾留」(2010/11/20)
当然、英国や日本の報道では、この中国人女性がいくら中国大陸の反日デモをはやし立てるようなツイートをしたからといって、それだけで一年間の労働教育の判決を下した中国政府の決定は非人道的だ、という主旨になる。
たぶん、ほとんどの欧米人や日本人は、そういう主旨でこの報道を解釈すると思う。
僕も確かに中国司法当局の判決は不当に重すぎると考え、いつも中国大陸から敏感詞というプロキシーサイト経由でツイッターに入って来ている、中国人のネット友達に、「ツイッターでツイートするときは、注意してね~」と、あえて軽いノリで、上記の英国BBCの中国語ニュースのページのURLを教えてあげた。
すると返ってきた3つの返信が、3つとも全く予想に反する内容だったので、驚いてしまった。
彼らは3人とも、この女性を、冗談にも反日デモに参加した「憤青」、つまり日本で言えば極右・極左思想の若者を扇動したのだから、彼女も「憤青」と同じく、反社会的人物だと解釈していたのだ。
なので、彼女が労働教育の刑に処せられたのは当然であり、僕たちは彼女のような反社会的なことを、ツイッターで軽々しくつぶやかないように注意するよ、アドバイスありがとう、という意味の返信をしてきたのである。
同じ中国人女性歌手のファンどうしとして、今までおたがいに理解し合っていると思いこんで、ツイッターや、中国のマイクロブログ「新浪微博」で楽しくやりとりしてきたけれど、こんなところで根本的な見解の相違に出会うとは思いもしなかった。
中国大陸で、普通の市民生活を送っている普通の中国人にとって、反日デモを冗談にもあおるような発言をするのは、端的に反社会的行為なのであって、そんな発言は言論の自由の行使と見なされないのだ。
もちろん上述の中国人女性は、ツイッターで中国語にしてたった5文字、「憤青たちよ、やっちゃえ!」(Kinbricksさんの上記引用ページから)とつぶやいだだけで、実際にデモの破壊的行為に参加した訳ではない。
なので、欧米や日本の基準からすれば、彼女を勾留した中国政府の決定は、明らかに言論の自由に反する。
しかし、中国大陸で普通に生活している中国人からすると、たった5文字のツイートであっても、日本で言えば極左団体が皇居にお手製のロケット弾を打ち込んだくらいの破壊的行為に見え、かつ、そのように見てしまう自分たちの判断基準に何の疑問も持っていないのだ。
これを中国政府による、社会秩序を維持するための一種の「洗脳」教育の見事な成果と見るのはたやすい。
しかし、言論の自由が、まったく自由のない状態から完全な自由まで、仮にさまざまな段階があるものだとすれば、日本人もこういう普通の中国人の反応に、「だから中国っていう国はダメなんだ」と無条件に非難できる立場にあるかは微妙だ。
というのは、日本における言論の自由の度合いが、果たして世界に誇れるほど自由かと言えば、決してそうではないからである。
記者クラブ制度などがその最たるものだが、普通の日本人の情報リテラシーは欧米ほど高くはないので、メディアがきれいに枝葉を剪定して送り出す情報を、いとも簡単にうのみにしてしまう。
大多数の日本人が、マスメディアが右と言えば右へ向かうし、左と言えば左へ向かう。関東圏ではみのもんた、関西圏ではやしきたかじんなどといった、声の大きなタレントを、良識派の言論人として、いとも簡単に受け入れてしまう。
こういう普通の日本人と、反日デモをはやし立てた女性を当たり前のように反社会的と見なす普通の中国人の間には、程度の差しかない。
たしかに日本では、政府が明示的に一年間の労働教育のような言論弾圧をすることはない。
しかし、草の根的に、地域コミュニティーや、学校内・職場内のコミュニティーから、「いじめ」や「肩たたき」などによって、事実上はじきだされる。
そうした「村八分」的な私刑(リンチ)や、「自粛」という名の暗黙の了解による言論弾圧の伝統が、日本にはれっきとして存在する。
つまり、異質な言論に対する弾圧が、中国では公権力によって明示的に行われるが、日本では多数派の暗黙の空気によって行われる。
極端な逆説をあえて言おう。
言論弾圧が起こったとき、中国なら「中国政府が悪い!」と明確に中国政府を指させるだけ、まだましだ。犯人がはっきりしているから。
ところが日本では、「村八分」や「自粛」による言論弾圧が起こったとき、誰を指させばよいか分からない分、中国の言論弾圧より始末が悪い。
…という具合に、あえて「日本に本当に言論の自由なんて存在するのか?」と疑ってみることで、普通の中国人のこのニュースに対する反応も理解することができる。
僕ら日本人は、ヤクザまがいの恫喝で、無実の人間を犯罪者に仕立て上げる技術を駆使する警察が、治安を守っている国に住んでいることを忘れてはいけない。
中国と日本の言論の自由の差は、単に程度の差でしかなく、日本では言論の自由が完全に保証されている、などという考えは、おめでたい幻想に過ぎない。

mixi(ミクシィ)がTwitter(ツイッター)連携機能でも検閲実施中

日本のソーシャルネットワーキングサービス「ミクシィ(mixi)」には、ツイッター(Twitter)と同じような、短いつぶやきを投稿する「ボイス」という機能がある。
「ボイス」と聞くと英会話教室のNOVAにあった、チケット制の自由会話の授業を思い出してしまうのだが、それはどうでもいいとして、このミクシィの「ボイス」はツイッター(Twitter)と連携できるようになっている。
Twitter(ツイッター)側でつぶやいた内容のうち、@マークをつけてTwitter上の誰かあてにつぶやいたものや、RTをつけてTwitter上の誰かのつぶやきを引用したものを除いて、自動的にミクシィ(mixi)のボイスにも同時に投稿されるという機能だ。
機能の存在は知っていたのだが、2010/11/11にふと気が向いて、この連携設定をしてみた。
すると、連携初日は、Twitter(ツイッター)側でつぶやいたことが、ちゃんとmixi(ミクシィ)側に反映されたのだが、翌日から全く反映されていないことに気づいた。
「これはテストです」のようなシンプルな内容をつぶやいても、mixi(ミクシィ)側には全く反映されない。
そこでふと思い当たったのは、Twitter(ツイッター)側で以下のようにつぶやいたことだ。
「自分のミクシィとTwitterを連携させて、ふと思ったんですが、Twitterよりミクシィの方が検閲が厳しいので、ミクシィなら確実に削除されそうなことを、Twitterでつぶやいてみるというのも、面白いかもしれません (^_^; #mixi」
ただ、僕は決してmixi(ミクシィ)で検閲されそうな内容を、Twitter(ツイッター)側でつぶやいたことはない。
でも、僕が連携設定しているにもかかわらず、mixi(ミクシィ)側でその連携をひそかに無効にされてしまっていることは明らかだ。
mixi(ミクシィ)が僕に対してピンポイントでTwitter(ツイッター)との連携サービスを無効にしている原因を考えてみた。
上記のようにmixi(ミクシィ)の検閲の厳しさについて批判的なことをTwitter(ツイッター)側でつぶやいたことか、いつも中国に関する「好意的な」つぶやきが多いことくらいしか思い当たらない。
たったこれくらいのことで、個別ユーザに対してピンポイントで機能の一部を、事前の通告なしに勝手にオフにしてしまうミクシィ(mixi)という会社は、企業の社会的責任を「事なかれ主義」と誤解しているのだろう。
ミクシィ(mixi)の内部では、他の無数の利用者と同じく、僕も単なる一人の利用者なのだから、なんの事前通告もなく、こっそり機能を無効にするなどというのは、まともなやり方とは思えない。
レッシグ教授が10年以上前に危惧していたことが、確実に現実になりつつあるようだ。
最初はマスメディアに対する草の根メディアとして、良くも悪くも言論の自由を全面的に享受できた「インターネット」という媒体が、意図的に自由を制限されつつある。
それも、サービス提供業者がおおっぴらに通知した上で言論の制限するのではなく、陰でこっそりとプログラムの設定を変更して、僕のように、気づいたらミクシィ(mixi)とツイッター(Twitter)が連携していなかった、といったように、プログラム・コードによる統制を少しずつ強めている。
たぶんプログラム・コードを少しずついじって、規制を強化するやり方だと、規制している企業の側も、日本国憲法で保証されている言論の自由を制限しているという「良心の呵責」を、あまり感じなくてすむ。
所詮ミクシィ(mixi)のような株式会社は、株主のことだけを考えてビジネスをやっているわけで、自社が運営するサービス内で、株主や社会から非難されそうな事件は起こってほしくない。
そうした「事なかれ主義」から、こっそりと特定のユーザをピンポイントで狙って、プログラム・コードの中に規制を仕込んでいっているのだろう。
これじゃ、やってることは中国政府と変わりないような気がする。
あちらは一党独裁の政治体制の維持が動機であり、こちらは株主に株を売却されないことが動機であるという違いはあるけれど、結果としてやっていることは同じだ。
インターネットをこのように、サイレントに、密かにプログラム・コードをいじることで規制を強化して、より「清潔な」ものにしていくのは、結局インターネットという媒体の最大の利点を自己否定していることになる。
その先に待っているのは、インターネットも従来の旧メディアと同じような、清潔すぎて退屈で、どのサービスも横並びの金太郎飴状態になり、利用者からそっぽを向かれるという事態だろう。
その時には、また新しい技術にもとづいて、新しいコミュニケーションの方式が生まれるかもしれない。
いずれにせよ、ミクシィ(mixi)がやっているような陰湿な検閲は、以前にもここに書いたけれど、自分で自分の首を絞めているだけで、確実に死がおとずれることになるだろうなぁ。