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alan、中国大陸の芸能人社交ダンス部的番組に今年はダンサーで出演

alanが、どうやら『舞林大会』という、日本でいう芸能人社交ダンス部的な企画のテレビ番組に、今年はダンサーの一人として出演するようだ。
去年はあくまでダンスの伴奏としてステージに上がって歌を歌う役割だったが、所属事務所が中国の楽華娯楽に変わり、さすがに今年は自ら社交ダンスを踊るのを断れなくなった、ということだろうか。
ちなみにこの『舞林大会』のスポンサーは相宜本草(イノハーブ)社。ご存知のようにalanは日本で活躍中からすでに、中国大陸ではこの相宜本草のCMキャラクターとして活躍している。
日本でエイベックス所属で活動している限り、あまりバラエティー・タレント的な仕事はせずに音楽に専念できていたが、中国大陸の事務所に所属したいまや、そうも言ってられないということだろう。
エイベックスに所属した当初、少しダンスレッスンを受けた程度のalanは、きっと社交ダンスなんて踊れないよぉ~と思ってるに違いない。
先ほど新浪微博(中国ツイッター)で「うじうじ」フェイスマークだけのつぶやきを書き込んでいる。日本のalanファンの皆さんも、alanに頑張れ!のメッセージを書きこんではどうだろうか。
real阿蘭 2012/03/26 11:25のつぶやき(新浪微博)

alanニューアルバムに3名のプロデューサが尽力、方文山が歌詞提供

alan関連の記事を、先日に引きつづき鳳凰網の音楽ニュースから日本語試訳。今回は中国帰国後、最初のアルバムの製作過程の様子について。
阿兰专辑三位制作人鼎力加盟 方文山写词屡推敲 (2012/03/23 11:30 凤凰网音乐)
(ここから日本語試訳)
alanニューアルバムに3名のプロデューサが尽力 方文山は歌詞を丹念に推敲
新事務所・楽華娯楽との契約以来、alanは帰国後最初のアルバムの準備に取りくんでいる。
プロモーションビデオの撮影のための渡日と、短編映画の撮影を除いては、アルバム録音をしており、完成に近づいている。このアルバムは、袁惟仁、曲世聡と、中華圏のトッププロデューサ2名が参加して尽力しており、alan本人もニューアルバムの全工程に自身の意見を取り入れている。

音楽賞を受賞しているミュージシャン、小柯の大きな協力も、間もなく得られる予定だ。alanの帰国後第一弾アルバムとして、これだけ多くのミュージシャンが参加して安心したプロデュースができるのも、楽華娯楽がいかにalanを重視しているかが分かる。
中国国内のポップス系ミュージシャンと初めてコラボする中で、alanは専門的な音楽の素養と、生まれつきの美しい声で無数の評価を得て、創作の才能にあふれた同じ事務所所属の胡彦斌も惜しまず曲を提供している。著名な作詞家である方文山とのコラボでは、alanは日本で努力した4年間の気持ちの変化を方文山とシェアし、心情と芸術を完璧に一致させるために、一つひとつの地名にいたるまで、方文山は何度も推敲をくり返した。
alan自身は次のように語っている。中国帰国後、国内の音楽界に初めて発表する作品として、今回のアルバムの楽曲は、これまでの壮大なスケールの楽曲の他にも、身近な都会の新鮮なラブソングも増やしている。そのため、録音を始める前、プロデューサはやや心配していたが、録音が始まると、alanはすぐに楽曲の心情設定に入りこみ、録音は非常に順調に進んだ。声の表現力はプロデューサを驚かせてやまなかった。

alanが笑って言うには、短編映画を撮影したおかげで、どうすれば自分の心情をすばやくコントロールできるかマスターしたので、異なるスタイルの楽曲の心情にも、すばやく、かつ、正確に切り換えて、最適な感覚を楽曲に持ちこむことができるようになった、とのことだ。
プロモーション撮影や短編映画の制作の様子が続いて明かされているが、alanの今までとは全く違う新たなイメージに対しても、ファンたちは再び大いに期待し、それぞれニューアルバムの作風に大きな期待を寄せている。alan自身も、録音の終わっている楽曲に十分満足していると話し、今回の大胆なチャレンジで、自分の声の高く澄んで響きわたる部分以外の潜在的な素質を十分に発掘でき、トップクラスのプロデューサたちの協力も加わって、ニューアルバムに大いに自信を持っていると語っている。
(日本語試訳ここまで)

alanが主題歌、マッドハウスと中国の合作アニメ映画『チベット犬物語』無料視聴

alanが主題歌と、劇中で声優も担当している、日本のマッドハウスと中国の合作アニメーション映画『チベット犬物語』が先月、中国大陸で公開された。
で、さっそくネット上で無料で公開されている。なんてすごい国なんだ、中国は。
ということで、さまざまなサイトで公開されているのだが、僕は新浪エンタメサイトでは何故か見られなかったので(日本からの閲覧に対して規制がかかっている?)、ご覧になりたい方は下記の捜狐という検索サイトの動画コーナーからご覧あれ。
簡体字の字幕つきなので、中国語の聞き取りができない方でも安心。
『チベット犬物語』

日中合作アニメ『チベット犬物語』は日本で成功しない

今日(2011/07/15)から、中国全土で日中合作アニメ長編映画『チベット犬物語』(原題『藏獒多吉』)が劇場公開される。日本でも年内に公開されるらしい。
エイベックス所属の中国人女性歌手、alanが主題歌を担当、登場人物の一人、メイドラム役の声優も担当している。
新作映画を紹介する中国のテレビ番組を見て、『チベット犬物語』がどういった映画なのか、だいたい分かってしまったので、日本公開を待たずにレビューするという思い切ったことをしてみたい。
物語については、以前から中国の各種サイトで紹介されている内容のとおり。今は初老になった男性が、子供の頃、父親の仕事の関係で生活したチベット自治区で出会った、チベット犬との思い出を回想するというもの。
チベット自治区の美しい大自然が、精緻な背景画で再現され、人間とチベット犬の強い絆、悪を具現した巨大な怪獣との戦い、自然と共存しつつ暮らすチベット族の生活などが、感動的に描かれる。
主人公は子供時代の語り手である、ティエンジン。そして、あまりデフォルメなく、リアルに描かれたチベット犬、ドルジ。
ドルジが巨大怪獣と戦うシーンや、ドルジがティエンジンを雪崩から救い出すシーンなど、スピード感のあるアクションシーンも豊富なようだ。
『チベット犬物語』の物語や演出、作画を見ると、日本でこの作品を観るとすれば、ジブリアニメのファン層と重なるだろう。問題はジブリアニメのファン層が、日中合作のアニメを観ようという気になるかどうかだ。
ジブリアニメのファン層は、コアなアニメファンというより、ファミリー層が多いと思われる。
宮崎駿自身は完全な左翼だとしても、『チベット犬物語』は、ある程度、中国とチベット自治区についての予備知識がないと「的確に」鑑賞できないと思われる。
中国人の観客にとって、チベットはエキゾチックな魅力があるかもしれないが、日本人にとって、経済成長いちじるしい中国と、ダライ・ラマと仏教のイメージが強いチベットは全く別物だ。
ふつうの日本人は、国家としてのチベットと、中国のチベット自治区の区別など関心がない。逆に関心がある人は、中国政府はチベットを弾圧する悪者という「FREE TIBET」の立場をとる人がほとんどだ。坂本龍一もふくめて。
日本の一般的なファミリー層が、チベットに強い関心があるとは思えないので、残念ながらジブリアニメのファン層が『チベット犬物語』を観ようという気にはならないだろう。
しかも『チベット犬物語』には、コアなアニメファンを惹きつける要素が一つもない。
「萌え」な少女もツンデレ少女も登場しないし、クールでかっこいいお兄さんも登場しない。もちろん腐女子の喜ぶボーイズ・ラブ要素もないし、逆に百合の要素もない。
過去に背負ったトラウマを引きずる少年や少女もいないし、超能力に突然めざめる少年や少女もいない。ロボットも当然、登場しない。
一人の少年や少女が地球規模で秩序を変えてしまうような「セカイ系」要素もないし、平々凡々たる日常が延々と続くこともない(適度にハラハラする事件がおこる)。
相手の読みのウラのさらにウラをかくような騙し合いもないし、グロい戦闘描写もない。板野マジックが冴えるような空中戦もないし、パースが極端に歪んだ前衛的な表現があるわけでもない。
いかなる点でも、コアなアニメファンを満足させるだけのものが『チベット犬物語』には全くない。このあたり、オタクを軽蔑している「リア充」の方々には分からないだろうなぁ。
同じ中国製のアニメなら、2011/07/08から中国で公開されている『魁抜』の方が、よほど日本のコアなアニメファンにも理解できる要素がたくさん詰め込まれている。
中国国産アニメ『魁抜』(YouTube)
あるいは、こちらは自主制作だが中国製アニメ『カンフー料理娘』も秀逸だ。
中国製 自主制作アニメ『カンフー料理娘』(YouTube)
結論:『チベット犬物語』は日本で公開されても大失敗する。(天津ほどの大都市でも上映館がなく、中国本土でもalanファンなど、特定の層しか観に行かなさそうだし)

alanのニューシングル『みんなでね/生きる』2011/06/29発売

alanの2011/06/29発売の両A面ニューシングル『みんなでね/生きる』。
いつものalanの曲と同様、どちらの曲も最近のヒット曲に共通する強いビートや印象的なリフレインがなく、ウェルメイドで上品なポップスなので、爆発的にヒットすることはまずないだろう。

『みんなでね』の方は上野動物園にやってきたパンダを歓迎する曲。alanの出身地である中国四川省にパンダの一大育成基地があることと、もちろん無関係ではない。
alan自身も『ゲッカヨ』のインタビューで、今回の『みんなでね~PANDA with Candy BEAR’s~』という曲で、単身来日して歌手としてデビューした自分自身と、四川省からやってきたパンダのリーリー、シンシンを重ねあわせている。
なので「日本のみなさん。私たち人間も、パンダも、みんな地球という大きな家の家族です。みんなでいっしょに生きましょう」というメッセージがこめられている。
これはalanのデビュー以来、エイベックスがalanといっしょに発し続けている一貫したメッセージだ。日本の若年層が、こういう地球規模の「キレイごと」のメッセージに共感できるかどうかは別として。
こういう普遍的なメッセージは、だいたい欲にまみれた私生活を送っているオジサンに、いちばんウケが良い。
『みんなでね』のサビのアレンジは、なぜか大瀧詠一『ナイアガラトライアングル』風になっている。
そして両A面のもう一曲『生きる』は、うわさによれば松本隆が作詞したらしい。alanの日本語の発音は、テンポの遅いバラードでも、まだ少し不明瞭なところがあるので、聞き取りづらいが、おそらく以下のような歌詞と思われる。
明らかに東日本大震災の被災者のみなさんを意識した内容になっている。
「夕映え 天と地とのすき間で いただいてみる
静まりかえる海 きれいね
心は塵(ちり)になって 何度も砕かれたけど
立ち上がる元気も あるから
新しい価値観が あの日から
私の中 目ざめてく
未来ってどこにあるの 神様は無言のまま
今日と明日をつなぐ糸を つなわたりするように
未来って死語じゃないね 私たち生きてる
喜怒哀楽そのすべてを 両手に抱いて 生きる
不幸に目かくしされ 孤独に捨てられたって
星はくつの先を 照らすよ
古い自我脱ぎすてて 顔上げて
胸もすこし はりながら
未来ってどこにあるの さがしても見つからない
私たちの心の目が 描いたり創るもの
未来って死語じゃないね 私たち生きてる
喜怒哀楽そのすべてを 両手に抱いて 生きる
未来ってどこにあるの 迷っても歩き出そう
目配せして 笑みかわして 腕くんでスキップして
未来ってどこにあるの さがしても見つからない
私たちの心の目が 描いたり創るもの
未来って死語じゃないよ 私たち生きてる
喜怒哀楽そのすべてを 両手に抱いて 生きる」
ふつうポップの歌詞には出てこないような「いただいてみる」「価値観」「死語」「自我」「喜怒哀楽」といった単語が出てくるので、さらっと聴いただけでは、何を歌っているのかピンと来ない。
スローテンポな曲だけでなく、歌詞の面でも、若年層向きではなく、明らかに中年層向けの一曲。まさか「死語」が「死後」とダブルミーニングになっているとか、そこまではないと思うけれど。
どちらにしても、菊池一仁の作る曲はつねに王道で、ウェルメイドで、上品で、美しいメロディーのポップスなだけに、最近のヒット路線ではない。おそらくこのalanの両A面のニューシングルも、ファンしか買わないだろう。
個人的には、日本人にもっと分かりやすい、女子十二楽坊的なビートの強い中華風アレンジのアップテンポなシングルを、2~3枚連続リリースして、衣装もチャイナドレスほど露骨でないにしても、きれいな刺繍のある、赤をアクセントにしたタイトなラインのワンピースとかにして、とりあえずより多くの日本人に名前を知ってもらう方がいいと思うのだが…。
まあ一人のファンが何を言っても、どうやらエイベックスのalanプロデュース陣は、意地でもalanを「日本に適応した、音楽に国境はない歌姫」路線で売りつづけるつもりらしいので、やむをえまい。