水樹奈々の自伝エッセー『深愛』を読んだ

水樹奈々著『深愛』(幻冬舎)を読んだ。今年のはじめ(2011/01/21)に発売された彼女の自伝エッセーだ。 自伝の部分を通読して分かるのは、父親にとびきり厳しく育てられた娘は、真面目で、自罰的で、自分の父親を理想の恋愛対象と考えるファザコン女性に育つという典型例だということ。 そうして育てられた娘にとって、異性は肉体もつ生身の人間というより、理念的な存在になるので、恋愛感情と身体的な関係はまったく別のものとして認識される。 したがって、彼女の最初の身体的な体験が、中学を卒業してすぐ親元を離れ、生活し始めた東京の満員電車での痴漢だったことから、身体的な接触が不愉快な感情としか結びつかなくなった 続きを読む 水樹奈々の自伝エッセー『深愛』を読んだ