上野玲氏(『うつは薬では治らない』著者)自ら「患者化」している件

上野玲氏は、ツイッターで捨てぜりふを残し、逃亡したままだ。まさに著書『うつは薬では治らない』(文春新書)で上野玲氏が批判している「患者化」を自ら実行されている。 (※なお、上野玲氏のツイッターはこちら) 本書で上野玲氏が言う「患者化」とは、自分がうつ病患者であることを言い訳にして、いろいろな責任から逃れること。 前回も書いたように、上野玲氏は僕の『うつは薬では治らない』に対する批判を、読んだ上でならまだ分かるけれども、「読みません」と堂々と宣言して逃げ出した。同業者から見れば、風上にもおけない人物だろう。 くり返しになるが、僕は上野玲氏の「患者化」の考え方に反対だ。 うつ病の患者は、逆に、いろ 続きを読む 上野玲氏(『うつは薬では治らない』著者)自ら「患者化」している件

上野玲氏(『うつは薬では治らない』の著者)からの驚くべき返信

上野玲氏『うつは薬では治らない』(文春新書)の批判を、著者ご本人にツイッター(Twitter)でリンクをお送りしたところ、下記のようなびっくりする返信(リプライ)があった。全文そのまま引用する。 ※ちなみに僕の書いた批判は次の2つだ。「上野玲『うつは薬では治らない』(文春新書)は読む価値ナシ(1)」と、その続き。 上野玲氏:「あなたが以前、アマゾンで書かれた文章を読みましたが、私は東大卒ではないので(というか、東大卒しか誇れるものがないという現実にご同情申し上げます)、何を書いているのかわかりませんでした。実際、そうした人も多数います。よって今回の批判と称する文章も読みません。ご苦労様。」 ※ 続きを読む 上野玲氏(『うつは薬では治らない』の著者)からの驚くべき返信

上野玲『うつは薬では治らない』(文春新書)の主張に疑問(2)

先日、書店で上野玲氏『うつは薬では治らない』(文春新書)を改めて立ち読みし、やはり議論に無理があると痛感した。 『うつは薬では治らない』はこの「愛と苦悩の日記」で既に批判済みだが、前回の批判は、本書が「うつは百人百様」と言いながら、「うつ」という共通概念を前提にしている矛盾を指摘した。 今回、立ち読みして引っかかったのは「患者化」批判の部分だ。 うつ病患者が職場や家族で「うつ病患者」というレッテルを貼られることに甘えてしまうと、治るうつ病も治らなくなるという上野玲氏の主張である。 この主張は、上野玲氏がジャーナリストだから言えることで、一般の会社員にはとうてい無理な話だ。 ジャーナリストは、あ 続きを読む 上野玲『うつは薬では治らない』(文春新書)の主張に疑問(2)

上野玲『うつは薬では治らない』(文春新書)の主張に疑問(1)

上野玲『うつは薬では治らない』(文春新書)は読む価値がない。 本書の内容をひとことで要約すると、以下のようになる。 「うつ病」は製薬会社が薬を売るために、神経科医と共謀してでっち上げた病気であり、実際にはひとくちに「うつ病」と言っても、百人百様で、ひとくくりにはできない。 こういう理屈で書かれた本は他にもたくさんあるが、根本的に矛盾している。 人間はいろいろな現象の中から、共通点を見つけ出して、一つの言葉で表現する。それによって、複雑な世界を「概念」で整理し、はじめて解決法を見つけることができる。 「新自由主義」「ドップラー効果」「サブプライム」「平均律」「少子化」「弁証法」などなど、世の中の 続きを読む 上野玲『うつは薬では治らない』(文春新書)の主張に疑問(1)