シャープの轍を踏む東芝の「BookPlace」

東芝が発売する電子書籍端末「BookPlace DB50」、この強い既視感はいかんともしがたい。 シャープが芥川賞作家の平野啓一郎を招いて、電子書籍端末「GALAPAGOS」を大々的に発表したのは2010/11/29のことだった。 『シャープ、作家の平野啓一郎氏を招き「GALAPAGOS」イベントを開催』(2010/11/29 PC Watch) 正確にはもう少し前に「GALAPAGOS」は発売されていたが、それを平野啓一郎という若手純文学作家をダシに、端末機器の性能だけでなく、配信されるコンテンツ面からも力を入れますよ、というシャープのアピールだったと思われる。 しかし、純粋な電子書籍端末と 続きを読む シャープの轍を踏む東芝の「BookPlace」

GALAPAGOSの失敗、シャープがようやく認める

この「愛と苦悩の日記」に「シャープの電子書籍端末『ガラパゴス』は完全にバカげている」というエッセーを書いたのは、2010/09/28だ。 そのシャープがようやく、失敗を認めたらしい。 「電子書籍端末GALAPAGOSがAndroid 2.3端末に変身!」(2011/07/14 15:19 ASCII.jp) 以下、僕の単なる想像だが、シャープ社内の液晶デバイス開発陣は、液晶テレビ「AQUOS」や亀山の世界ブランド化の成功体験で、社内の政治力学において、営業部門より不当に強い発言力を持ってしまったに違いない。 ところが、液晶テレビがコモディティー化することで値崩れが進み、利益が出なくなった。 そ 続きを読む GALAPAGOSの失敗、シャープがようやく認める

電子書籍端末って、一体だれが、どこで使うの?

しつこいようだが、シャープのGALAPAGOSを始めとする電子書籍端末が、どうしたって日本では売れそうにないという話を、こりずに書いてみる。 今朝、通勤電車で何気なく上を見上げると、auの「biblio leaf」という3G/WiFi通信機能付きの電子ペーパー型電子書籍端末の広告があった。 これなら面倒なWiFi設定なしに、書籍コンテンツをダウンロードできるが、見た目はAmazonのKindle(キンドル)やソニーのリーダー(Reader)のような、モノクロの電子ペーパー端末である。 なるほどこれで、日本国内には「差別化」された電子書籍端末がそろっているというわけだ。 電子ペーパー型で通信機能 続きを読む 電子書籍端末って、一体だれが、どこで使うの?

著作権保護つき電子書籍の普及は、弱者から本を奪う

電子書籍について、Apple社がソニーのiOS用Readerアプリを、App Storeに登録すすることを拒否したらしい。 I heard that Apple rejected the registration of Sony’s Reader to App Store. 「アップルが iPhone版 ソニー Reader アプリを却下、独自ストアを締め出し?」(『エンガジェット・ジャパン』2011/02/01 07:45) “Apple rejects Sony Reader app, really doesn’t want you buying con 続きを読む 著作権保護つき電子書籍の普及は、弱者から本を奪う

SHARP、GALAPAGOS(ガラパゴス)の哀れをもよおすテレビCM

最近やたらとシャープの電子書籍端末「GALAPAGOS(ガラパゴス)」のテレビCMを見かける。CMを見るたびに、ますます何を売りにしたいのか分からなくなる。 ここで言っている「GALAPAGOS」は3G通信非対応、つまり携帯電話として使えない、純粋な電子書籍端末の「GALAPAGOS」のことだ。 テレビCMを見ていると、寝ているあいだに枕元に置いておけば、GALAPAGOS(ガラパゴス)に自動的に新聞や雑誌が配信される、かのように見える。 ホテルの窓際や、ダイニングの食卓に置いておけば、勝手に新聞や雑誌や書籍が入ってくる、かのように見える。 このCMを見て、これはカンタン便利だと勘違いしてしま 続きを読む SHARP、GALAPAGOS(ガラパゴス)の哀れをもよおすテレビCM