日本人が絶対に欧米人になれない実証例

今回は、トンデモ記事ではない日経ビジネスオンラインの記事について。ただし、お決まりの、アングロサクソン万歳!パターンのコラム。 『日本人を外国人はどう見ているか? 礼儀正しいだけでは何も伝わらない』河合江理子(日経ビジネスオンライン2011/01/11) このコラムで言っている「外国人」とは、当然のごとく欧米人を指している。 そもそも、そういう偏った価値観をどうにかした方がいいと思うのだが、この種の「アングロサクソン万歳!」の書き手にそんなことを言っても始まらないので、とりあえず置いておく。 欧米人から見て日本人会社員が、このコラムに書かれてあるように見えるのは、おそらくその通りなので細かく取 続きを読む 日本人が絶対に欧米人になれない実証例

香山リカ著『雅子さまと「新型うつ」』を読んだ

香山リカ著『雅子さまと「新型うつ」』(朝日新書)を読んだ。香山リカの他の一般向け書物同様、精神医学の現場の実態を反映させながらも、とても読みやすい本になっている。 雅子さまに対する「適応障害」という診断や治療経過について、香山リカはいくつか重要な指摘をしている。 たとえば、宮内庁の対外的なコミュニケーションの問題。宮内庁は雅子さまの病状や治療経過について、ことあるごとに皇室という特殊な環境の重圧によるストレスに言及している。 このことがいくつか深刻な誤解を生んでいると、香山リカは指摘する。 一つは、「同じような環境で、秋篠宮紀子さまは病気にならないんだから、やっぱり雅子さまの忍耐が足りないんじ 続きを読む 香山リカ著『雅子さまと「新型うつ」』を読んだ

時津風部屋の集団殺人と「聖域」について

時津風部屋で集団殺人が起こったのは、角界が「国技」として聖域化されていることが根っこにある。学校現場のいじめに警察が動因されないのと同じ構造だ。聖域ゆえに、一般社会から隔離され、当たり前のことが通じなくなっている。 時津風親方は集団暴行の後、救急車も呼ばず、警察の事情聴取で弟子たちと口裏合わせをし、火葬を急いで証拠隠滅までしようとした。朝青龍の病状診断や処分についての不透明さも同じ。 そして先日、集団恐喝の末、高校生が自殺したが、当初、校長がいじめを隠蔽しようとしたように、いじめがあるたびに学校側がまず隠蔽に走るのも同じ構造。 同じく聖域である皇室と比べても、角界や学校の閉鎖性はひどい。雅子さ 続きを読む 時津風部屋の集団殺人と「聖域」について