パチンコ屋を閉めろという石原都知事のポピュリズム

東京電力管内にある飲料自販機をすべて止めても、真夏の電力需要ピークの0.5%程度の節電効果しかないことは、昨日ここに書いたとおりだ。 「自販機を止めろという石原都知事のポピュリズム」(2011/04/14) では、石原都知事がもう一つやり玉にあげているパチンコ店についても、試算をしてみようと思ったら、もうやっている人がいた。 「パチンコ店の消費電力量を調べてみた ~パチンコ店閉鎖で、50万世帯分の電力が浮く?」(ブログ「不楽是如何」2011/03/22) ただ、あえて申し上げると、このブログ記事の分析は不十分だ。夏の電力需要ピークに対して、どれくらいの節電効果があるかまでを計算していないためだ 続きを読む パチンコ屋を閉めろという石原都知事のポピュリズム

『全国こども電話相談室・リアル』を初めて聞いた

今朝いつもより起床時間が遅かったので、偶然TBSラジオの『全国こども電話相談室』を聞いたのだが、愕然とした。 『全国こども電話相談室』と言えば、「お姉さん」が司会で、各界の著名人が「先生」として登場し、子供たちからの微笑ましい疑問に苦笑しながら答えるといった、日曜日の朝にふさわしい、ほのぼのした番組、という印象しかなかった。 周知のことかもしれないが、いまは『全国こども電話相談室・リアル』という題名になり、子供たちからのいじめや家庭の事情など、極めて深刻な悩みの相談にのる内容に変わっていたのだ。 いやぁ、正直いって、かなりショックだった。 こういう番組はドリアン助川が司会者をやっていた『正義の 続きを読む 『全国こども電話相談室・リアル』を初めて聞いた

児童ポルノ規制に興奮する首長の皆さん

石原都知事も、大阪の橋下知事も、児童ポルノに嫌悪感を抱くのは分かるのだが、その個人的な感情と、条例で規制してよいかどうかは全く別問題だということを、どうしてもっと冷静に考えられないのだろうか。 『児童ポルノ、水着写真も規制…大阪府条例改正へ』(読売オンライン 2010/11/26 17:36) 大阪府青少年問題協議会という団体が橋本知事に提出した答申は、児童ポルノ全般に関して「表現の自由の保証外」と指摘し、「水着姿の子供が過激なポーズを取るなどした写真や映像を新たに『性的虐待の記録』と定義し、製造・販売や所持しないよう努力義務として条例で規定する」よう求めているとのこと。 そして橋下知事は、「 続きを読む 児童ポルノ規制に興奮する首長の皆さん

中国嫌いの石原都知事、やっと上野にパンダを呼ぶらしい

中国嫌いで有名な石原都知事。地元東京・上野市民の2万人の署名でようやく意見を変え、上野動物園に中国からパンダを借りることに決めたようだ。 パンダが死んだときは、上野動物園にパンダなんていなくても大丈夫だと強気だった石原都知事。本音は、中国に年間1億円弱の「レンタル料」を支払いたくないという思いだったに違いない。 でも、日本経済は、東京・上野という地域経済も含めて、もはや中国なしでは立ち行かなくなっている。中国嫌いの石原都知事も、「背に腹は代えられぬ」といったところだろう。 石原都知事や、上野近辺で街宣車を走らせている中国嫌いの右翼の皆さんも、内心では相当くやしがっているんだろうなぁ。

「伝統」は分離不可能ゆえに「伝統」として機能する

朝青龍の引退にかんする記事について、「相撲協会の上層部が無能を取り繕おうと持ち出す伝統と、内館氏のいう品格や伝統は別のものだ」とのご意見を頂いた。 このご意見はそのとおりである。(そんなこと、言われなくても分かっている) 僕が言いたかったのは、当事者である日本相撲協会が、閉鎖的な角界内部のごたごたを取りつくろうための「伝統」と、内館牧子氏のいう「伝統」を、自覚的に使い分けているだろうか、ということだ。 そもそも「伝統」という言葉には、自己同一性と不変性が含意されている。 例えば、毎回ころころ変わるようなものに対して、ふつう「伝統」という言葉は使わない。 仮に日本相撲協会が、「伝統」には二種類あ 続きを読む 「伝統」は分離不可能ゆえに「伝統」として機能する