日銀こそデフレの犯人:高橋洋一『日本経済のウソ』(ちくま新書)

高橋洋一『日本経済のウソ』(ちくま新書)を読んだ。 本書の中心となる主張は、「今の日本のデフレは日銀が確信犯的に引き起こしたものだが、日銀は国民を煙に巻いている」というものだ。 その直接の原因は、1997年の日本銀行法改正にあると、高橋洋一氏は論じている。 中央銀行の「独立性」についての世界の常識は、中央銀行は「手段の独立性」しか持たず、「目標の独立性」まで持たないというものだ。 しかし、橋本内閣時代の1997年の日本銀行法改正により、日本銀行は「目標の独立性」と「手段の独立性」の両方を持ち、著者いわく、民主主義国ではありえないほどの独立性を持ってしまった。 そのため、本来ならインフレ目標など 続きを読む 日銀こそデフレの犯人:高橋洋一『日本経済のウソ』(ちくま新書)