勝間和代『つながる力』のウソ(3):ハッシュタグの日本的解釈

勝間和代と広瀬香美のツイッター解説書『つながる力』のウソと言うより、取りこぼしている重要な論点の3つめが、ハッシュタグである。 『つながる力』での勝間和代の主張に反し、ツイッターはユーザ数が増えれば増えるほど、趣味や意見を同じくする人々の「小宇宙」に細分化され、つながりが分断されていく。 それは、ひとりの人間がフォローできるユーザ数には限界があるからだ。要は、勝間和代は自由業だから自分の時間を好きに使え、フォローするユーザ数を増やせるのかもしれないが、会社員(特に男性)や主婦はそれほどヒマ人ではない。 ただし、ツイッターがこのように壁を作りやすいメディアである点を、暴力的にブチ破る方法がある。 続きを読む 勝間和代『つながる力』のウソ(3):ハッシュタグの日本的解釈

勝間和代『つながる力』のウソ(2):ツイッターのリアルタイム性は単なる錯覚

勝間和代と広瀬香美のツイッター解説書『つながる力』のウソの2点目は、ツイッターのリアルタイム性が、単なる錯覚であるということ。 これは簡単な理屈なので、短く済ませる。 ツイッター上で自分がフォローするユーザ数をどんどん増やしていけば、自分自身のタイムラインの流れる速度も、比例して上がっていく。 すると、あたかもツイッターという仕組みそのものが、世界で起こっている事象をリアルタイムに伝えているかのような錯覚に陥る。 これを検証するのも簡単だ。自分がフォローするユーザ数を、たとえば1人だけに減らしてみればよい。 そうすれば、自分がつぶやかない限り、タイムラインはほとんど流れなくなり、とてもリアルタ 続きを読む 勝間和代『つながる力』のウソ(2):ツイッターのリアルタイム性は単なる錯覚

勝間和代『つながる力』のウソ(1):ツイッターは「壁を作る」

勝間和代と広瀬香美のツイッター解説書『つながる力』は、やっぱりウソだった。実際に1か月近くツイッター(Twitter)を使って、3つのことに気づいた。 ●ツイッターは「壁を作る」メディアである。 ●ツイッターのリアルタイム性は単なる錯覚である。 ●ハッシュタグ問題。 まず、ツイッターは「壁を作る」メディアである点から。 勝間和代は上述の書名のとおり、ツイッターは人と人をゆるく「つなげる力」があると書いているが、これはウソだ。それには二つの要因がある。 一つは「言葉の壁」である。 当然のことだが、日本語しかできない人は、日本語でつぶやく人どうしでしかつながれない。ツイッターが世界をつなぐというの 続きを読む 勝間和代『つながる力』のウソ(1):ツイッターは「壁を作る」

勝間和代・広瀬香美『つながる力 ツイッターは「つながり」の何を変えるの?』の名誉白人感覚

勝間和代・広瀬香美『つながる力~ツイッターは「つながり」の何を変えるの?』の古書をアマゾンで購入して、1時間弱で完読した。 梅田望夫の『ウェブ進化論』と同じように、ここで数回に分けて内容を徹底批判しようと思ったが、それに価することは書かれておらず、単にお金のムダだった。 なぜ他のウェブ上のサービスではなくツイッターなのかについては、結局、何も書かれていなかった。 ツイッターというサービス自体も、ツイッターの利用者も、今のところ単に先行者利益を享受しているだけのこと。ツイッターも早晩、陳腐化する。 例えば、冒頭部分で勝間和代が挙げているツイッターの3つの特徴、「手軽さ」「リアルタイム性」「つなが 続きを読む 勝間和代・広瀬香美『つながる力 ツイッターは「つながり」の何を変えるの?』の名誉白人感覚