愛と苦悩のコロナ闘病記 その8 純然たる幸運

結局、今回新型コロナウイルスに感染して、最後まで倦怠感、頭痛、38度台の熱以外に目立った症状は出なかった。 咳と痰はふつうに風邪をひいたときより少なかった。筋肉痛はまったくなく、寒気や震えもなし、息切れなし、嗅覚・味覚障害なし。吐き気、下痢、目の充血などもなし。 いまだにじつはPCR検査は偽陽性で、別の病気ではなかったのかと思うほどだ(新型コロナはPCR検査の感度が7割ほど、特異度は99パーセント以上で、偽陰性による感染者の見落としはあっても偽陽性は出にくいらしい)。 もっとも倦怠感はまだ残っており、これから意外なところで後遺症が出てくるかもしれないけれど。 そういう意味で典型的な新型コロナの 続きを読む 愛と苦悩のコロナ闘病記 その8 純然たる幸運

愛と苦悩のコロナ闘病記 その7 健康観察クラウド

健康観察クラウド「LAVITA」 朝、夕の体温、血中酸素飽和度、脈拍数の報告は、スマホやコンピュータが苦手な人は10:00~11:00に看護師から電話があったとき口頭で伝える。 スマホやコンピュータが使える人は日本光電社製のクラウドシステム「LAVITA」から入力する。 最初の封筒にあったLAVITAのマニュアルに、お手持ちのスマートフォンから入力できますとあったため、筆者も最初の1回はスマホから入力した。 マニュアルのQRコードをスキャンしてサイトを開き、QRコードの下に一部手書きされた自分専用のログイン用IDとパスワードでログインする。二要素認証ではない。 ログイン用ID、パスワードとも、 続きを読む 愛と苦悩のコロナ闘病記 その7 健康観察クラウド

愛と苦悩のコロナ闘病記 その6 療養施設のしくみ

宿泊療養施設のしくみ ホテル内で感染者がスタッフや常駐の看護師さんと顔を合わせる場面はいっさい無い。すべては館内放送と電話によるコミュニケーションになる。 筆者の施設の場合、感染者用のエレベータが止まる階数は8階から12階に限られていた。感染者が複数のグループに分けられ、別グループは別エレベータだったのかもしれない。 スタッフや看護師さんは下層階で仕事をされていたのではないか。 宿泊中、感染者のほうからスタッフや看護師さんに連絡することは、体調に異変がある場合以外にはない。そもそも宿泊療養は体調が安定していることが入所の条件だ。 一日のスケジュールは以下のとおり。 7:00 朝の計測:体温、血 続きを読む 愛と苦悩のコロナ闘病記 その6 療養施設のしくみ

愛と苦悩のコロナ闘病記 その5 入所先決定

5日目:入所先決定、即、入所 入所先の連絡 翌朝、発症日を0日目とした5日目、1月16日午前10時に保健所から電話があった。3回目はまた別の保健師さんで、別の電話番号からだ。 宿泊療養の入所先ホテルが決まり、午後から入所して下さいと。 ことの順調さに驚いた。PCR検査からここまで、日単位の遅れがまったくない。1人目の保健師さんの約束どおり、1月14日の明後日、1月16日に入所先が決まった。 これだけ順調だったのは、都と区の調整機能がまだ完全に破綻する前だったからかもしれない。 入所先は自宅から比較的近く、この点にもほっとした。迎えの車は14時50分に自宅の最寄りの場所につけてくれるとのこと。保 続きを読む 愛と苦悩のコロナ闘病記 その5 入所先決定

愛と苦悩のコロナ闘病記 その4 宿泊療養の誤解

4日目:宿泊療養についての誤解 薬は処方どおりに 保健所とのやりとりの他は何も書いていないが、基本的に一日中布団の中で38度台の熱と体のだるさ、いつ来るかわからない新型コロナの症状に対する不安にふるえていた。 いちばんイヤだったのが不安感だった。「恐怖」は相手がはっきりしているけれど、「不安」はどんな相手がやって来るかわからないこと自体の「不安」で、つかみどころがない。 筆者の体温は新型コロナの症状としてはそれほど高くないが、風呂に入ると悪化するかもしれないので、全身汗だくでひたすら発熱に耐えていた。 自室から出るのはトイレだけ。トイレ以外で自室のドアを開けるのは妻が差し入れる食事を受け取ると 続きを読む 愛と苦悩のコロナ闘病記 その4 宿泊療養の誤解