午堂登紀雄氏の『金持ちになれる人は、サービス残業でチャンスを掴む』はなぜ不適切な議論なのか

これだけブラック企業が批判されている中で、「サービス残業は社会悪だという見方は一面的で、サービス残業を利用してチャンスをつかむという考え方もある」と論じている人物がいる。 『金持ちになれる人は、サービス残業でチャンスを掴む』 (All About Japan, 午堂登紀雄氏 2014/08/19のコラム) この記事についてBLOGOSで反論を受けて、午堂氏はさらに3回にわたって反論を続けている。 『金持ちになるための戦略としての「サビ残」論』 『金持ち体質と「サビ残」の関係、徹底的に考えてみた』 『「サビ残」を活用してハッピーにつなげる金持ちの法則』 午堂氏の論旨は、意図的にサービス残業をする 続きを読む 午堂登紀雄氏の『金持ちになれる人は、サービス残業でチャンスを掴む』はなぜ不適切な議論なのか

iPhone 6行列騒動の責任はもちろんアップル社にあり

各国のアップルストアにiPhone 6を求める長蛇の列ができ、転売目的とおぼしき中国人のために警察も巻き込んだ騒動になったようだ。 ただ、数量限定の商品をオンラインでなく実体店舗で発売するとき、顧客に行列をさせなくてすむ方法は、身分証明書とひも付けた整理券を配布するなど実績のある方法は複数ある。 それでも混乱が防げそうにない場合は、通信予約販売やオンライン予約販売限定にすればいいだけの話だ。 アップル社がこれらの方法を知らないはずがない。 にもかかわらずアップル社が顧客に長蛇の列を強いる販売方法をやめないのは、明らかに広告宣伝費をかけずにマスコミに報道させる話題づくりのためだ。 自社のコスト低 続きを読む iPhone 6行列騒動の責任はもちろんアップル社にあり

小室淑恵「山積する社会問題をタダで解決する、たったひとつの方法」は素朴な啓蒙主義者の楽観に過ぎない件

こちらの日刊読むラジオの記事、小室淑恵「山積する社会問題をタダで解決する、たったひとつの方法」を、海部美知氏が「禿同」とリツイートしていたので読んでみた。 ひとことで言うと、考えが足りない。 日本社会が少子化、うつ病、ダイバーシティ(多様性)、介護問題、財政難などの山積する問題をタダで解決する、たったひとつの方法が「長時間労働をやめる」こと、というのが小室氏の結論だ。 小室氏の誤りは、まず論理階層の誤りだ。 長時間労働は、少子化、うつ病、ダイバーシティ等の問題の原因ではなく、それらの問題と同じ、単なる一つの問題にすぎない。 これらの問題のうち、長時間労働「だけ」をやめることはできない。これらの 続きを読む 小室淑恵「山積する社会問題をタダで解決する、たったひとつの方法」は素朴な啓蒙主義者の楽観に過ぎない件

少しヘンな同僚がアスペルガー症候群だと分からない日本人会社員たち

あなたの職場にも一定の割合でアスペルガー症候群の人がいるはずなのだが、僕が思うに、この症候群の存在さえ知らないサラリーマンが多すぎるので、困ってしまう。 自閉症スペクトラムのうち、アスペルガー症候群の人たちは知能レベルには問題なく、コミュニケーションに問題がある。 なので、特に日本企業のように「あうんの呼吸」を求める職場環境の場合、アスペルガー症候群の人たちは能力のない人材であるとか、今までの職場で甘やかされてきた人材だという、間違った評価をされてしまう。 僕が在籍した職場にも、今の職場にも、明らかにアスペルガー症候群の人がいたことがある。 上司や同僚の出した指示とズレた結果を出したり、緊迫し 続きを読む 少しヘンな同僚がアスペルガー症候群だと分からない日本人会社員たち