埋没費用をわかっていない人間は意思決定すべきでない

埋没費用(または埋没原価)を正しく理解していない人間は、本来、会社組織で意思決定する立場になってはいけない。 しかし、ほとんどの日本企業の、ほとんどの会社員は、たぶん埋没費用を正しく理解していない。「もったいない」という「精神論」だけで、誤った意思決定をすることが多い。 まずウィキペディアでお勉強。映画を見に行った例で、わかりやすく説明されている。 埋没費用(ウィキペディア) ある時点で意思決定するにあたり、複数の選択肢のうち、どれを選んでも取り戻せない費用が埋没費用である。 しかし、ほとんどの会社員はこれを理解せず、「精神論」で意思決定してしまう。 例えばこんな具合に。 「今までこれだけ費用 続きを読む 埋没費用をわかっていない人間は意思決定すべきでない

復興庁参事官の「暴言」を非難してスッキリする国民の愚かさ

復興庁の参事官がツイッターで暴言を書き込んでいた問題。この参事官を処分して問題が解決したと思うなら、国民は彼が言ったとおり知性が欠如している。 根本的な問題は、復興庁に他省庁に対する指示命令権が与えられていないことだ。 そして、この復興庁という制度を作った官僚たちは、わざと、そうしている。 大震災からの復興のためであっても、既存の省庁は既得権益を手放したくない。だが当時の民主党政府は国民から何らかの対応をせまられている。 そこで既存省庁は、なんの権限もなく、単に被災地住民と既存省庁の調整役、メッセンジャー・ボーイとして「復興庁」という体裁だけを整えた。 各省庁が自分の組織の本物のエリートを、そ 続きを読む 復興庁参事官の「暴言」を非難してスッキリする国民の愚かさ

気が狂っているのは、きっと僕の方なのだろう

20年近くサラリーマンをやっていても、まだ慣れないことがある。 傲慢な考え方で反感を買うのを承知のうえで書かせて頂ければ、「本気でそんなに頭が悪いんですか?冗談ですよね」と心の中でつぶやきたくなるような言動が、会社組織の中ではたくさん見られる。 「えっ?本当ですか?それって本気で言ってるんですか?明らかにおかしいですよね」と言いたくなるようなことが、平然と、しかも何度も飽きずにくり返される。 もちろん今ではもう、一般的な会社員の知的水準が、僕の大学時代の同窓生と比べて絶望的に低いという「事実」については、あきらめている。 ただ、いくらあきらめていても、過去に勤めてきた複数の日本企業で、同じよう 続きを読む 気が狂っているのは、きっと僕の方なのだろう