絶望しつつ、否応なくやってくる明日をただやり過ごすこと
村上春樹『1Q84』を読み終えたあと、ツイッターで「この一応のハッピーエンドが与えようとしている希望のようなものに比べ、40歳を過ぎた僕の抱えている絶望が深すぎる」とツイートした。 すると、あるフォロワーさんから、何故そこまで絶望しているのですか、という質問があった。とても140文字では書けないので、ここで回答してみる。 そもそも、希望に満ちて生きることに比べると、絶望することはずっと簡単だし、絶望するのにそれほど大きな理由はいらない。絶望というのは、人が思うよりずっと身近なものだ。 希望に満ちた生活を送りつづけるには、忍耐強く地道な努力と、それに耐えうる才能と体力が必要だ。 それに比べると、 続きを読む 絶望しつつ、否応なくやってくる明日をただやり過ごすこと