ツイッターの終わりの始まり

ツイッターがなんと、国別に別々の基準でつぶやきの検閲ができる機能を実装したことが話題になっている。というか、大ブーイングをくらっている。 きっかけはツイッターの公式ブログの記事「Tweets still must flow」(2012/01/26 twitter blog) 以下、試訳してみた。1年前の記事に書かれていたツイッター社のビジョンに比べると、明らかに個人の言論の自由の尊重という面で後退している。 ツイッターが国別のコンテンツ規制に踏み切ったことで、一つ言えるのは、YouTubeに対するDaily Motionのように、よりリバタリアニズム的な同種のサイトが成長する絶好の機会になるだ 続きを読む ツイッターの終わりの始まり

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客観性を標榜する池田信夫は責任論に口を挟むな

福島第一原発事故による被ばく量を、喫煙や生活習慣病などの他のガンの原因と比べるのは、「客観的な科学者」の常套句だ。 でも疫学的な確率論を持ち出すのは、「どうせガンで死ぬんだから福島事故の被ばくなんて無視できる」と言っているのと同じ。 日本では、福島第一原発事故による被ばくより、自殺で死ぬ確率のほうが高いので、「どうせ自殺するんだから福島事故の被ばくなんて無視できる」と言っても、同じことになる。 以下、同じ例はいくらでもあげられる。 「どうせ交通事故で死ぬんだから福島事故の被ばくなんて無視できる」 「どうせ通り魔事件で死ぬんだから福島事故の被ばくなんて無視できる」 「どうせ正月に餅を喉につまらせ 続きを読む 客観性を標榜する池田信夫は責任論に口を挟むな

シャープの轍を踏む東芝の「BookPlace」

東芝が発売する電子書籍端末「BookPlace DB50」、この強い既視感はいかんともしがたい。 シャープが芥川賞作家の平野啓一郎を招いて、電子書籍端末「GALAPAGOS」を大々的に発表したのは2010/11/29のことだった。 『シャープ、作家の平野啓一郎氏を招き「GALAPAGOS」イベントを開催』(2010/11/29 PC Watch) 正確にはもう少し前に「GALAPAGOS」は発売されていたが、それを平野啓一郎という若手純文学作家をダシに、端末機器の性能だけでなく、配信されるコンテンツ面からも力を入れますよ、というシャープのアピールだったと思われる。 しかし、純粋な電子書籍端末と 続きを読む シャープの轍を踏む東芝の「BookPlace」

池田信夫が無視する「科学的合理性」と「政治的合理性」の違い

昨日(2012/01/19)のニコニコ生放送の『ニコ生アゴラ「放射能はそんなに危険?原発のリスクを考える」池田信夫×澤昭裕×高田純×松田裕之』を見て、池田信夫の限界が分かったので書いてみる。 この番組の主旨は、福島のほとんどの地区の現状の放射線レベルは、健康に影響がないというものだ。池田信夫は一貫してブログやツイッターで、そのように主張しているが、なぜ多くの日本人にその認識が広まらないのか、考えてみた。 その結果、池田信夫の議論の限界が分かった気がした。 それは、合理性には、「科学的合理性」の水準と、「政治的合理性」の水準がありが、池田信夫は一貫して「科学的合理性」の範囲内でしか語っていないこ 続きを読む 池田信夫が無視する「科学的合理性」と「政治的合理性」の違い

低レベルすぎたフジテレビ『なかよしテレビ』の日中韓比較

フジテレビの『なかよしテレビ』をたまたま見たが、ひどい番組だった。視聴者の一般的な「中国観」におもねるのもいい加減にしろ、という感じだ。 周来友のような大声でまくし立てる、日本人の思う「典型的中国人」を出演させ、中国の世界最大の橋の話が出てくれば、品質は大丈夫なのかという、中国製品=粗悪品というお決まりのツッコミが入る。 唯一評価できるとすれば、中国人の夫婦は、共働きが当たり前、夫が家事をするのも当たり前という事実の紹介だ。 しかし、番組に登場した韓国人夫婦にも同じことが言えるが、明らかに「勝ち組上流階級」の家庭だけを取り上げるのはどうかと思う。バランスをとる意味でも、本当の一般家庭も取り上げ 続きを読む 低レベルすぎたフジテレビ『なかよしテレビ』の日中韓比較