二者択一を迫られる被災者を尻目に神学論争を続ける人々

ドイツのテレビ局ZDFの『Frontal 21』という番組の『福島原発事故、その後…』について、福島中央テレビによる申し立ててYouTubeから削除された件も含め、いまネットでいろいろと話題になっているようだ。 僕自身もツイッターで、低線量内部被ばくについて、ある方と少し議論になった。 その方は「ECRR(欧州放射線リスク委員会)はトンデモ団体で、彼らが低線量内部被ばくについて論じていることは全くあてにならない」というご意見だった。 僕は東大アイソトープ総合センター長の児玉龍彦氏の意見を今のところ信用しているので、「ICRP(国際放射線防護委員会)の設定したしきい値には、最先端のゲノム科学が全 続きを読む 二者択一を迫られる被災者を尻目に神学論争を続ける人々

ドイツZDFの『福島原発事故、その後』日本語字幕文字起し

ドイツのテレビ局ZDFの『Frontal 21』という番組で、福島第一原発事故のその後がレポートされた。 YouTubeにアップロードされていた動画は、福島第一原発の水素爆発の場面を無断で使われたという理由で、日本テレビ系列の福島中央テレビによる申し立てて削除されている。したがって、ここには日本語字幕だけ文字起ししておく。 もとにした動画はtwitvidにアップされているこちら。 なお、この日本語字幕を作成したのは、こちらのブログCANARD PLUSの筆者の方のようだが、字幕を作成しました、という報告のエントリーは削除されており、Googleのキャッシュにしか残っていない。 また、僕のブログ 続きを読む ドイツZDFの『福島原発事故、その後』日本語字幕文字起し

森達也監督『A2』:人工物としての「信仰の自由」

森達也監督のオウム真理教についてのドキュメンタリー映画『A2』(2001年公開)を、ニコニコ生放送のタイムシフトで観た。上祐史浩が出所した1999年前後のころの、各拠点の信者たちを、主に信者の側から撮影したものだ。 この映画では、信者たちの日常生活が意外なほど淡々としていること。むしろ彼らに対する警察、右翼団体、追放運動をする地域住民の行動の異様さを、たくみにあぶり出している。 もちろん監督の森達也氏は、教団が組織的に起こした凶悪犯罪をゆるしているわけでは決してない。 逆に森氏はこの映画の最後で、被害者からの賠償請求に応じるなど、教団が態度を軟化させているのは、逆に過去に対する欺瞞ではないかと 続きを読む 森達也監督『A2』:人工物としての「信仰の自由」

肥田舜太郎・鎌仲ひとみ著『内部被曝の脅威』(ちくま新書)

肥田舜太郎・鎌仲ひとみ著『内部被曝の脅威』(ちくま新書)を読んだ。 本書は2005/06/10、東日本大震災の前に出版され、人類の原子力利用の歴史において、とくに第二次大戦後、内部被ばくによる健康被害が軽視され、ときには意図的に隠蔽されてきた事実を告発している。 著者のうち、肥田舜太郎氏は自ら広島で被曝した医師で、戦後一貫して原爆症患者の治療にたずさわってきた。鎌仲ひとみ氏はジャーナリストだ。 内部被ばくがもたらす健康被害の実例として、湾岸戦争で米国によって大量に使用された「劣化ウラン弾」によるイランの子供たちの健康被害(各種のガンや先天性異常)、肥田氏自らいまも体験している広島・長崎の原爆後 続きを読む 肥田舜太郎・鎌仲ひとみ著『内部被曝の脅威』(ちくま新書)

iOSがAndroidより信頼性が高いと言われる本当の理由

Linuxが日本のIT業界で話題になり始めた頃、マイクロソフトが大嫌いなITの専門家たちは、Windows Serverの対抗馬として、手を変え品を変えLinuxをほめそやしたものだった。 その一つに、Linuxはソースコード(プログラムそのもの)が公開されているので、Windows Serverよりもウィルスなどの不正なプログラムが混入されにくい。したがってWindows Serverよりもウィルスの攻撃に強い、というものがあった。 もともとLinuxは、世界中のITの専門家(IT業界のことをよくご存じない方のためにあえて「ハッカー」や「ギーク」などの単語は使わない)が無償で機能改善に協力し 続きを読む iOSがAndroidより信頼性が高いと言われる本当の理由

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