「古い」フェミニストとセックスワーカー

一昨日、ニコニコ生放送で興味深い番組を放送していた。 『ニコ生ノンフィクション論「風俗街が消えた!?」』~沖縄で一つの街が「消えた」/浄化運動という名の暴力とは?―藤井誠二、要友紀子、松沢呉一 先日、この「愛と苦悩の日記」で、『藤波心さんを理想化するトホホな大人たち』(2011/06/19)という記事を書いた。 その中で、もしもアグネス・チャンが「脱原発のジャンヌ・ダルク」藤波心さんと、アグネスは児童ポルノすれすれのDVDに出演している藤波心さんと、脱原発で共闘できるだろうか、という思考実験をしたばかりで、タイミングがよかった。 ここ数年、フェミニズムのことを全く考えずに生活していたが、最近の 続きを読む 「古い」フェミニストとセックスワーカー

脱原発論者はエアコンで涼んではいけないのか?

まだ、脱原発か、節電か、二つに一つだ、と勘違いしている人がいるようなので、改めて書いておく。 (1)節電が必要なのはピーク時間帯だけ まず、節電が必要なのは、電力需要のピーク時間帯、夏の場合は午後1時から、やや広めにとっても午後4時までだ。 この時間帯だけ、電力会社の最大供給能力に達しないように節電すればよい。これ以外の、夜から翌朝までの時間帯は、体調をくずしてまで節電する必要性は全くない。 また、家庭における電力消費は、空調、照明器具、冷蔵庫、テレビの順だ。 体調をくずさないよう節電するには、空調の温度を1度上げること、照明をできるだけ使わないこと(たとえば天井照明を消して卓上ライトだけにす 続きを読む 脱原発論者はエアコンで涼んではいけないのか?

藤波心さんを理想化するトホホな大人たち

昨晩、Twitter(ツイッター)で僕がつぶやいた、藤波心さんについてのツイートが原因で、彼女の支持者たちと面倒なやりとりに巻きこまれた。 そのなかで藤波心さんの支持者たちが、意外にもひどくナイーブで、おめでたい人たちであることがわかった。それを検証するために、次のような問いを立てて、以下、論じてみたい。 問い:「藤波心さんとアグネス・チャンは脱原発で共闘できるか?」 まずTwitter上での藤波心さんと僕のやりとりの経緯をまとめておく。 最初に僕はJ-WAVEに出演した彼女の潔い話っぷりに心を打たれ、以下のようにつぶやいた。藤波心さんあてに@をつけてつぶやいたわけではない。 「反原発運動のジ 続きを読む 藤波心さんを理想化するトホホな大人たち

「クラウド」に踊らされる人々

う~ん。最近のIT業界の「クラウド」というバズワードはどうにかならないものか。はっきり言って「クラウド」なんて、革新的でも何でもない技術で、ITのことを分かっていない人間ほど騒いでいるだけにしか見えない。 まず「クラウド」の先祖はASP(Application Service Provider)だ。 今まで各企業が自前で、社内ネットワークにグループウェアなどのアプリケーション・サーバを構築していたものを、システム構築業者がデータセンタに構築したアプリケーション・サーバを契約して使うというもの。 それによって、今までオフィス内でしか使えなかったアプリケーションが、出張先などの社外からでも使えるよ 続きを読む 「クラウド」に踊らされる人々

原発は事故を起こさなくても被ばく者を生み出しつづける

先日の記事でもふれたが、堀江邦夫『原発労働記』(講談社文庫)を読んだ。 原発の下請け・孫請け労働者については、大学時代に左寄りだった先輩などから聞いたことはあったが、実は当時、清潔な中央制御室のイスにすわっている電力会社の社員しかイメージできていなかった。 なので、今回、本書を読むまで、原子炉の近くで働くのだから、一般人より被ばく量が多いのは仕方ないだろう、くらいの認識しかなかった。 本書を読んで、まずいちばん驚いたのは、原子力発電所内の設備が、保守点検の効率性をまったく考えずに設計・建設されていることだった。 とくに敦賀原発の部分では、定期保守に必要な電源が常設されておらず、定期保守のたびに 続きを読む 原発は事故を起こさなくても被ばく者を生み出しつづける