AKB48利権の幻想装置と若年層の相互寄生
またAKB48が「総選挙」をやっていて、一人で5,000枚もシングルを買い込んだファンがいるとか、投票権がYahoo!オークションで転売されているということも目にする。 このAKB総選挙のポイントは、「権利は金で買うものだ」という秋元康からの言外のメッセージだろう。「金さえあれば権利も買える」と言い換えてもいい。 金さえ出せば票が買える、という意味では、秋元康による現代金権政治への強烈な皮肉かもしれない(もちろんこれ自体、皮肉である)。 つまり、公職選挙法で禁止されている買収すれすれの行為が、日本社会にはまだ残っている。その「票を金で買う」という行為を、アイドルのメンバー選抜選挙というかたちで 続きを読む AKB48利権の幻想装置と若年層の相互寄生