音楽が売れなくなったのは違法コピーのせい、という大ウソ(2)

「違法コピーが増えたから、音楽が売れなくなった」という大ウソについて、前半では主にマクロ的な要因を論じてみた。あらためてまとめてみる。 ―そもそも1984~1998年の音楽生産総額の急増は単なる「J-POPバブル」だった。 ―その「J-POPバブル」の主な原因は以下の3つである。 (1)日本経済全体がバブルでGDPが右肩上がりに伸び、マスメディアとのタイアップで音楽生産も拡大できた。 (2)日本の総人口の中で2つの大きなかたまりである、団塊の世代と団塊ジュニアが、たまたま音楽をもっとも消費する年齢層である15~49歳に入った。 (3)音楽の製作現場のデジタル化で楽曲の大量生産が可能になった。 続きを読む 音楽が売れなくなったのは違法コピーのせい、という大ウソ(2)

音楽が売れなくなったのは違法コピーのせい、という大ウソ(1)

音楽業界の人たちはよく、違法コピーが増えたから音楽の売上が減ったと言う。 違法コピーではなく正規版を購入すべきなのは当然だが、違法コピーが増えたから音楽の売上が減ったというのは、大ウソである。 もっと厳しいことを言えば、自分たちの失敗を、リスナーの違法コピーのせいにしているフシがある。 この音楽業界人の大ウソを、誰でも入手できる統計をもとに検証してみる。 まず、Chart 1ご覧いただきたい。 赤色の折れ線は、名目GDPの時系列統計を1971年を100として指数化したものだ。 オレンジ色の折れ線は、日本レコード協会による音楽生産金額の総額を、同じく1971年を100として指数化したもの。 右端 続きを読む 音楽が売れなくなったのは違法コピーのせい、という大ウソ(1)

ヤマト運輸のトホホな中国進出

今朝の情報番組で、香港に進出したヤマト運輸の社員が、孤軍奮闘する様子が紹介されていた。 正直な感想を言えば、ヤマト運輸の中国大陸担当の営業統括責任者は、どうかしているのではないかと思った。 香港へ単身赴任したこの男性社員が、とてもマジメで、日本では非常に有能な人材であることは、映像からも見て取れた。 そんな社員を、北京語や広東語や英語のごく基本的な教育さえせず、しかも単身赴任で香港に送り込む。 香港支店には、日本人社員は彼を含めて2人だけ、日本語のできる現地通訳は1人しかいない。そんな場所へ丸腰で赴任させ、現地スタッフの教育から新規取引先の開拓までの全責任を負わせるのだ。 中国に単身赴任して、 続きを読む ヤマト運輸のトホホな中国進出

AndroidのScreenCaptureを取るまでがとっても面倒

Androidの画面キャプチャを取るまでが、とっても面倒だった、というお話。 インストール先のPCは32bit Windowsなので、下記のページから「Recommended(おすすめ)」となっているWindows用のインストーラー(exe形式)をダウンロードし、実行した。 すると、2つめの画面でJava SE(Standard Edition) SDKがないというメッセージが表示され、それ以上インストールが進まない。 そこでその画面にあるOracleサイトへのボタンをクリックすると、Webブラウザが立ち上がってOracleのJava Standard Edition SDKのダウンロード画面 続きを読む AndroidのScreenCaptureを取るまでがとっても面倒

そうだ、京都を出よう~あいまいな京都のあいまいなえん罪~

そうだ、京都を出よう。 日本国憲法で規定されている「思想・良心の自由」は、とうとう京都府からなくなってしまうらしい。 『京都府:日本一厳しい児童ポルノ規制へ 「規制」と「冤罪」巡り議論』(毎日新聞 2011/02/23) 京都府では条例によって、児童ポルノの単純所持が処罰の対象になるようだ。単純所持とは、誰かに提供したり、販売したりする目的ではない所持のことである。 児童ポルノがけしからんものというのはいいとして、果たして、児童ポルノの単純所持者をどうやって突きとめて、どうやって証拠をあげて、どうやって逮捕するのかを、よくよく考えてみよう。 同じように単純所持が刑法で罰せられるものに、例えば覚 続きを読む そうだ、京都を出よう~あいまいな京都のあいまいなえん罪~