カーペンターズ『青春の輝き』

先日NHKでカーペンターズのドキュメンタリー番組が放送されていたが、彼らの有名なヒット曲の中で唯一弾き語りしたことのなかった「I Need to be in Love」(邦題『青春の輝き』)を、ふとどうしても覚えたくなって、迷わずYouTubeで検索してみた。こういうときにYouTubeは強力な道具になる。 期待どおり、本人たちが歌唱する歌詞の字幕つきライブ版と、プロモーションビデオ版が見つかり、歌詞は別のWebサイトから入手してMS-Wordで行間をたっぷりとって印刷し、メロディーを聴きながら、行間の余白にギターをつかって伴奏のための和音を自分でつけていく。 我流なので自信はないが、メジャー 続きを読む カーペンターズ『青春の輝き』

ヴォネガット『チャンピオンたちの朝食』

先日、米国の小説家カート・ヴォネガット氏が亡くなったのにちなんで、勝手にヴォネガット追悼週間ということで、近所の図書館にあった唯一の文庫本『チャンピオンたちの朝食』を読んだ。訳は当然のことながら浅倉久志氏。 浅倉氏による日本語訳が出ているのは1984年だが、原書は1973年の出版、訳者あとがきによればヴォネガット氏が『スローターハウス5』の次に完成させた作品ということらしい。 題名から主人公がボクシング選手だと想像する方もいらっしゃるかもしれないが、題名と小説の内容はほとんど無関係。スタイルとしては短い断片と百以上の筆者自身によるイラストからなるメタフィクションで、著者自身が「わたし」として登 続きを読む ヴォネガット『チャンピオンたちの朝食』

壁のスイッチに関する合理的な判断

明日、何かうれしいことが起こるとして、それが今までの人生でいちばんうれしかったことよりもうれしい確率をHとしよう。明日、何かイヤなことが起こるとして、それが今までの人生でいちばんイヤだったことよりもイヤな確率をSとしよう(ちなみにSはShit!の頭文字)。 四捨五入すると40歳であるこの年齢を前提とした場合、H<Sとなることはほぼ議論の余地がない。僕がまだ十代であれば、H>Sだと自信をもって言うこともできただろうが、四捨五入して40歳という年齢は、自分が死ぬまでにどれくらいのことしか出来そうにないか、ほぼ予想がつく年齢である。 例えば僕は今からプロのピアニストになることはできない。フランス現代 続きを読む 壁のスイッチに関する合理的な判断

「根回しのワナ」

サラリーマン社会には「根回しのワナ」というものがあるが、あまり知られていない。いったん根回しや調整をしなければ仕事ができないという仕事のスタイルを身につけてしまったが最後、どんどん根回しの深みにはまっていく、という現象のことだ。 日本のサラリーマン社会では、「周到な根回し」という非生産的な労働に時間を割けば割くほど、能力がなくても出世できるという経験的な法則性がある。しかし、根回しによって出世したサラリーマンは、出世すればするほど、課される仕事が大きくなるため、さらに高度な根回しが要求される。 そこで、さらに高度な根回しに奔走すると、さらに出世して、退職するか生活習慣病で死ぬか、燃え尽き症候群 続きを読む 「根回しのワナ」

クエリーベース配布リストを使い倒す

Microsoft Exchange 2003 Serverを使い込んでいると、いろいろと面白い発見がある。その一つが「クエリーベースの配布グループ」である。 Exchange 2003 ServerをインストールしたWindowsサーバ上でActive Directory管理ツールを起動すると、通常のActive Directory構成のWindowsサーバでは作成できない「クエリーベースの配布グループ」というものを作成できる。 通常はユーザを一人ずつ固定で指定するメーリングリスト(Windows用語では「セキュリティグループ」または「配布グループ」)しか作成できないのだが、Exchange 続きを読む クエリーベース配布リストを使い倒す

カテゴリー: IT