情報共有ツールとしてのExchangeの限界

10年来、Lotus Notes/Domino党だった僕が、最近Exchange Server 2003を導入したが、情報共有機能についてNotes/Dominoに比較して根本的な限界が見えてきた。 Exchange Serverの利点は何よりActive Directoryのユーザ管理と完全に連動するので、メールシステムとして運用が非常にやりやすい点だが、情報共有ツールとしては明らかに限界がある。 Exchange ServerでOutlookをクライアントソフトウェアとして情報共有機能を担うのは「パブリックフォルダ」という機能だ。Outlook上から見ると、まるでファイルサーバの共有フォル 続きを読む 情報共有ツールとしてのExchangeの限界

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タミフルと拉致と犯罪被害者問題の共通点

タミフル服用後の異常行動で子供を失った遺族の抗議は、果たして正しかったのか。ついに厚生労働省が10代のインフルエンザ患者にタミフルを処方しないよう指示を出した。 ご承知のように厚生労働省の研究班は、すでにタミフルと異常行動のはっきりした因果関係はないという結論を出している。 研究班に参加した一部の学者の所属する大学が、タミフルの製造元から寄付を受けていたことがスキャンダルとして報道されていた。しかし寄付金は他の製薬会社からのものとまとめて大学にプールされていたのだから、この学者が研究結果に色をつけたというのはこじつけもいいところだ。 ところがこの寄付金問題についても、異常行動で子供を失った遺族 続きを読む タミフルと拉致と犯罪被害者問題の共通点

Active DirectoryとExchangeのCookbookを探しまわる

今日、複数の大型書店のコンピュータ関係書コーナーをぶらぶらして驚いたのだが、昨年秋にようやく Lotus Domino7 の本格的な日本語の解説書が出版されていたようだ。 Lotus Domino の最新版の解説書は本書が唯一ということだが、ざっと立ち読みしてみたところ内容はかなり充実しており、参考書としては申し分ない。しかしFileMakerは十種類以上の解説書がずらり棚に並んでいたのに、Lotus Dominoの時代は、やはりもう終わりということだろうか。 ところで本来の目的は、オライリーの洋書でActive DirectoryとExchange ServerのCookbookを探すことだ 続きを読む Active DirectoryとExchangeのCookbookを探しまわる

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情報システム部門原論(1)

企業の管理部門には経理、人事、総務などさまざまな部門があり、それぞれに役割がある。管理部門は利益を産み出さないので、それぞれの部門が決められた役割を果たさなければ、営利組織としては存在意義を失うことになる。 管理部門の各部門は、各部門で働く人々の専門知識や専門技術がなければ、決められた役割を果たすことができない。経理部員には企業会計、企業税務についての専門知識と実務上の技術が必要だし、人事部員には企業の人事管理、労務管理、労働関連の法制度についての知識と実務をおこなうための技術が必要だ。 同じように情報システム部員は、企業の情報システムについての専門知識と実務をおこなうための技術が必要になる。 続きを読む 情報システム部門原論(1)

堀江氏の実刑判決と日興の上場維持を並べてみると

元ライブドア社長の堀江貴文被告が、東京地裁で実刑判決を受けたのに対して、不正会計問題を起こした日興コーディアルグループは、東京証券取引所の上場廃止を免れた。単純に粉飾額を比べると、日興コーディアルグループの方が大きいにもかかわらず。 この二つの「判断」をならべると、非常にバランスが悪いことは明白だ。日本が大企業に甘く、成功者に嫉妬する社会であることが、端的にわかる。