月別アーカイブ: 2005年11月

リコール隠しと耐震強度偽装

■支離滅裂な言行で一躍、有名企業になったヒューザー。今回のマンション耐震強度偽装問題を、自動車のリコール隠し問題と比較すると、いかに不動産業界が消費者軽視の古い体質を残しているかがわかる。
自動車の場合は、設計に問題があろうと部品の強度に問題があろうと、消費者に対してその責任を負うのは、エンジニアリング会社でもなく、部品メーカでもなく、完成車メーカとされている。だからこそ、完成車メーカは外注先業者の選定にも責任を負う。電気製品のPL法だって、消費者に対する責任の所在という意味では、まったく同じ考え方だ。
ところが今回の醜い「罪のなすりつけ合い」を見ると、不動産業界では、なぜかこの消費者保護の基本的な考え方が通用しないようなのだ。少し前の森ビルの自動回転ドア死亡事故にしても、森ビルが全面的に責任をとるということがなかった。
完成品を販売する会社として、業者選定の責任や、業者の納入した設計図や部品・部材の品質チェック責任を負うのは当然だと思うのだが、なぜ不動産業界ではそうならないのだろうか。もう少しよく考えてみたい。

富士通らしいちぐはぐな対応

■このココログに「フリー」という種別が新たにできて、@nifty非会員でも無料でブログがもてるようになったらしい。ところが@niftyにプロバイダ料金を支払っている会員の僕が使っている「ベーシック」版よりも高機能だという。「ベーシック」版の機能が「フリー」に追いつくのは2006年3月とのこと。いかにも富士通らしい、ちぐはぐな顧客サービスだ。

CodeCharge Studioというすごい開発環境

■先日、Visual Studioが最新バージョンにして、まだWebデータベース・アプリケーション開発ツールとしてその生産性に満足できないと書いたが、かなり筋の良い開発ツールが見つかった。CodeCharge Studioというツールだ。詳細は販売代理店であるこちらのAG-TECH社のページをご覧頂きたい。試用版だけでなく製品マニュアルをダウンロードすることもできるので、購入する前にじっくり機能の詳細を調査できるのがありがたい。
最初はGoogleで「PHP 開発環境」というキーワードで検索していたので、こちらの株式会社アシアルのWebサイトが見つかった。しかしよく製品情報を見てみると、Active Server Pages、.NET(VB, C#)、PHP、Perl、JSP、Java Servletのどれを使ってもコーディングできる上、データベースに接続した検索フォーム、グリッド表示、レコード更新・挿入フォームなどのコードが、簡単なウィザードで自動生成され、既存の「テーマ」から選択するだけで画面のデザインを統一できるという。
試用版をダウンロードし、こちらも無償でダウンロードできるスタートアップガイドを見ながら、PHPで付属のサンプルデータベースを使った検索、グリッドフォームを作ってみたが、異常なほど簡単で驚いてしまった。開発環境そのものの挙動も、肥大化したVisual Studioより軽いし、ローカルの動作検証用WebサーバでPHPスクリプトもちゃんと動作確認できる。
認証機能もコーディングなしで実装でき、ログインID、ユーザ名、パスワードの格納されたデータベース・テーブルの存在が前提となっているだけ、Visual Studio 2005のまどろっこしいASP.net管理ツールなどよりはるかに分かりやすく、業務システムの開発現場が何を求めているのかということをよく理解して作られたツールだと感じた。
業務システムを開発する場合の実装段階は、まずデータベースの実装があり、その後に業務ロジックの実装が始まるのである。すでに実装されたデータベースの存在を前提としたCodeCharge Studioのウィザードは、業務システムの開発現場にとって理にかなった流れになっている。
インストールの時間にしてもVisual Studioは完了まで30分かかったのに対して、同じ性能のマシンでは数分で完了してしまう。しかも対応している開発言語はCodeCharge Studioの方が幅広い。独自のクラスライブラリの体系も、マイクロソフトのものに比較してCodeCharge Studioの方がはるかにシンプルで、必要最低限のものがそろっている。
Webデータベース・アプリケーションを開発するという点に特化していえば、CodeCharge Studioの方が議論の余地なく優れていると言えるのではないか。こういうツールの存在をいままで知らなかったのは、僕が単に不勉強だったせいなのかもしれないが、十分な複数製品の比較なしに知名度だけでVisual Studioを使っているWebデータベース・アプリケーション開発者は不幸だ。

アンジェラ・アキの徳島弁

■今日、BARKSがアンジェラ・アキを「2006年の台風の目になる予感大」として取り上げていた。これはいよいよブレイクしそう。こなれていない歌詞は別として、楽曲と歌のうまさの他に、彼女の大きな長所は、徳島弁でぶっちゃけトークができるという点だ。これは『HEY!HEY!HEY!』に出演して、ダウンタウンとのからみでファン層を拡大するのに必須のスキルである。すでに『めざましテレビ』には出演しているというから、『HEY!HEY!HEY!』への出演も時間の問題だろう。

「信仰は賭け」はパスカルの『パンセ』

■石原都知事が紀宮様の結婚披露宴で、「信仰とは賭けである」と言ったのがベルグソンだと話しているのをテレビで見た瞬間に、「それはパスカルでしょ」と思ったのは僕だけではないはずだ。都庁の定例記者会見で記者から間違いを指摘されて「論拠を示せ」と、都知事ご立腹の様子だったが、件の「パスカルの賭け」は超有名な主著『パンセ』の233節にあるということはインターネットで調べるとすぐにわかる。
たとえば次のページにこの部分の引用があるExaminons donc ce point, et disons : <<Dieu est, ou il n’est pas.>>