『難事例のブリーフセラピー』

■ブリーフセラピー関連書として『解決のための面接技法―ソリューション・フォーカスト・アプローチの手引き』と『難事例のブリーフセラピー―MRIミニマルシンキング』を読んだ。 前者は学生向けテキストといった感じで、ミラクルクエスチョンやスケーリングなどの基本的な技法が、セラピーの実録とともにていねいに解説されている。巻末には技法を簡潔にまとめたガイドまで付いているという心配りの細かさ。後者は過食症や自傷癖など、より深刻な事例にブリーフセラピーを適用した実例が豊富に引用され、問題解決指向の心理療法と、解決構築指向のブリーフセラピーがいかに異なるかがっはっきりわかる非常に興味深い書物だ。 直線的な因果 続きを読む 『難事例のブリーフセラピー』

仁義ある戦い

■辻本清美の出馬について執行猶予の身でと批判かまびすしいが、亀井静香の応援演説で「仁義ある選挙を」と堀江氏への当てつけをする菅原文太氏しかり、選挙にきれいごとを持ち込もうとすればするほど、偽善の悪臭で鼻が曲がりそうになる。

ラジオ深夜便3時台

■昨晩のNHK『ラジオ深夜便』午前3時台は1982年のヒット曲特集だった。岩崎宏美『聖母たちのララバイ』、欧陽菲菲『ラブ・イズ・オーバー』、河合奈保子『けんかをやめて』に続いて、薬師丸ひろ子の『セーラー服と機関銃』がかかった。夜中の3時台の主たる聴取者である戦中・戦前世代には何の感慨もないのだろうが、岩崎宏美の歌う歌はどの曲も美しい。『セーラー服と機関銃』を聴くと、ワンシーンワンカット、固定ロングショットの相米監督の映像とともに、胸の奥をキュッとつねられたような切ない想い出がよみがえる。

今年もやはり南越谷阿波踊り

■例年のように南越谷の阿波踊りを見に行ったが、今年は本場徳島の天水連、阿波踊りグループ「虹」と、舞踊集団・菊の会の組踊りを初めて劇場の中で観た。いずれも個性的な味付けのある阿波踊りになっていた。 天水連はリズムのアレンジが完全に予想を裏切る斬新さ。男踊り、女踊りのアンサンブルのリズムが、途中からいきなり8分の6拍子になるのだ。バーンスタイン作曲『ウェストサイド物語』の「アメリカ」という曲の、まさにあのリズム。「タツツ・タツツ・タツ・タツ・タツ」あのリズムにのせて阿波踊りが踊られるのである。阿波踊りはご存知のようにリズムが「チャンカチャンカ」とバウンスしているので、それを三連符と解釈すれば確かに 続きを読む 今年もやはり南越谷阿波踊り

つくばエクスプレス体験記

■北千住から南流山までつくばエクスプレスに乗ってみた。電車の乗り心地そのものより、沿線開発がどの程度進んでいるかを見たかったからだ。ところが北千住駅を出ると電車はいきなり地下にもぐり、青井駅、六町駅とつづけて地面の下。周囲の状況はまったくわからない。八潮駅で地上に出たが、一面の田んぼの中に突如こぎれいな構造物が出現した感じで、駅前の商業施設と藤和不動産のマンションはまだ建設中。お隣りの三郷中央駅では実際に下車してみたが、コンビニ一軒さえなく、土曜日だったせいか駅構内のキヨスクも閉店していた。駅前のバスターミナルからは武蔵野線の三郷駅や吉川駅との間を往復するバスが出ていて、その目の前で東急不動産 続きを読む つくばエクスプレス体験記