月別アーカイブ: 2003年2月

日本人ホワイトカラー生産性の低さ

■今日、職場に新しいカラーコピー機が納品された。某有名コピー機メーカの関係者がスーツ姿で3人来て(うち1人は女性)、FAXが正常に送信できないというので、朝から昼過ぎまで全員立ちっぱなしであれこれと作業していた。どうやら3人では埒があかなかったらしく、ついに4人目の技術者が登場。
その様子を見ていた外国人の同僚はかなりイラついて、僕に向かって「あなたはとても辛抱強いですね」とまで言いだす始末。日本人ホワイトカラーの労働生産性の低さが明白に示されたというわけだ。あの3人はいったいどういう役割分担だったのだろうか。外見的には課長レベルの中年男性、若手男子社員と女子社員といった様子。どう考えても1人の技術者で十分対応できる。あまりに複写機が売れなくてヒマつぶしに出かけてきたのか。
いずれにせよ彼らの人件費はまわりまわって確実に製品の価格にはねかえって来ているはずだ。まったくバカらしい。「われわれ日本人は頭が悪いので、非効率的な仕事しかできません」ということを外国人の前でわざわざデモンストレーションしてもらわなくても良かったのだが。

赤瀬川原平『老人力』

■最近はなぜか赤瀬川原平ばかり読んでいて、今さらながら『老人力』を読んだ。本書の内容についてはここで述べるに及ばないと思うが、エッセーのところどころに、どうも理屈っぽくなっていけない、という自省の言葉がちりばめられている。赤瀬川氏の文章が理屈っぽいんだとすれば、このホームページのエッセーはさしずめフッサールの『論理学研究』といったところだろうか(と書いても分かる読者が何人いるか)。こちらは通勤電車の中で息抜きに氏の文章を読んでいるので何ともかんとも。実はこの『老人力』も、蔭山泰之著『批判的合理主義の思想』(ポイエーシス叢書)の息抜きなのだ。ポパーの息抜きにしてすみません。でも僕は赤瀬川氏より余程貧乏性なので、本を読むとなると小難しくて漢字の多い本でないと読んだ気がしないのだ。

夢になぜか韓国女子バレーチームが登場

■北朝鮮の本(『闇からの谺』)を読んだせいか知らないが、昨晩の夢に「韓国女子バレーボールチーム」の皆さんが登場した。なぜ単なる韓国人ではなく「女子バレーボールチーム」の皆さんだったのかはよく分からない。どういう経緯か、僕と彼女たちが同じ宿屋に泊まることになっていた。僕が一体どういう役まわりで夢の中に登場したのか定かでない。どことなく気恥ずかしさとほろ苦さのただよう夢だった。

Amazon.co.jpの古書販売で自宅の蔵書を売り始めて2週間で売上高が30,…

■Amazon.co.jpの古書販売で自宅の蔵書を売り始めて2週間で売上高が30,000円を超えた。働かずしてこれだけの臨時収入なのだからうれしいことには違いない。ただしAmazon.co.jpの手数料収入は外数で約9,000円、手数料控除分を含む総売上金額約40,000円のうち4分の1近くをAmazon.co.jpは手数料収入として得ているわけだから、かなりおいしい仲介業ではないか。このAmazon.co.jpの古書仲介システムは、数百万一般家庭の書棚を商品倉庫にしてしまう壮大な構想だが、出版社にとっては何の得にもならないと思っていたが、どうやらそうでもないらしい。誰かが定価で買った書物を、読み終えた後に誰かに売り、と繰り返していくと、出版社には最初の1冊分の利益しか入らないが、Amazon.co.jpには各取引ごとに、売り手が得る利益ではなく売上高に対する手数料が入る。買った値段より高く売る売り手が一人もいないと仮定すれば、各取引ごとに売り手が得る利益の合計は定価を超えない。ところがAmazon.co.jpが得る手数料収入は、売上に対するものであるため、定価を超え得る。試しに計算してみよう。Amazon.co.jpは売買成立時に売上の15%プラス100円の手数料を徴収する。しかも商魂たくましいことに、売り手に配送料を260円(書籍・国内の場合)補填すると同時に、そのウラで買い手から配送料340円を徴収する。つまり配送料の名目で340-260=80円の手数料収入を得ているのである。「せこい!」としか言いようがないが、これこそBtoCが生き残るための泥臭い道なのだ。極端な話、定価2,000円の本を100円ずく安く20人の売り手が繰り返し売り続けると、Amazon.co.jpは6,000円を優に超える手数料収入を得ることになる。これでは出版社は良いことなしで、無料で貸す図書館よりよほどタチが悪いということになりそうだが、よく考えると出版社にも一つだけメリットがある。今まで売れなかったような高価な専門書が売れる可能性が出てくるという点だ。意地でも図書館から借りてやると思っていた高価な専門書も、Amazon.co.jpで売れる見込みがあれば定価で購入する人が出てくるかも知れないではないか。1冊も売れないよりは1冊でも売れた方がよい。そもそも文庫本のように安価な書籍は古書として売れにくいし、売ろうという動機づけも働きにくい。結果としてAmazon.co.jpの古書市場は高価な(たとえば2,000円以上の)書籍に収斂していく可能性が高い。長期的に見るとむしろ高額な書籍への購買動機を高めるという意味で、出版社にもメリットがあるように思うのだが、どうだろうか。

プレゼントにもらったマグカップ

■プレゼントにもらったマグカップ、その製造元を見ると愛知県尾張旭市とある。某電機メーカに勤めていたころ、労働組合の関係で地方選挙を前にした某政党の選挙応援に駆り出されたのが、勤めていた工場の分工場がある尾張旭市。それで名古屋での生活を思い出していたら、今日のYahoo!Japanのニュースでユニーが経営する名古屋駅前の「生活創庫」が今年の8月に閉店するという。業績悪化の引き金は、おそらく矢場町にできたロフトで、とどめを刺したのが名古屋駅前の高島屋なのだろう。こうして今まで暮らしたいろいろな街が記憶にとどめている姿を少しずつ失っていくのだ。