企業におけるITを活用した業務効率化は究極的には何のためかと問われて何と答えるか

■企業におけるITを活用した業務効率化は究極的には何のためかと問われて何と答えるか。最近の企業経営者なら「利益の最大化」、もう少し穏やかでも「適正な利益をあげること」と答えるだろう。資本主義のグローバル化は企業から利益の最大化(あるいはフリーキャッシュフローの最大化)以外の経営目標を奪ってしまったように見える。その結果、日本では大量の失業者が生まれ、生活の不安定な人々による犯罪の形で失業の社会的コストをじわじわと払わされつつある。個々の民間企業が効率経営を追求した結果生じる、このような社会的コストはいったい誰が、どういう形で負担させられるハメになるのだろうか。そもそもこうした社会的コストを数量 続きを読む 企業におけるITを活用した業務効率化は究極的には何のためかと問われて何と答えるか

日経朝刊に蓮實重彦の現代日本批判

■今朝の日本経済新聞朝刊、文化面に前東大学長・蓮實重彦の文章が掲載されている。停滞する現代の日本社会を評して「そんな愚かなことはすべきでないという一言を回避しながら、無駄なエネルギーの浪費を労働の実践と勘違いすることで安定してしまう社会」、「そんな社会に欠けているのは『知性』にほかならず、その欠如は、『変化』の導入をいたるところで抑圧してまわる」と書いている。 本文を読んでいただければ分かるように、氏の省察は主に外貨をめぐってのものだ。知性の軽視が背景にあることは確かだが、一例として外務省の悪名高い体質はその源流に日本の近代化を支えた知性があることを忘れるわけにはいかない。知性を重視することが 続きを読む 日経朝刊に蓮實重彦の現代日本批判

『サンデーモーニング』の牛肉買取偽装問題報道

■やはりTBS系『サンデーモーニング』のディレクターはさまざまな問題に関する洞察力のレベルが低いようだ。日本ハムの牛肉買取り偽装問題について、消費者の日本ハムに対する怒りの声に焦点を当てていたが、本質的な問題点を完全にはずしている。 狂牛病騒動に対して農水省が300億円の税金を投入して買取り制度を導入したが、当初買取り申請に必要だった牛の解体証明書を族議員の圧力で不要にするなど、農水省は偽装を許す方向に制度を意図的に甘くしたのだ。農水省がわざわざ抜け穴を用意することで、業界に対して買取り制度を悪用するように教唆したと言ってもよい。 逆説的な言い方をすれば、業界最大の日本ハムがその教唆に乗らない 続きを読む 『サンデーモーニング』の牛肉買取偽装問題報道

CAMEDIAのテレビCMでバズーカのような望遠レンズがマウントされた銀塩一眼レ…

■CAMEDIAのテレビCMでバズーカのような望遠レンズがマウントされた銀塩一眼レフをもった外国人の男とCAMEDIAの8倍ズームディジタルカメラをもったタッキーが、望遠レンズで遠くの標的に描かれたイラストの模様をのぞいて正しく答えた方が勝利(?)という内容のがある。CM的にはタッキーが勝ちにならなければおかしいのだが、現実に同じことをやったら間違いなく一眼レフの勝ちだ。CAMEDIA C-700 UltraZoomを使っていたことがあるが、オートフォーカスの合焦速度がAF一眼レフと比べると比較にならないほど遅いし、カメラのAFが迷ってなかなか合焦しないことがある。銀塩一眼レフに買い換えて最大 続きを読む CAMEDIAのテレビCMでバズーカのような望遠レンズがマウントされた銀塩一眼レ…

『草原のマルコ』のリアレンジ要望

■近頃なぜかお気に入りの歌に『草原のマルコ』というアニメ『母を訪ねて三千里』主題歌があるのだが、誰か歌詞を変えてリメークしてくれないだろうか。たとえばこんなふうに。壮大なAメロはギターのアルペジオにストリングス伴奏で『アランフェス協奏曲』風に、力強いBメロは打楽器の低音が腹に響く重厚なテンポで。 とにかくAメロが良い。インターネットで調査したところ作曲者の坂田晃一氏は1960年代後半から70年代後半まで40本近く日活の映画音楽を担当しており、大部分がポルノ作品。それが1970年代なかばになぜか高畑勲作品『母をたずねて三千里』の音楽を担当、1984年には『おしん』の映画音楽。欲情を煽る音楽と涙を 続きを読む 『草原のマルコ』のリアレンジ要望