今朝の日経で目に留まったのがペイントハウスが従業員定着率向上のため給与体系の見直…

■今朝の日経で目に留まったのがペイントハウスが従業員定着率向上のため給与体系の見直しなどに取り組むという記事。同社は「歩合制による徹底した成果主義で急成長を遂げてきたが、一方で入社一年以内の離職率が50%を超えている。継続的な事業拡大を狙うには人材の定着が欠かせないとみて、給与体系の見直しなどに取り組む」。昨年から段階的に「基本給を12万円から20~25万円とし、固定給の割合を従来の平均2割から4割に引き上げ」ており、「営業拠点の管理職に対する研修や社員向けの相談窓口を設け、継続して勤務しやすい体制を整える」(8面)とのこと。同社の経営者は会社にとってのいわば折り返し点を的確にとらえて安定成長 続きを読む 今朝の日経で目に留まったのがペイントハウスが従業員定着率向上のため給与体系の見直…

人は現実だけで生きることはできない

■人は現実だけで生きることはできない。現実逃避的な行動は無責任さの証拠ではなく、一人の人間の有限な能力の範囲内で現実に対して責任を果たすために必要な基盤のようなものだ。現実の「外部」なしに現実の「内部」は存在しない。外部を切り離された現実はそれまでは内部であったところのものの内部に外部を強引に産み出そうとする。

昨日のテレビ東京ワールドビジネスサテライトで元財務官の榊原氏が小泉首相を評して構…

■昨日のテレビ東京ワールドビジネスサテライトで元財務官の榊原氏が小泉首相を評して構造改革をダシに使った自民党タカ派内閣だ、と述べていた。なるほど。首相就任以前、小泉氏は構造改革を政治理念に掲げたことは一度もなく、ただライフワークとしての郵政3事業民営化を繰りかえし主張していただけ、とのこと。小泉氏はそもそも構造改革を本気でやるつもりは毛頭なく、単にそれを支持率維持の道具として使い、本当に実現したかったのは60年安保の時代に防衛庁長官であった父・純也の遺恨である有事法制の実現や、個人情報保護法(別名「メディア規制法」)。たしかに道路公団をはじめとする構造改革の進捗がはかばかしくない一方、有事法制 続きを読む 昨日のテレビ東京ワールドビジネスサテライトで元財務官の榊原氏が小泉首相を評して構…

文部科学省の諮問機関・文化審議会が世界的に評価が高いアニメーションを新しい芸術と…

■文部科学省の諮問機関・文化審議会が世界的に評価が高いアニメーションを新しい芸術として奨励していくべきだとの答申をまとめたとのこと。ちなみに会長は高階秀爾氏。ジャパニメーションは日本が誇る芸術だという自負も国内で生まれつつある。たしかにこれまで不当におとしめられてきた分の名誉挽回は必要だが、他方で同工異曲の模造作品が濫造されているのも事実だ。妙な(多くの場合露出度の高い)コスチュームを着た女の子が超能力の助けを借りて地球を守るという紋切り型。それによって生まれる超短寿命のアイドル声優。ジャパニメーションが日本にとってそれほど重要な芸術なら、宮崎駿や大友克洋はじめ一握りの作家だけが名声を独占して 続きを読む 文部科学省の諮問機関・文化審議会が世界的に評価が高いアニメーションを新しい芸術と…

『コーポレート・カルチャーショック 組織異動からのサバイバル』

■普通の会社員よりも転職経験が多いせいか、企業における異文化体験について以前からよく考えることがあった。最近ずばりそのテーマに当てはまる書物を見つけたので読んでみた。『コーポレート・カルチャーショック 組織異動からのサバイバル』という英国の元コンサルタント、現大学教授の執筆した本である。日本語副題やカバーの稲光のイラストがものものしいが中身は節度ある研究書だ。 筆者独自の議論が展開されているというよりむしろ、企業を中心に組織内部に起こる異なる文化的背景を持つ構成員同士の文化的対立や摩擦についての、さまざまな学説を手際よくまとめた論文。最終章には筆者のコンサルタントとしての経験から、企業内部の文 続きを読む 『コーポレート・カルチャーショック 組織異動からのサバイバル』