月別アーカイブ: 2001年7月

ナレーション:三石琴乃

■日曜の昼間にバラエティー番組など観ていると「ナレーション:三石琴乃」といったスーパーを見かけることがある。そうか、このナレーションって『新世紀エヴァンゲリオン』の「葛城ミサト」だったんだ(他の人にとっては『セーラームーン』の...)と改めて気づくが、僕が小学生のころ夢中になった松本零士作品の声優と比較して彼らのバックグラウンドの違いに考えさせられる。
メーテル役の池田昌子は洋画吹替(オードリ・ヘップバーンなど)出身、江守徹は舞台俳優出身。野沢雅子はほぼ純粋なアニメ声優。一方、現在アニメで活躍している声優さんたちはほとんど養成所出身。池田昌子のような艶のある声よりも、元気でキンキンした声が圧倒的に多いのは気のせいか。バラエティーのナレーションにはその方がぴったりするのだけれども。

このWebサイトが『iモードfan』に掲載

■2001/07/19発売の『iモードfan』毎日コミュニケーションズ)に掲載されたのはよいが(同p.54)、扱いが「大人のためのマニアックサイト」で画面キャプチャもなく、解説はたったの1行。解説文そのものは簡潔かつ要を得ているが「薬物依存度判定サイト」や「裏金の作り方」といっしょにされたのでは...。このサイトってそんなに「アングラ」でしょ~か?

こっちの頭はフル回転しているのだが

■こっちの頭はフル回転しているのだが、現実がついてこない。あるべき姿と現実を埋めることは時間の浪費だと考える一方で、あるべき姿と現実を埋めること以外の時間の費やし方があるだろうかとも自問する。僕が生きる前からあるべき姿が目の前にあったとするなら、僕が存在する意味はおそらくないだろうから。意味。そもそもこんな風に自分の「生きている意味」などということを問うような問題のたてかたが間違っているのかもしれない。自分の抱いているあるべき姿が正しいと信じているなら、それを伝えるだけでも時間を費やす価値はある。僕が快楽をおぼえるのは、あるべき姿を現実化する過程ではなくて、自分の抱いているあるべき姿をうまく他人に伝えることに成功した瞬間なのだ、ということに今さらながら気づかされる。僕は思考を伝えることに快楽をおぼえるのだから、あとは思考を現実化することに快楽をおぼえる人がいてくれればそれでいい。こういう線でよいのだろうか?まだ確信はもてない。
高橋源一郎『文学なんかこわくない』(朝日文庫)を読んだ。町の図書館でいまさらながら『ゴーストバスターズ』(講談社文庫)の冒頭部分を立ち読みして、「すごい、コーエン兄弟の映画みたい!」と感動したのもつかの間、たぶん最後まで読み通すことはできないだろうとあっさりあきらめて棚にもどした。ふつうのサラリーマンと比べれば読書量は格段に多い方だと思うが、それでも「文学」は読む訓練をサボっていると手に取るのに相当な抵抗感が生まれてくるものだ。『日本文学盛衰記』がすでに出版されているというのに。僕が高橋源一郎のあの読後感をふたたび味わえるのは、一体いつになるだろうか?
■ほんとにどうでもいいことなのだが、一晩かけてパソコンのCドライブにデフラグを実行した。そしたらWindows98のあらゆる動作が高速になった。ディスクの断片化が起こるような読み書きプログラムの設計になっているのは、ディスクがまだ高価だった頃の名残りなのではないか。つまり毎回の読み書きはできるだけディスクスペースを浪費しないようにし、その結果、削除を実行すると本来連続した領域にあるべきデータが断片化されてしまう。ディスクの空き容量はたっぷりあるのだから毎回余裕をもって書き込めばいいのに...。初めは速く感じたマシンもしばらく使ううちに遅く感じるのはこちらの感覚が麻痺してくるからではなくてディスクの断片化のために「本当に」マシンが遅くなっているからかもしれないのでみなさんも一晩かけてデフラグしてみましょう。

ADSLを導入してから家に無言電話がかかってくるようになった

■ADSLを導入してから家に無言電話がかかってくるようになった。ご承知のようにADSLの導入で回線をデジタルからアナログにもどすと電話番号を変えなければならない。きっと昔の電話番号の持ち主が、恋人のほっぺたを札束ではたいて別れでもして恨みを買っているのだろうと思っていたら、どうもおかしい。PHSに電話がかかってきて、何度かけても話し中だからPHSの方にかけた、という人が出てきたのだ。ためしに自分でPHSから家にかけて自宅の受話器をとると、最初にピロピロと信号音が鳴って10秒間無音のあと、勝手に切れてしまう。電話をかけた方からすると、何の応答もないままいきなり切られたかっこうになる。それで話し中か何かと思ってPHSの方へ電話してきたようなのだ。ああ、これが例のADSLに切り換えたときにたまに発生するという通話のトラブルか、せっかく17,000円も出してxDSLルータを買ったのにISDNに戻さなきゃいけないとは、と落胆しつつも、念のためにADSL故障受付のフリーダイヤルに電話をした。そうすると日曜日にもかかわらず男性の技術者がていねいに応答してくれ、トラブルの原因が明らかになった。ナンバーディスプレーのサービスを申込んでいるのに、家の電話機がその機能に対応していないことが原因だった。それを証拠にもう一度自分のPHSから家の番号にかけ、しばらく待ってから受話器をとるとちゃんと受信できる。ピロピロという最初の信号音は相手先が電話番号を通知するデータ音で、家の電話機が1997年製と少々古く、そのデータ音を拾ってくれないようなのだ。デジタル回線をアナログ回線にもどしたことでそれが顕在化したらしい。さっそく116番へかけてナンバーディスプレーを解約。これで安心してADSLを楽しめる。しかし、たった4年前の電話機が回線トラブルの原因になるとは、通信環境の変化は意外に速い。ADSLのおかげで近所のCATV会社があわてて下り128kbpsのサービスを始めたのだが、ほぼ同じ料金、同じベストエフォート方式で1.5MbpsのADSLと128kbpsのCATVとどちらを選ぶかは明白だ。うっかりしていると時代の流れに取り残されて、経済的にも不利な立場に置かれてしまう。
■そう、世の中の変化は思ったより速い。首相が公約している構造改革を本気で進めたら、ここ2、3年で日本の経済的な環境はどれくらい変わるか予想もつかない。日銀が変節してインフレ目標でも設定しないかぎり資産デフレはさらに進むだろうし、労働市場ももっと厳しくなるだろう。この2、3年はあまり大きな買い物や派手な生活の転換はしない方がいいように思う。今までの日本と比べて、3年後の日本がどれだけ変貌しているか(あるいは変貌していないか)、ほんとに想像もつかないからだ。これからも今までと同じだと思って親や先輩と同じような生活設計していたら大変なことになる。
■そういえばこのサイトはトップページにサイバークリック社のバナー広告を出しているのだが、最近、サイバークリック社自身の広告が現れるようになった。きっと広告主が見つかりにくくなっているに違いない。不況の足音はこうして忍び寄ってくる(?)