アスクルが成功したのはインターネットを使ったe-ビジネスだからではない

■アスクルが成功したのはインターネットを使ったe-ビジネスだからではない。アスクルの成功にとってインターネットを使った「e-」の部分はむしろ二義的な重要性しかもっておらず、そのほんとうの勝因は、顧客から企業に向かう情報の流れ(商流)と、その逆に企業から顧客に向かう物の流れ(物流)を徹底的に効率化することで顧客満足度を極限にまで高めた点にある。実際、同社が日立製作所とトーヨーカネツと共同で開発した物流システムは2000年ロジスティクス大賞を受賞している。また、同社が2001年1月に開設したe-tailingセンターは商流と物流の統合をそのままかたちにしたオフィスである。その成功に「e-」の威力し 続きを読む アスクルが成功したのはインターネットを使ったe-ビジネスだからではない

英国の有名なクラブ「MINISTRY OF SOUND」が出しているCDのTRA…

■英国の有名なクラブ「MINISTRY OF SOUND」が出しているCDのTRANCEものシリーズ「TRANCE NATION 2」を購入(SYSTEM Fの定番「out of blue」を収録)。クラブ系の音楽の中ではTRANCEがもっとも快楽主義的だと以前から考えていたくせに購入するきっかけがなく、今回初めて手を出してみたのだが、正直言って通俗的すぎる。思考に疲れた頭脳の休息にはいいかもしれないが、TRANCEそのものを音楽として聴くものではない。紋切り型が耳につく。同じMINISTRY OF SOUNDでも、2年前名古屋で購入したX-PRESS 2の「LATE NIGHT SESSIO 続きを読む 英国の有名なクラブ「MINISTRY OF SOUND」が出しているCDのTRA…

吉田育代『日本オラクル伝』

■『日本オラクル伝』(吉田育代著・ソフトバンク刊)を読んだ。日本オラクルが米オラクル社の海外法人としては非常に特殊な独立性をもった会社であり、それは何よりIBM出身の佐野力氏のバイタリティー、明るさ、豊かな発想を原動力とするものだということがよくわかる書物。 ちなみに僕がこの本を手に取った理由は、今から十数年前、技術水準でデータベース市場を席巻したイングレスというRDBMS製品がなぜオラクルに完敗して、今は見る影もなくなってしまったかを知りたかったからだ。 ひとことで言うと、イングレスは技術偏重でマーケティングや組織を軽視する一方、オラクルはしたたかな営業戦略と世界的な組織化で勝利を収めた。当 続きを読む 吉田育代『日本オラクル伝』

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井田真木子『フォーカスな人たち』

■近所の市立図書館で『フォーカスな人たち』(井田真木子著・新潮文庫)を手にとり、冒頭の黒木香・村西とおるの部分だけを読んでいたのだが、家庭用VHSビデオデッキ普及の起爆剤になったのがクリスタル映像作品の販促用ダイジェスト版(20分)であり、レンタルビデオという業種が成立したのがそれまでいかがわしいアダルトショップで購入するより他なかったアダルトビデオがレンタル化されたことによるのだとすれば、TSUTAYAの急成長もこの二人の出逢いなくしてはありえなかった歴史だったかもしれないというような下らないメディア史豆知識はどうでもいいとして、今頃40歳になっているであろう黒木香が厳格な両親の束縛によって 続きを読む 井田真木子『フォーカスな人たち』

近安理夫『戦略的ERPの実践』

■アクセンチュア・近安理夫著『戦略的ERPの実践』(東洋経済新報社)を読んだ。IT系ジャーナリズムにおいてはブームはすっかり沈静化したが、SAP社の業績が一時の低迷からすっかり復調し、日本企業の導入事例も着実に増えているようで、ERPがようやく日本に根付きつつあるということだろうか。 こういう時期の出版なので興味深く読んだ。アクセンチュア(旧アンダーセン・コンサルティング)のコンサルタントによる著作なので理想論的な内容を予想したが、意外にもERP導入アプローチを現実論で3パターンに分類している。 企業の「覚悟」の程度によってERP導入にも3つの段階があり、それぞれの企業に最適な導入をすればよい 続きを読む 近安理夫『戦略的ERPの実践』

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