月別アーカイブ: 2001年1月

早く来い来いADSL

■今まで「ダイヤル中」というダイアログを見てからネットに接続するのが当たり前だったので、ルータ本体のボタンを3秒間押し続けると音もなくダイヤルアップされるという便利さになんとなく違和感がある。早く来い来いADSL。

映画『秘密』のご都合主義的ストーリー

■週末、広末涼子主演の映画『秘密』をTVでちらっと観た。原作は東野圭吾氏だが、いかにもご都合主義的なストーリーで、星新一の影響でよくこんなお話を必死で考えていた小学生の頃の自分を懐かしく思い出した。

Misia『Everything』の演奏時間は7分

■諸事情あってMisiaのシングル『Everything』を借りたのだが、この曲の演奏時間をご存じだろうか。何と7分間もあるのだ。Led Zeppelinの『天国への階段』なみの大曲である。歌謡曲の黄金時代、ヒット曲は3分が相場だったが、時代のテンポは速まっているのにヒット曲は重厚長大化している。消費者の本物志向のためというより、技術の進歩でレコーディングにかかるコストと時間が減少しているので大曲を作りやすくなっているのだろう。

持ち家か賃貸かの話だが

■持ち家か賃貸かの話だが、「日本人が家を買うのは出費の中で大きな割合を占める家賃の変動リスクをヘッジするためだ」というご意見を頂いた。なるほどそういう見方もある。確かに架空の家賃は自分自身に支払うので、家賃変動のリスクはヘッジできるが、住宅ローンを変動金利で借ると金利変動という新たなリスクを負うことになる。総合的なリスク管理の視点が必要ということなのだろう。賃貸に住み続けた場合、生活状況に合わせて家賃の安いところに住み替えるという方法もとれる。子供を作らないつもりなら教育費の心配なく住宅ローンを組めるし、子供が独立してから夫婦二人だけで住む終の棲家をキャッシュで買うという人生設計もある。他の人がそうしているから、というのがもっとも危険な意思決定の理由であることは間違いない。
■ついでに保険のこともぼちぼち勉強しているのだが、今までいかにバカなことをしていたかを思い知らされる。独身者が2000万円もの死亡保障の掛け捨て定期保険に入るなんて、単なるムダづかい以外の何ものでもなかった。死亡保障は葬式代くらいで、ケガや入院のリスクヘッジさえしておけばいい。独身者は扶養する義務のある配偶者や子供もいないのだから、よくよく考えれば当たり前だ。ところが他の人もそうしているからという理由で月1万円以上の保険料を支払っている独身者がいかに多いか。こんな単純なことにもっと早く気づいていれば、数十万の金を浮かすことができたはずなのだ。お恥ずかしい限りである。
■遊びのパソコンが1台できたので2年ぶりにLinuxをインストールしてみた(LASER 5 Linux 6.4)。2年前、COMPAQのPCにTurbo Linuxをインストールしようとしたがネットワークカードをまったく認識せず挫折。仕方なくスタンドアローンで仕立てたもののNetscape Navigatorのバージョンが古すぎて使いものにならず、PC本体をさっさと「じゃマ~ル」で売却した。2年後、Linuxをとりまく事業環境が大きく変貌してLinux自体も別ものになった感がある。インストール作業はあっけなく終了。GNOMEはWindows的直感が通用するGUIで、Netscape NavigatorもVer.4.75でWindows環境と比べて遜色ない。FTPのGUIクライアントも勝手に導入されており、ホームページの更新もLinuxに乗り換えられそうだ。DHCPでIPアドレスを取得する設定にしたら、昨日構築したばかりのダイヤルアップ・ルータ(MN128-SOHO PAL)を勝手にゲートウェイと認識して、1台のルータの下にWindowsマシンとLinuxマシンがぶら下がる環境になった。セットアップがすんなりいけば、あとはじっくりLinux環境そのものの勉強に励める。目標は家庭内LANにSMTP、FTP、ローカルDNSの各サーバを構築すること。Linuxについて利用者層の広がりと機能拡張の良循環が生まれたのは、やはりそこに「名誉の原理」だけでは飽き足らない企業の「市場原理」が導入されたからではないだろうか。ただ先日、社内のインターネット系サーバ再構築の打ち合わせで、某SI業者からはっきりと言われた。「Linuxは責任の所在が不明確なので企業内での運用はお勧めしません」。SolarisかWindows2000の選択となったが、インターネット系以外にデータセンターやアプリケーションサーバとしての活用となると、まだまだ大手企業のコミットメントが必要だろう。

初めて聴くスティーリー・ダン

■毎週末TSUTAYAで借りるCDの傾向がやや変わってきた。ここしばらくTECHNO、HOUSE系がマイブーム(←死語)だったのだが、最近いちばんよかったのはDavid Bowie『Space Oddity』だ。このアルバムは全体の物悲しく、退廃的で、しかし戯画的な楽しさのある雰囲気が異常に気に入った。表題作のトム少佐の歌が口について離れない。Ground control to Major Tom…続けて『Ziggy Stardust and The Spiders From Mars』を聴きなおしているところだ。
もう一つ、不思議と今まで一度も聴いたことのなかったアーティストで、Lou Reed。まずアンディ・ウォーホルつながりで『The Velvet Underground & Nico』を聴いてみたのだが、特にこれといった感慨もなく、ただLou Reedがそのメンバーだったことを初めて知って彼のベストを借りてみた。これがそう悪くない。
それからElvis Costero。実はこの人も今までほとんど縁がなかった。ベスト盤を衝動借りしてみたが、超有名な「Veronica」はもちろん、ささやくように歌うバラードから、punkishな絶叫まで、彼の多彩なボーカルが楽しめる。ぜひ70年代のThe Attractions時代の録音を聴いてみたい。
最後にSteely Dan。ここまで来ると音楽の趣味が変わったんじゃないかと言われそうだが、これがまた変に気に入ってしまっている。昨年末だったかNHKの『トップ・ランナー』にオリジナル・ラブの田島氏が出演してライブ演奏していた曲が非常に耳にひっかかった。理由はコード進行だ。田島氏がピアノを弾き語りするその曲は予想の付かないコード進行ながらも、都会的、かつ大人っぽい雰囲気のバラードだった。
Yesのprogressive rockはコーラス・アレンジと変拍子が特徴的だが、コードは4小節ずつ区切ればそれほど奇抜な展開は出てこない。だがSteely Danはフュージョン嫌いの僕にとって非常に新鮮に聞こえるのだ。
まずベスト盤を借りてみて、丁寧なコーラス・アレンジと、9thや11thを多用しているであろうコードの響きがとても気に入ったので、『Aja』を借りた。表題曲は8分弱の大曲で、ドラムも変化に富むし、それこそプログレ的なのだが、やはりコード進行がなんとも言えない。Steely Danはご存じのようにWalter BeckerとDonald Fagenのコラボレーションだ。30歳を過ぎてこんな良いロックにまだ出逢えることの幸せをかみしめる。
■持ち家か賃貸かの話題は相変わらずたくさん反響頂いている。後日まとめてご報告する。