月別アーカイブ: 2000年4月

一目惚れの美容師さんともお別れ

■エイヤッ!と言うわけでGW中に引越すことに決めた。JR総武線沿線のこの町に住んだのはたった7か月だったが、それなりに快適な生活を送ることができた。近所にある行きつけの美容院でいつも髪を切ってもらっていた美容師さん。ちょっと天然ボケの入ったマイペースな人で、おそらく20代後半だろうか、ほんわかした雰囲気が良い。久しぶりに「一目惚れ」した女性。髪を切りに行って、ブローしてもらいながらGWに引越す話をした。もう最後ということで「ありがとうございました」とありふれたお別れをしてきた。ため息が出る。名前も知らないのだ。

宇多田ヒカル『Wait & See』の良さ

■数カ月ぶりでCDを買った。宇多田ヒカルの新曲。シングルなんて普通買わないが『Wait & See』が異常に気に入ったし、『Fly Me to the Moon』もC/Wで入っていることだし、買わざるを得なかった。
『Wait & See』の何が良いか?まずAメロがいきなり7thの音で始まること。「回らないタイヤが...」や「リスクがーあるかーらこそー...」の16分音符のシンコペーション。そして何よりも「キーが高すぎるなら...」から半音上がっていきなり始まるCメロ。POPSで終曲近くに半音上がる場合メロディーはそのままなのが普通だ。それをアレンジで厚みのあるコーラスも重ねて雰囲気をガラリと変える。初めて『Wait & See』のPVを観たときはここで鳥肌が立った。
ついでに言えば「キーが高すぎるなら下げてもいいよ」という歌詞は自己言及的である。ここまでサビのメロディーは非常にキーが高く、上述のように普通のPOPSの慣習にしたがって同じメロディーのままキーが半音上がってしまうと、とてもじゃないけど歌えなくなってしまう。そこでメロディーラインはわざとオクターブ下がる。だから「キーが高すぎるなら下げてもいいよ」という歌詞になる。宇多田ヒカルらしい「遊び」だ。
しかもこれだけ豊かな表情のある曲を、非常にオーソドックスなFm→E→D→Cという循環コードだけで作曲して歌ってしまうのだから、彼女の才能に改めて感服する。こういうことが分からない人は倉木麻衣の応援でもしていれば良い。

し~ぷるねっと習志野のモラルハザード

■2000/04/09の日記にも書いたが、今加入しているCATV通信業者とメールをやりとりした結果、回線輻輳の事実を知りながら「増速に関しては現在日程は未定」という。回線設備はそのままで加入者を増やせば、固定費一定で増収・増益になるのは当然。これは通信業者が絶対陥ってはいけないごく基本的なモラルハザードだ。
しかも引越で解約申請をしたら、契約時にうたわれていなかった「ケーブル撤去工事費8000円」を請求された。次の入居者のことを考えればそのまま敷設しておくのが合理的だが、どうやら一旦ケーブルを撤去して僕から金をとり、次の入居者からは再度「ケーブル敷設工事費」をとって儲ける魂胆らしい。通信インフラを供給する企業としての倫理観や使命感のかけらもない。こういう通信業者が平然と営業を続けているから日本の通信インフラは一向に改善されないのだが。

千葉県・柏を初めて訪れた

■柏に行ってみた。千葉県の柏である。最近TBSの『学校へ行こう』に0.5秒だけ映った某中小企業診断士が出張で柏へ行って「(ガングロが)すごい」と言っていたし、かなり以前『アド街ック天国』で見て気になっていたからだ。
JR駅前の繁華街はペデストリアンデッキと駅前ロータリーの組み合わせでどこも似たようなものだが、柏は特にそごうの醜さが引き立つ街だった。船橋駅から東武線で30分もかかったが、柏駅を降りるととにかくJR常磐線からの人が多いこと。休日の池袋駅コンコース並みの雑踏なので驚いた。
駅ビルの高島屋は清潔で非常にハイソな雰囲気。GAPのあるフロアにエスカレータで上がっていくと真っ白なTシャツにバストの形がかっこいい(「そそる」のではなく「かっこいい」のだ)女性店員が「いらっしゃいませ!」と気取るでもなく、堅苦しくもなく、GAPの雰囲気にぴったりなカジュアルさで迎えてくれる。
これが現代のデパートのあるべき姿なのだが、いざ東口から出て、見上げるそごうの醜いこと、醜いこと。何が展望レストランだ。取引銀行に債権放棄を求めた挙げ句、経理担当副社長が自殺してしまうのも無理はない。ワンマン社長がいくら財界に人望があっても、消費者から遊離したのでは小売業が成り立つわけがない。名古屋進出を果たして上り調子の高島屋と、そごうのコントラストが面白い。
東口のペデストリアンデッキ自体あちこちひび割れ、黒ずみ、非常に醜い。地上に降りると歩行者天国が一直線に伸び、左右にはカジュアルウェア、ファーストフード、ドラッグストアとありがちな店舗構成。右斜めにアーケード商店街が走っているが、目を引かれたのはCD屋の新星堂くらいだろうか。ポニーテールにジャージ、すり切れたトレーナーという姿のオタクくん二人組も闊歩するイカした街だった。二度と行かない。

諸事情あって都心

■諸事情あって都心(山手線の内側)に引越すことになった。30歳前後の男性が快適に一人暮らしできるような環境が都心に存在するのか?その疑念を晴らすために、引越先近辺を4時間以上歩いてみた。高速道路に近いので正直、騒音がひどいのではと心配だったが、都立公園に隣接しているせいかとても閑静だ。しかも道路をへだてた反対側一帯は完全な住宅街でこれまたとても静か。その商店街にレンタルビデオ屋もある。コンビニも腐るほどある。徒歩数分のところにマイカル・グループのスーパーがあり、値段もごく普通。そこにクリーニング屋もある。ほっかほっか亭も徒歩圏内。おまけに徒歩10分強のところにダイエーを発見。文房具や日用品もあり、パソコン・ショップまであった。これでOAサプライも買いに来られる。最寄駅までやや遠いのが難点だが、今年12月に地下鉄「大江戸線」が開通すれば駅まで走って1分と至極便利になる。そして通勤は徒歩15分。こんな快適なところに住めていいのだろうか?まあ今まで愛と苦悩の日々を送ってきたのだから多少は報われてもいいのではないか。