■一週間以上、更新なしでごめんなさい。とにかく引越で疲労困憊。集中すると休むことも忘れて働くので、引越直前は夜中の1時まで荷造り。こちらへ来たら来たで隣の駅へ一日中調度類の買い出しで重い荷物を持って歩きっぱなし。そしたらついに過労で、この引越期間中に3度も鼻血が...。でも頑張った甲斐あって、非常に居心地の言いインテリアに仕上がりつつある。イメージどおり黒と青と白で統一された部屋。ユニットバスとキッチン回りは、ステンレスと青でトータルコーディネート。あとは日本通運に不要家財を引き取ってもらって、無印良品のソファーベッドが来れば完璧。
■こちらに来て痛感したのは、今までいかに「ド田舎」に住んでいたかということだ。名古屋では30分以上かけて都心に出なければなかったPARCOもダイエーもイトーヨーカー堂も無印良品も丸善もユザワヤも丸井もマツモトキヨシもTSUTAYAもモスバーガーもケンタッキーも東京三菱銀行の支店もJ&Pも、ぜ~んぶすぐ近くにある。超マイナーな製造設備関連の雑誌のバックナンバーも好きなときに買える。名古屋での5年半がバカみたいに思える。
■東京に来て京葉線の車両の色が赤色でないことにふと違和感を抱いたとき、なぜ僕が名古屋駅で新幹線から大曽根行きの中央線に乗り換えるときにいつも迷ってしまったのか、その理由に気づいた。無意識のうちに「色」で路線を識別していたのだ。学生時代の東京生活で、京葉線は赤、中央線快速はオレンジ、総武線は黄色、京浜東北線は水色、埼京線は緑と擦り込まれているので、東京へ久しぶりに来ても迷わない。しかし名古屋駅の路線は色分けされていないのでいつ降りても迷う。もし東京駅の路線に色分けがなかったら....構内は大混乱だろうなぁ。
■上京してきたときの新幹線が竜巻で2時間半も止まった。例の200人以上がケガをしたという豊橋の竜巻だ。巻き上げられたビニールが架線に引っかかって、それを除去するのに手間取ったらしい。でも前日の夜、引越の荷造り3時間しか寝ていなかったのでぐっすり眠れた。その上2時間以上遅れたということで特急料金が払い戻しになり、4000円もうかった。
月別アーカイブ: 1999年9月
たぶん引越前最後の更新
日経「春秋」のとんでもない国立大民営化の主張
■もう日経朝刊一面「春秋」の執筆陣は総とっかえした方がいい。今朝は国立大学民営化の主張だ。「競争にさらして大学を活性化するとともに、官尊民卑をぬぐい去り『民尊』の思想に転換する機会でもある」。
こういう主張こそ「民卑」以外の何ものでもない。国立大学が民営化すれば授業料は確実に数倍に跳ね上がる。日本には教育機関に気前よく大金を寄付してくれる企業家もいないんだし、そうなれば競争社会の大前提である「機会の平等」が損なわれる。
もし東大の授業料が私立大学なみだったら僕は大学に行けなかった。もちろん国立大学をむやみに「仰ぎ見る」必要なんて全くない。しかし日本の全ての大学を民営化しろというのは暴論だ。国立大学の果たすべき使命は「教育機会の平等」である。大学に行くのは金持ちだけでいいという暴論を吐く記者なんて、さっさとリストラしちゃいましょう!日経新聞社さん。