月別アーカイブ: 1999年4月

四方田犬彦『漫画原論』

■四方田犬彦『漫画原論』(ちくま学芸文庫)を読み終えた。徹底した表層批評は、マンガをほとんど読まない僕をもウ~ンとうならせる。マンガにおけるコマの役割、速度や運動の表現、孫悟空という題材の変遷など、目の付けどころが鋭すぎる。マンガ好きの人はぜひどうぞ!

名鉄駅ビル開発の読み違え

■駅前に3階建てのビルができた。1階はスーパー、パン屋、マクドナルド、百円ショップ。2階は本屋、くすり屋、各科のお医者さん、そば屋。3階は劇場になっている。明らかに子連れの主婦をターゲットにしたテナントだが、名古屋郊外の家族はほとんどが駅から1km以上の距離に住んでいて、家庭の主婦でも買い物は車、広い駐車場のあるパワーセンターに出かけるのがふつうだ。
つまり名古屋郊外の主婦は駅前のビルを使わない。駅前のビルを使うのは日常生活で電車に乗る必要のある人々、学生や帰宅途中のサラリーマンだけだ。つまりこの新しい駅ビル、完全に名古屋人の生活スタイルを読み違っている。
開店日は大賑わいだったが、一週間たった今、買い物の主婦で混雑するはずの平日の夕方でさえ、ビルの中には数えるほどしか主婦の姿がない。目立つのはマクドナルドにたむろしている高校生の集団と、僕のような独身サラリーマン、そして駅の近くに住んでいると思われるお年寄り。名古屋人の商売センスのなさには、ただただ脱帽だ(僕にひとこと相談してくれればよかったのにねぇ)。

読者の及川くん米『Time』誌に記事

■このページにメールをくれたこともある及川くんが今週の米『TIME』誌に記事を書いている。がんばってますなぁ。ちなみに特集は「Young Japan」。1970年以降に生まれた日本人が何を思って生活しているかを実に40ページ近くにわたって取り上げている。

「箱モノ」行政は自治体のセンスしだい

■ニュースを見てるといつも「箱モノ行政」は税金のムダ遣いだと言ってるけど、東京都の臨海副都心開発はお台場を一大観光スポットにして大成功してる。箱モノ行政そのものが悪いんじゃなくて、箱モノを作る自治体のセンスが悪いだけだ。

過当競争『月刊歌謡曲』『ソングコング』『歌BON』

■もとはブティック社『月刊歌謡曲』だけだった「楽譜入り最新ヒット曲紹介本」市場に、ソニー・マガジンズ『ソングコング』が参入してからもうずいぶんたつが、先月からさらに主婦と生活社『歌BON』が加わった。今日は試しに『歌BON』創刊第2号を買ってきたが他の2誌と大して変わりがない。こんな小さな市場で過当競争してどうする。僕は僕でいつもどおりギターを弾きながら、今日はMisiaの『Believe』を覚えた。別にカラオケでお披露目するわけではない。歌うことが好きだから歌ってるだけだ。