続・「鬼束ちひろ」の過去の虚像から最も不自由なのは誰か

昨日、鬼束ちひろと彼女の過去の虚像について書いた。 ツイッターのフォロワーさんからコメントがあり、本人はそれほど深く考えていないのではないか、タトゥーもそんな意味で入れたのではないだろう、というご意見をいただいた。 もちろん、僕は大きなお世話であることを承知で書いており、鬼束ちひろ自身が何を考えているのかは本人にしかわからない。 ただ、鬼束ちひろがインタビューされるたびに同じ答えが返ってくることがらについて、本人がそれほど深く考えていないとするのは、やや不自然だと思う。 僕が書きたかったのは、単なる個人的な仮説だが、鬼束ちひろは自分にウソをついているかもしれないということだ。「意地を張っている 続きを読む 続・「鬼束ちひろ」の過去の虚像から最も不自由なのは誰か

「鬼束ちひろ」の過去の虚像から最も不自由なのは誰か

今月発売の『BARFOUT!』巻末に鬼束ちひろのニューカバーアルバム『FAMOUS MICROPHONE』についてのインタビュー記事が掲載されている。 先日このブログで、鬼束ちひろの言う「王道」はもはら無数の「サブカルチャー」の一つでしかなく、現代に「王道」と呼べる「メインカルチャー」はいかなるかたちでも存在しえない、と書いた。 それを証明するかのように、彼女の今回のカバーアルバムを大々的にインタビューでフィーチャーしている雑誌は、れっきとしたサブカルチャー誌である『BARFOUT!』のみ。 同じ201号には、平野綾、May’n、カジヒデキまで登場する。そういう『BARFOUT!』 続きを読む 「鬼束ちひろ」の過去の虚像から最も不自由なのは誰か

鬼束ちひろの着地点はあるか?

今回は、鬼束ちひろの着地点について書いてみたい。 2012/05/30に鬼束ちひろによる洋楽カバーアルバム『FAMOUS MICROPHONE』が発売される。その発売に彼女は以下のようなコメントを寄せている。 このアルバムには、タイトルのとおり、「有名なマイク」が収められています。批判するわけではないけれど、サブ・カルチャーが流行りとされているこの世間で、王道を行く。私、鬼束ちひろはいつの時でもそういう歌を歌い、そういう歌のように生きています。 このコメントの「王道」は「サブ・カルチャー」に対するメイン・カルチャーと理解していいだろう。鬼束ちひろは、自分があくまで「王道」であるメイン・カルチャ 続きを読む 鬼束ちひろの着地点はあるか?

鬼束ちひろの10年ぶりのライブ参加報告

鬼束ちひろ10年ぶりのライブに行ってきた。 神戸、名古屋、東京の3公演のうち、最終回、2011/12/17東京国際フォーラムホールAの公演。正式なタイトルは『鬼束ちひろ CONCERT TOUR 2011 「HOTEL MURDERESS OF ARIZONA ACOUSTIC SHOW」』。 なお、今回のライブを収録するDVDはこの東京公演の模様なので、ご興味のある方はDVDをご覧いただきたい。 鬼束ちひろの過去のライブはDVDでしか観たことがなく、実際に参加したのは初めてだ。 2011/07/24北海道での夏フェス「JOIN ALIVE」に出演したときは、エキセントリックな歌唱の模様がネッ 続きを読む 鬼束ちひろの10年ぶりのライブ参加報告

JOIN ALIVEの鬼束ちひろを又聞きでレビュー

鬼束ちひろが、2011/07/24の「JOIN ALIVE 2011」(北海道・岩見沢)のステージで3年ぶりにライブをしたが、その様子がかなりブッ飛んでいたらしい。 こちら「豆柴・楓パパ」さんのTwitterを参照。 また「Listen.jp」の下記の記事を参照のこと。 『夏フェス会場騒然、鬼束ちひろ“クレオパトラ姿”でタンバリンを叩きつけ熱唱』(2011/07/25 Listen.jp) 以下、「豆柴・楓パパさん」の関連ツイートを引用させて頂きつつ、5月に彼女の渋谷の個展会場で、鬼束ちひろ本人に会って、小一時間、ファンの皆さんと雑談したときの彼女の様子をふまえて、コメントしたい。 その時の様 続きを読む JOIN ALIVEの鬼束ちひろを又聞きでレビュー