長谷川豊が分かっていない自分自身のバカさ加減

長谷川豊がブログの記事をきっかけにレギュラー番組の仕事を失ったそうだが、たぶん彼はまだ自分のバカさ加減を分かっていない。 彼の議論を要約すると、以下のようになる。 ・世の中には「良い」高齢者と「悪い」高齢者、「良い」透析患者と「悪い」透析患者がいる。 ・前者が受けるべき社会保障が、後者がいるために十分受けられない。 ・高齢者のうち誰が「悪い」高齢者で、透析患者のうち誰が「悪い」透析患者かは、民間に任せれれば自動的に振り分けられる。 ・だから社会保障の運用を民営化することで、「悪い」高齢者と「悪い」透析患者の社会保障が自動的に削減されるようにし、国の借金を減らせ。 以上が長谷川豊の論旨だ。 長谷 続きを読む 長谷川豊が分かっていない自分自身のバカさ加減

「地方の小さな町が住民のマイカーを禁止して路線バスに乗り換えさせつつ路線バスの運営会社の社員はマイカーに乗り続けるとしたら」問題

地方の小さな町の路線バスの経済性について考えてみよう(いきなりか)。 地方の小さな町なので、それぞれの世帯はすでにマイカーを持っている。大家族はバンなど大きめの車、お金持ちはベンツ、子育て中の各家族は軽のミニバンなど。 要はそれぞれの世帯に合った車を持っているとする。 そこへ地方自治体が路線バスを運営しようとするとしよう。その理由は、各世帯が別々にマイカーを維持するよりも、路線バスの方が経済的というものだ。 地方自治体は外部の世界とは独立して経済活動を営んでいると仮定して、自治体の外へ出かけるときには車は使えないとしよう。 それぞれの世帯が出かけたい時間にできるだけ合わせようとすると、バスの運 続きを読む 「地方の小さな町が住民のマイカーを禁止して路線バスに乗り換えさせつつ路線バスの運営会社の社員はマイカーに乗り続けるとしたら」問題

振り込め詐欺被害の拡大は、高齢者に過保護な政策の帰結

NHKのニュースばかり見ているからかもしれないが(テレビ朝日やフジテレビのニュースを見るよりはマシだと思うので)、高齢者の振り込め詐欺被害についての報道に時間と労力をかけすぎだと感じる。 まず高齢者の振り込め詐欺被害だが、高齢者は振り込め詐欺に限らず、さまざまな詐欺の被害にあいやすい。認知能力や冷静な判断力が年齢とともに衰えるので仕方ない。 思い出してみると過去にねずみ講や、高額な布団、原野商法、最近では再生可能エネルギーへのウソの投資など、高齢者が被害にあう詐欺のパターンは無数にある。そのなかで仮に振り込め詐欺の撲滅に成功したところで、高齢者はまた別の被害にあうだけだ。 その詐欺被害の防止の 続きを読む 振り込め詐欺被害の拡大は、高齢者に過保護な政策の帰結

素人がFX投資をやっても利益が出ない理由(超長文)

今回は、FX投資はなぜ利益が出ないか、じっさいにやってみて根本的な理由がだいたい分かったので、投資の素人である筆者が何も分かっていないくせに、偉そうに論じてみようという企画。 Amazonの書評で評価の高いFX投資入門書や、テクニカル分析の解説書を読んでから、Meta Trader 4で裁量取引や自動売買を数か月試してみた結果、「FX投資はなぜ利益が出ないか」の理由がだいたい分かった。 FX投資についてどの解説書を読んでも、投資の考え方には大きく分けて順張りと逆張りの2種類があると書いてある。順張りはトレンドに乗った投資(ドル高傾向のときはドルを買う等)、逆張りはトレンドの転換点を予測して逆に 続きを読む 素人がFX投資をやっても利益が出ない理由(超長文)

日経ビジネスオンライン、小平知良記者のトンデモ・クリーンヒット記事

週明けいきなり、日経ビジネスオンラインにまたまたトンデモ記事を見つけてしまった。 『「オリンパス問題で日本社会が問われている」の違和感~日本のガバナンスばかりが責められているけど』(2011/12/12 日経ビジネスオンライン 小平知良記者) 欧米メディアはオリンパス問題で、日本社会を非難しているが、欧米企業だってエンロンやワールドコムなど、他国のことを言えないじゃないか。そういう主旨の記事だ。 はっきり言って、この小平知良という記者は今回の問題の本質を完全に見誤っている。 オリンパス問題がなぜ欧米から責められているか。それは、日本社会に自浄作用がないことが分かったからだ。 確かに米国ではエン 続きを読む 日経ビジネスオンライン、小平知良記者のトンデモ・クリーンヒット記事