愛と苦悩のコロナ闘病記 その8 純然たる幸運

結局、今回新型コロナウイルスに感染して、最後まで倦怠感、頭痛、38度台の熱以外に目立った症状は出なかった。

咳と痰はふつうに風邪をひいたときより少なかった。筋肉痛はまったくなく、寒気や震えもなし、息切れなし、嗅覚・味覚障害なし。吐き気、下痢、目の充血などもなし。

いまだにじつはPCR検査は偽陽性で、別の病気ではなかったのかと思うほどだ(新型コロナはPCR検査の感度が7割ほど、特異度は99パーセント以上で、偽陰性による感染者の見落としはあっても偽陽性は出にくいらしい)。

もっとも倦怠感はまだ残っており、これから意外なところで後遺症が出てくるかもしれないけれど。

そういう意味で典型的な新型コロナの「軽症」の症状が現れなかったのは、純粋に幸運だったとしか言いようがない。

もちろん筆者の重症化リスクが「男性」という性別とアラフィフという年齢の他に何もないという事実はある。忽那先生のこちらの記事「新型コロナの症状、経過、重症化のリスクと受診の目安」に、重症化リスクが挙げられている。

筆者のBMIは約19で低体重、喫煙・飲酒の習慣がなく、過去の喫煙歴もない。基礎疾患もない。

今回の感染で筆者にとって最も重大な「症状」は、「これからどんな新型コロナの症状が出てくるんだろう」という不安だった。顕在化していない未経験の症状に対する不安で精神的にまいったことが、最も重大な「症状」だったと言える。

抗体の有効性は半年程度という話もあるし、変異株には再度感染する可能性もあり、感染対策をゆるめるわけにはいかない。たまたま今回がラッキーだったというだけの話だ。

まだ観察期間は終わっていないが、極めて凡庸な新型コロナ闘病記はここまでとする。

2021/01/11 発症日
2021/01/12 PCR検査
2021/01/13 PCR検査結果 陽性
2021/01/14 保健所から1回目の電話、宿泊療養の調整開始
2021/01/15 保健所から2回目の電話(体調確認)
2021/01/16 保健所から3回目の電話、宿泊療養先決定、宿泊療養先に入所

[追記 2021/01/20] さっそく後遺症を見つけた。どういう後遺症かというと「どれだけ感染対策しても感染するときは感染する」という絶望。なにせ絶望は死に至る病なので。

[追記 2021/01/24] 2021/01/21宿泊療養先から退所。発症日をゼロ日目とする観察期間10日目で予定どおりの退所。ただし、若干の倦怠感と微熱は続いている。