東芝製SSD THNSNF128GCSSのS.M.A.R.T.値がおかしなことになっている件(6)

昨日から自宅に転がっていたSSDも、やはり東芝製ということが分かり、めでたく下記の4台に対して同時にWMI(Windows Management Instrumentation)のWin32_DiskDrive命令を呼び出し続ける検証を始めることができた。

SanDisk SDSSDHII240G (C:)
Crucial(Micron) CT256MX100SSD1 (G:)
TOSHIBA THNSNJ128GCSU (E:)
TOSHIBA THNSNF128GCSS (D:)

検証内容は以前からここでご紹介しているように、次のようなものだ。

Win32_DiskDriveというWMIの命令は、本来PCに接続されているディスクドライブを列挙するだけで、ディスクへのデータ読み書きを行わない。

にもかかわらず、なぜか東芝製SSDだけについて、消耗レベルを示す「AD 消去回数」の値が初期値の200から徐々に減っていくという現象を確認することである。

新しく加わった東芝製SSD THNSNJ128GCSUの「AD 消去回数」がなかなか減らないので、同じ東芝製SSDでもファームウェアによってはこのおかしな現象が起こらないのかもしれないと思っていた。

しかし、やはり検証開始から使用時間22時間、呼び出し回数が数百万回に達したところで「AD 消去回数」が1減った。

crystaldiskinfo_4ssdcomparison20160311d

もう1台の東芝製 THNSNF128GCSSは下記のとおり。使用時間141時間で「AD」値が172と、順調に減り続けている。

crystaldiskinfo_4ssdcomparison20160311e

そしてSanDisk製、Crucial製のSSDのS.M.A.R.T.値は、やはり温度をのぞいて全く変化なしである。

crystaldiskinfo_4ssdcomparison20160311b

crystaldiskinfo_4ssdcomparison20160311c

Crucial製SSDの消耗レベルを示すと思われる「AD」「CA」の値は、今回の検証を開始した時点ですでに初期値の「100」から「97」まで減っている状態だった。検証開始後は「97」から全く変化なしだ。

ここで検証している東芝製SSDの2型名は、本来SSDにデータ読み書きを行わない、単なるディスクドライブ列挙命令でSSD寿命が減り、数か月でWindowsが警告を出すという、とてもおかしな「仕様」になっている。

TOSHIBA THNSNJ128GCSU
TOSHIBA THNSNF128GCSS

これを「不具合」と呼ぶのは不適切なのだろうか。

おかしな仕様の消費者向け製品を見つけたとき「おかしい!」と声を上げる表現の自由は、日本には存在しないのだろうか。