東芝製SSD THNSNF128GCSSのS.M.A.R.T.値がおかしなことになっている件(3)

東芝製SSD THNSNF128GCSSのS.M.A.R.T.値がおかしなことになっている件だが、AD値の減り方で、一つ興味深いことがわかった。

下図は今朝から夕方まで約10時間、3台のSSDに対してWin32_DiskDrive命令を投げ続けた結果だ。

crystaldiskinfo_3ssdcomparison20160307a

グラフの右端の赤丸をつけた部分に、連続して下がって、水平になり、また1カウントだけ下がっている部分が見える。

実はこの水平の部分、つまり今朝から夕方までの10時間、Win32_DiskDriveを約160万回呼び出している。

PowerShellのスクリプトでWin32_DiskDriveを呼び出す間隔を乱数で調整しているのだが、それを5ミリ秒前後の乱数にしたところ、呼び出し間隔が「短すぎて」AD値のカウントが減らなかったのだ。

この水平部分の前、連続してカウントが下がっている部分では、呼び出し間隔を約40~50ミリ秒にしていた。

つまり、この東芝製SSD THNSNF128GCSSのAD値を「効果的に」落とすには、やたらと高速に呼び出せばいいのではなく、一定の間隔(約40~50ミリ秒)あけてWin32_DiskDriveを呼び出せばいいことがわかる。

なおグラフをご覧になってお分かりのように、SanDiskとCrucialのAD値は、この実験を始めてからまったく変化していない。

念のため現時点の他のすべてのS.M.A.R.T.値も示しておく。

この実験を始めてから、SanDisk、Crucial製のSSDで変化しているのは電源投入回数、使用時間、温度(当然そのときどきで変わる)だけで、その他、ディスクの寿命に関係すると思われる値は一つも変化していない。

それに対して、東芝製SSD THNSNF128GCSSの「AD 消去回数」だけが一貫して減り続けている。

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crystaldiskinfo_3ssdcomparison20160306c

crystaldiskinfo_3ssdcomparison20160306d

以上、非常に興味深いのでしばらくこの実験はつづけることとする。

おそらく東芝がこのSSDをリコールするか、ファームウェアの更新版をリリースするまで続けることになると思う。