日本の凡庸なサラリーマンはPCの世界シェアの現状をたぶん知らない

タイトルのとおり。日本の凡庸なサラリーマンはPCの世界シェアがいまどうなっているか、たぶん知らない。まさか東芝のノートPCが以前と同じように欧米で高い評価を受けているとでも思っているのだろうか。

まずIDCの2015年第4四半期の世界PC出荷台数メーカ別シェアはこちら

デスクトップやノートPCすべて含めたメーカ別の2015年世界市場シェアは、上から以下のとおり。

第1位 レノボ 5,718万台(20.7%)
第2位 HP 5,353万台(19.4%)
第3位 デル 3,905万台(14.1%)
第4位 アップル 2,079万台(7.5%)
第5位 エイサー 1,968万台(7.1%)
その他 8,598万台(31.1%)
合計 2億7,622万台

日本メーカは「その他」である。

つぎにノートPCだけの2015年世界市場シェアは下記ページ。

TrendForceの2014年、2015年世界ノートPC出荷台数メーカ別シェアはこちら

このTrendForceという市場調査会社、中華系なので信用できないと言いたくなる人がいるかもしれないが、年間のノートPC世界出荷台数が1億6,000万台前後という統計は、どの調査会社の数字をとっても同じレベル。

第1位 HP 20.5%
第2位 レノボ 19.9%
第3位 デル 13.7%
第4位 アップル 10.34%
第5位 エイスース 10.31%
第6位 エイサー 8.9%
第7位 東芝 4.2%
第8位 サムスン 1.7%
その他 10.3%
合計 1億6,440万台

この統計ではわざわざ「2015年はVAIOはその他に含まれる」と書いてある。

日本メーカーは東芝だけだが、このTrendForceの2014年(実績)、2015年(実績)、2016年(予測)ノートPC市場シェアでは、東芝は以下のようになっている。

東芝 2014年実績 6.6% ⇒ 2015年実績 4.2% ⇒ 2016年予測 1.6%

東芝はPC事業を個人向け、法人向けとも本体から切り離して、子会社の東芝情報機器と統合することを発表済みだ。

東芝情報機器 お知らせ 「東芝パソコン事業に関する吸収分割契約締結について」2016-2-19

もともと日本国内にしか事業所のない東芝情報機器に統合されることで、海外での東芝ノートPCのプレゼンスが弱まるのは避けられないと思われる。TrendForceの2016年予測は、予測の方向だけは正しいだろう。