SNH48の一期生最終選抜がこの日中情勢のなか今週末開催

日中関係が尖閣諸島国有化によって悪化し、民間レベルの交流活動も次々キャンセルされているこの状況で、SNH48も何もないと思うが、その後のSNH48の状況を見てみたい。
(※文中の写真はSNH48公式サイトにアップされている中国大陸各地でのオーディションの模様の写真)
SNH48とはAKB48のプロデューサ・秋元康氏が、中国大陸で現在第一期生のオーディションを行なっているアイドルグループだ。その他のAKB48クローンのアイドルグループと同様、上海の地名にちなんで「SNH48」と名付けられている。
SNH48の公式サイトはこちら(中国語)
2012/09/21時点で、第一期生のオーディションへの応募は締め切られており、応募者数は38,066名、書類審査を通過した1,000名について地区ごとにオーディションが行われ、10月中旬の上海で最終選抜が行われるようだ。
杭州地区予選受付けの模様
成都、杭州、広州、北京の予選はすでに終わっており、成都は21名、杭州は19名、広州は18名、北京は14名の合計72名が、上海での最終選考に進んでいる。(こちらの中国ツイッター「新浪微博」のツイートを参照
杭州地区予選、参加者が面接前にお祈り中
なお、SNH48メンバーへの応募資格は16~22歳という年齢制限がついている。
応募者総数38,066名が多いか少ないかだが、中国大陸の若年層人口は日本のざっくり10倍と考えていいので、日本でいえば3,800名が応募したことになる。中国大陸でのAKB48人気の水準は、この程度ということになる。
心の中でお祈り、次は私の番号?
応募者が少なかったことを裏付けるように、SNH48公式サイトではすでにメンバーの「通年募集」が告知されている。結局、期限を定めたメンバー募集では、一定のレベルを満たす応募者が十分な人数集まらなかったというこだろう。
全国各地から来た応募者、一次面接受付の様子
応募者が少ない原因の一つは、中国大陸のコアなAKB48ファンの年齢層が16歳より低いことがあるかもしれない。
また、16歳以上になるとすでに過酷な大学入試の受験準備が始まっており、アイドルで生計を立てようなどと言っている場合ではないシビアな現実もあるだろう。
結果発表会場
それに中国の場合は、そもそも両親が日本発のアイドルグループのオーディションに参加することを許すか、という大きな障害がある。
今回の応募者のほとんどが、おそらくはすでに大学生になっていて、比較的時間や経済的な余裕がある女子たちではないかと思われる。必然的に応募者数が少なくなるわけだ。
こうした大学生のお姉さんたちを、同じ中国大陸の小中学生の女子が応援するという図式は、中国大陸でも成り立つが、中国大陸の巨大な音楽市場の中では、きわめてマイナーになることは間違いない。
そして2012/09/21現在、SNH48の中国ツイッター(新浪微博)の公式アカウントがフォロワーに呼びかけているのは、SNH48の劇場名の募集である。劇場名を公募して何の意味があるのか分からないが、何とかSNH48を盛り上げようと必死な様子はわかる。
それでも中国ツイッターのSNH48の公式アカウントのフォロワー数は、たったの24,147人である。同じく中国の若者人口は日本の10倍ルールを適用すれば、日本なら2,400人程度と悲惨な数だ。
しかもSNH48の第一期メンバーへの応募者数より少ない。メンバーの応募者数よりフォロワーが少ないとは一体どういうことか。理解に苦しむ。
一次面接通過者がメディアとオフィシャルの取材中
いずれにせよこの週末2012/09/22~09/23が一期生メンバーの上海での最終選抜らしい。この日中情勢の中で、SNH48が出だしからどれだけ大コケするか。中国のネット芸能メディアがSNH48をどのように扱うか、あるいは完全に無視するか、見ものである。