職場の飲み会で学生のようなバカ騒ぎをする「市民失格」会社員

30歳を過ぎたいい年をして、いまだに学生みたいなテンションで酒を飲む人間ってどうなんだろうか。それもプライベートの飲み会ではなく、会社の職場での飲み会である。
世間の大半の大人たちは、アニメやゲームにはまっている「オタク」を、精神的に未成熟であるかのように非難の目で見ることが多い。いい年をして、いつまでアニメやゲームに夢中になっているんだ、という具合に。
しかし、職場の飲み会で、30歳を過ぎてもまだ大学生のようにバカ騒ぎしたり、記憶を失うほど飲みつぶれたりといった飲み方をする人間の方が、よほど精神的に未成熟だ。
お酒の席では何をやっても許されるという「無礼講」は、戦後日本のサラリーマン社会の「伝統」になっているようだが、単に会社員である前に、一人の市民として、社会常識がないだけである。
飲み会でおとずれる飲食店は、自分の家ではない。れっきとした公の場所である。仮に飲食店で泥酔して全裸になったとしたら、警察に通報されても言い訳できない。
全裸にならないまでも、必要以上の大声で騒いだり、下品な言葉を連発するような飲み方が、公の場所での行動としてふさわしいとはとても言えない。公園や河川敷をビニールや段ボールで占有するのと同じレベルの行動だ。
職場で主催する飲み会であっても、私的な飲み会として、いっさい仕事の話を抜きにして楽しむのであれば、まだ大学生のようなバカ騒ぎや、下品な行動も許されるかもしれない。
しかし、職場の飲み会では、話題のほとんどが同僚の実に下らないうわさ話や人物評価である。実に下らない。実に下らない。三回書いた。
そんな三流週刊誌レベルの下らない話題が、職場の人間関係を深めるのに必要だなどと、大まじめに考えている会社員は、全員「オタク」なみに、というか、場合によっては「オタク」よりも精神的に未成熟としか言いようがない。
日本人会社員の生態のうち、こういった部分は、本当に下らないと思う。純然たる精神的な未成熟以外の何ものでもない。いくら会社での業績がよくても、市民としては三流だ。
こういった三流市民が、日本企業の従業員のほとんどを占めているから、企業が社会に深刻な影響をあたえるような事件や事故を起こしたとき、誰も責任をとろうとしない、ということが起こる。
日本企業の会社員は、「仕事さえきっちりやっていれば、何をやっても許される」という考え方はそろそろ完全に改めるべきである。