alan、第16回全球華語音楽榜中榜の「魅力の星」賞を受賞

alanが昨日(2012/04/13)、中国帰国後第一弾シングル『我回来了(ただいま)』で、音楽賞「第16届全球華語音楽榜中榜」の「魅力の星」賞を受賞した。同賞の前受賞者リストは下記のページにある。
第16届全球華語音楽榜中榜 全受賞者名リスト(新浪音楽)
alanの歌唱の模様は下記のページに動画がある。
全球华语榜中榜颁奖礼 20120413 阿兰 我回来了(新浪)
この賞は香港を本拠とする衛星放送スター社の音楽専門チャンネルChannel[V]が1994年に作ったもの。当初は香港で活躍する歌手中心だったが、1998年からは中国大陸で開催されるようになっており、2001年以降は主要賞については大陸と香港・台湾に分けられている。
ウィキペディアには類似の名称の台湾の音楽賞の項目はあるが、この賞の項目は存在しないので、過去の受賞者リストは百度百科の下記ページを参照のこと。
全球华语音乐榜中榜(百度百科)
与えられる賞の種類や名称は、毎年ころころと変わっていて一貫性がない。今年alanが受賞した「魅力之星」という賞は昨年の第15回には存在しない。
そして、今年設けられている賞は、つぎの3種類のいずれかに分類される。
(1)「最優秀~」や「~賞」という明らかに賞としての名前を持っている賞
(2)「~歌手」「~グループ」「~バンド」「~俳優」「~監督」(なぜ音楽賞で俳優や監督が受賞するのかは置いておいて)などの職業名が末尾につく名前の賞
(3)「パフォーマンス」や「プロモーションビデオ」など、受賞対象が末尾につく名前の賞
この3種類のどれにも入らない唯一の賞が、alanの受賞した「魅力の星」という名前の賞である。そういうわけで、「魅力の星」という賞の位置づけは全くわからない。
おそらく中国大陸の芸能界で一定の勢力を持つalanの所属事務所が、alan帰国のご褒美として臨時に作らせたのだろうという想像はつく。いずれにせよ、中国大陸の大きな音楽賞の舞台に立って歌唱の機会を得たことは、alanにとっては幸福なことだ。
なお、今年はこの賞の授賞式に倉木麻衣が参加しており、「アジアで最も人気のある日本人女性歌手」賞を受賞している。
この賞も昨年は存在しないので、おそらく日中国交正常化40周年ということで、今年だけ臨時で作られたと思われる。alanのやや無理やり感のある「魅力の星」という賞も、日中国交正常化40周年とおそらく無関係ではない。
今後のalanの中国大陸での活躍に期待したいところだが、今年の女性歌手の受賞者を見ると、かなり難しそうだ。
「最も人気のある女性歌手」は、大陸が李宇春、香港・台湾が容祖兒
「最優秀女性歌手」は、大陸が張靚潁、香港・台湾が莫文蔚
女性歌手としては、中国大陸でこれくらいの人気にならないと受賞できないということだ。
過去に受賞している女性歌手の名前を見ていても、中華圏は適正な競争が行われる程度の人数の新人女性歌手を育てることに失敗しているのではないか。
音楽賞なんて、たかが賞ではあるけれども、新しい才能を広く世間に知らしめるための手段でもある。そういう賞が毎年、中華圏の人なら誰でも知っているような超有名歌手ばかりに賞を与えるのは、番組として視聴率を稼ぐことしか考えていないと言わざるを得ない。
以上、alanの「魅力の星」受賞についての辛口コメントでした。