ニコニコ生放送でできるだけ安くギターの弾き語りを放送する機材一式

ニコニコ生放送で自宅からギター弾き語りぐだぐだ放送ができないかと、あまりにもヒマすぎた年末年始の6連休に思いついた。
もちろん最重要ポイントは、いかに安くすませるかだ。本当にやるかどうか分からない生放送のために、大金をかけるわけにはいかない。
インターネットでいろいろな音楽制作用機器を検索して、店頭でも迷った挙句、ようやく結論が出た。その結果、下記のセットになった。
・ARIA サイレントギター(ガット弦) Sinsonido AS-101C SBK
・Roland USBオーディオインターフェース UA-33
・audio-technica マイクアンプ AT-MA2
・音声チャット用の安いヘッドセット(ただしUSBではないもの)
・BEHRINGER ギター用エフェクター DIGITAL REVERB DR600
まずギターについては、マンション住まいなので近所迷惑を考えてサイレントギター、弾き語りの伴奏で、ピックを使ってコードをジャカジャカ鳴らすような弾き方はせず、ピックなしで分散和音を弾くだけなので、ガット弦を選んだ。

本当はヤマハ製のサイレントギターがほしかったけれど、価格がおよそ倍になるのでやめた。
次は最重要のUSBオーディオインターフェース。
昔は同じRolandから「UA-4FX」という便利な製品が出ていたが、なぜか販売終了になって、中古市場では3万円弱の高値で販売されているのであきらめた。
そこでループバック・モードがついている最安価な「UA-33」を選択した。
ループバック・モードがあれば、いざとなればパソコンでGOM Playerのボーカル消去機能をONにし、リアルタイムでカラオケ化した伴奏で歌うこともできるから。実はGOM Playerにボーカル消去機能があるのを知ったのは、つい最近なのだけれども。

次にマイクアンプ。
UA-33のマイク入力端子はXLR型コネクターだが、付属品として標準PHONEプラグへの変換アダプタが付いてくる。UA-33はオーディオインターフェースなので、入力レベルを上げればアンプとしても使えると思っていたが、ここが落とし穴だった。
手持ちのaudio-technicaのダイナミックマイク(非プラグインパワー方式)に、ミニプラグを標準プラグに変換するアダプタをかませて、UA-33に差し、入力レベルを最大にしても全く音が入らない。仕様書の規定入力レベルは-60~-30dBuなので、問題ないはずなのに。
仕方なく、かなり以前に購入したaudio-technicaの「AT-MA2」をまた引っぱり出すことになった。
このマイクアンプを通したところ、ダイナミックマイクでも、プラグインパワー方式の音声チャット用ヘッドセットのマイクでも、十分な入力レベルになった。
AT-MA2は裏面のスイッチで、プラグインパワー方式マイクの場合の電源供給の入/切を切り替えられるので便利だ。

次はヘッドセット。
なぜ普通にボーカル用マイクを使わないのかと言えば、弾き語りをすると机の上に見にマイクスタンドで置いたマイクと、口の距離が遠くなり、いちいち大きなマイクスタンドで口元にマイクを設置する必要があるからだ。
一応自立式のマイクスタンドもあるので、できないこともないのだが、狭い部屋で常時マイクスタンドを出しておくのは、とっても煩わしい。
なので、返りの音を聴けるし、マイクを口元にセットできるし、ということで、音質より利便性重視で音声チャット用ヘッドセットを使うことにした。
そこで家電量販店の店頭で、スポンジのウィンドシールド付き、かつ、周囲の音を拾わないように単一指向性、かつ、UA-33に入力するので最近増えてきているUSB接続式ではなくステレオミニプラグ、かつ、周波数特性が10,000Hzを超えるもの、という条件でいろいろ探した。
ところが、この4つの条件をすべて満たすヘッドセットは、ヨドバシカメラ錦糸町店には存在しなかった。仕方なく無指向性よりはマシだろうと思い、双指向性で妥協した。

最後に、エフェクトをどうするか。
Roland UA-33には音楽制作ソフト「SOLAR X1」の限定版が付いてくる。限定版とは言え、これを使えばエフェクトは自由自在にかけることができる。
具体的には、プロジェクトを新規作成し、Audioトラックを2つ作り、1つをUA-33のマイク入力、もう1つをUA-33のギター入力に割り当て、ミキサー側でエフェクトをかけ、パソコンのサウンド設定の「再生」をUA-33の「IN」にしてやる。
そして、UA-33のPHONE出力端子にヘッドホンをつなげば、「SOLAR X1」のエフェクトがきれいにかかった状態のミックス後の出力をモニタできる。SOLAR X1を使えば、ボーカルとギターそれぞれに異なるエフェクトをかけられるので、完璧といえば完璧だ。
しかし、SOLAR X1 LEのようなソフトウェアでエフェクトをかけると、自分の演奏とモニタ音声がどうしてもズレてしまうので、生演奏には適さない。パソコン経由ではなく、UA-33で直接出力を返すこともできるが、当然これではエフェクトなしの生音しかモニタできない。
これでもSOLAR X1 LEで音を作っておいてから、あとは生音のモニタで生演奏すればいいのだが、どうも気持ち悪い。
そこで仕方なく楽器屋に行って、ギター用のエフェクタを探すことにした。実際にはボーカル用のエフェクタや、マルチエフェクタもあるが、値段が1万円を超えてしまう。
また、ボーカルとギターに別々のエフェクトをかけることや、リバーブ以外のエフェクトはあきらめ、ボーカルとギターに同時にリバーブをかけることだけを考えて、ベーリンガーのDIGITAL REVERBを購入した。
このエフェクタは入力×2、出力×2なので、ボーカルとギターに同じリバーブをかけることができる。そんな安直な考え方でいいのかと言われそうだけど、お金がないんだから仕方ない。
しかし、実はRoland UA-33を買うのと同じ金額で、ベーリンガーのエフェクタ内蔵、USB端子付きアナログミキサーが買えることを知った。しかも錦糸町の島村楽器に現物が展示されているではないか。

ただ、このミキサーを使いこなす自身がなかったので、まあいいかと思って、ギター用のDIGITAL REVERBエフェクタで満足することにした。
このエフェクタはAC電源アダプタが別売りなので、忘れずに購入する。また、エフェクタの出力×2とUA-33のマイク入力、ギター入力を接続するためのパッチケーブルも忘れず購入する。
以上でリアルタイムでエフェクト付きの返りをモニタできる環境がととのったことになる。
結線をまとめると下記のとおり4種類となる。
ボーカル:ヘッドセット マイク出力
⇒ AT-MA3 ステレオミニプラグ入力(プラグインパワーON)
⇒ AT-MA3 RCA(赤白)出力をステレオ標準プラグへアダプタで変換
⇒ DIGITAL REVERB 入力1
⇒ DIGITAL REVERB 出力1
⇒ UA-33 マイク入力(ファンタム電源はOFF)
ギター:サイレントギター
⇒ DIGITAL REVERB 入力2
⇒ DIGITAL REVERB 出力2
⇒ UA-33 ギター入力(ハイ・インピーダンスをON)
モニター:UA-33 PHONE出力端子(ステレオミニプラグへのアダプタが必要)
⇒ ヘッドセット ヘッドフォン入力
パソコンとの入出力:UA-33(USB端子)
⇒ パソコン USB端子
以上で、音量もエフェクトもすべてダイヤルで調節するという、なんともアナログで低予算なギター弾き語りニコニコ生放送用PAのできあがり。
で、いつ生放送するんだ?
やるとすればこちらです⇒「歌うペンギンのgdgdひとりカラオケor弾き語り(超過疎)」コミュニティ