世界の残りの半分と、荒川について

いま世間で起こっていることについて、地上波テレビの報道しか見ていない人と、インターネットでビデオニュース・ドットコムやニコニコ生放送、USTREAMなどの報道も見たり、ツイッターで良識のあるフリージャーナリストのつぶやきも読んだりしている人とでは、見えている世界がまったく違うと思う。
どれくらい違うかというと、地上波テレビの報道しか見ていない人は、後者の人たちがヘンな陰謀説に毒されているか、妙な新興宗教にだまされているか、単なるネット・オタクになってしまったかのように思えるくらいに、見えている世界がまったく違うと思う。
インターネットの報道が全面的に正しく、地上波テレビの報道が全面的に間違っていると言いたいのではない。
地上波テレビの報道しか見ていない人、とくに有名タレントが司会をしているワイドショー形式の報道しか見ていない人には、世界の半分しか見えていない。テレビとネットの両方にふれている人には、世界の残りの半分のかなりの部分が見えている。
得られる情報が多いほうが、より適切な判断ができる、というだけの能力を持っている人なら、世界の半分しか見えていないより、より多くの部分が見えている方が、望ましいと考えるに違いない。
最初から、私は真実など知りたくない、自分の信じる世界の中だけで生きられれば十分、という人にとっては、世界の残りの半分など、単に余計なものだろうけれど。
最終的には前者と後者の間で、話が通じなくなる可能性も、なきにしも荒川。