alanが中国ツイッター(新浪微博)で久しぶりにテツガク的なつぶやき

alanが久々に新浪微博で、ちょっとテツガク的なことをつぶやいたので、日本語訳してみる。
原文はこちら。
「私は自分をすごいって思うときもあるし、ダメだなって思うときもある。どうして私たちは、この社会のせいなのか、それとも自分のせいなのかと、こんなに混乱するんでしょうね。天才ならもっと悩みが深いし、おバカさんならもっと気楽。私は天才でもバカでもないから、混乱してしまうんでしょう。。。人の上に立てば人を大事にしなきゃいけない、人の下につけば自分をもっと大事にしなきゃいけない。。。自分の思うままに生きなきゃ、がんばれ、がんばれ、がんばれ!!って叫んでるなう。。。」(2011/06/12 19:49)
「活得要那么纠结」の「纠结」はネット・スラングらしい。思いが絡まって混乱していたり、悩んだりしていること。ネット・スラングと言うほど、元の意味から離れていないと思うけれど。
「活得」は「她长得漂亮(彼女はきれいだ)」の「长得」と同様、たぶん日本語に訳さなくてもいいと思う。
「怪这个社会还是怪自己」の「怪」は「責める」や「~のせいにする」の意味で、「奇怪(おかしい)」の「怪」とは意味が違う。
「天才是最烦恼的,疯子是最快乐的」の「最」はここでは最上級の意味ではなく、「最好」が「~した方がいい」の意味で使われるのと同じく比較級。
alan自身が「纠结」、つまり混乱して悩んでいるのに比べると、もし天才だったらもっと悩みが深いだろうし、もしおバカさんならもっとお気楽だろう、という意味。
alan自身はどちらでもないから、おバカさんのように、すべてを社会のせいにすることもせず、天才のようにすべてを自分のせいにすることもせず、どっちつかずなだけに、かえって悩んでしまう、という意味。深い。
「在人之上要善待他人,在人之下更需善待自己」と、中国人らしい対句表現が連続して出てきている。しかも同じ「~しなければならない」という意味の字「需」「要」を前半と後半で使い分けている。
ここの「更」は、同一文中に比較表現を入れられないときに使う比較表現。ここでは「他人より自分自身をより大事にしなければいけない」の意味。
つまり、自分が他人より上の立場なら、自分自身ではなく、他の人たちを大事にしなければいけないが、他人より下の立場なら、他の人たちを大事にしている場合ではなくて、まず自分自身を大事にしなければいけない。
自分がまだ人の上に立てない間は、まず自分自身が努力して、他の人たちの期待にこたえられるようにしなければいけない、という意味だろう。これもなかなか深い。
そのためには、「坚持做我自己」、これは、あまり他の人の目を気にせず、他の人がどう思おうと、自分が思うようにがんばり続けるということ。
他人(芸能界の諸先輩のこと?)より下の立場であるalan自身は、今は他の人たちがどう思うかよりも、まず自分の信じた道をがんばり続けることだ、という決意表明になっている。
最後の「咆哮中」の「咆哮」は大声で叫ぶの意味だが、「中」はネット・スラング。教科書の中国語では現在進行形は「在+動詞+呢」と書いてあるが、ネットでは「在~中」や「~中」の形がたくさん出てくる。
「いま~しているところ」という意味なので、日本語のツイッターで言えばまさに「なう」。
新浪微博では、英語で「~NOW」と書いてしまう中国人もいるが、日本語ツイッターの和製英語が中国に輸入されて英語に戻ったという、何ともヘンな中華製英語である。
以上、中国語はたった140字でこれだけの内容をつぶやけるので、すごい。