福島第一原発・吉田所長に対する東京電力経営陣の報復措置

福島第一原発の海水注入、今日の東京電力の「実は中断してませんでした」会見には驚いた。
最終的には現場の吉田所長が「いままで真実を隠していた」という説明で、吉田所長に責任を押しつけて、政府も、原子力委員会の斑目委員長も、丸く収めるという、信じられないほど残酷な決着。
『福島第1原発:注水「中断なかった」…所長判断で 東電』(2011/05/26 21:27 毎日新聞)
しかもこの毎日新聞の記事によれば、東京電力は「報告の遅れた吉田所長の処分を検討する」という。あまりにひどすぎる。
吉田所長と言えば、先日、原子力委員会の委員である青山繁晴氏の福島第一原発からのレポート映像で、作業現場の改善に努力しつつ、第一線で指揮をとっている人物で、今後の福島第一原発の冷温停止に向けた作業のキーパーソンだ。

そういう現場で陣頭指揮をとっている人間に責任を押しつけて、東京電力のトップはあっさり前言をひるがえすという…。言葉を失うほど、陰惨な決着のつけ方だ。
青山繁晴氏の現地視察映像で、吉田所長が「出過ぎた」発言をしたことに対する、東京電力の経営陣の報復措置に違いない。実に恐ろしい会社である。