サマータイムを導入する大バカ企業が続々

何度でも書くが、この夏、東京電力管内で電力消費のピークを分散する目的で、サマータイムを導入するのは、まったく無意味だ。
パナソニックがグループ傘下の各企業も含めて10万人規模でサマータイムの導入を検討、ソニーは2011/07/01からサマータイムを導入、住友金属は東京・大阪本社で2011/06/01からサマータイムを導入するらしい。
これらの企業の経営陣と人事は、言葉は悪いが、単なるバカだ。
輪番休業もあわせて行うソニーはまだましだが、サマータイムを導入することには変りなく、やはりバカだ。
何度もバカと書いて申し訳ないが、本当にバカなのでバカと書くしかない。
もしサマータイムを導入して、真夏の日中の電力消費のピークを分散したければ、14時前後のいちばん暑い時間帯に社員が退社するところまで、勤務時間を早める必要がある。
つまり、17時~18時が定時なら、出社時間を3時間~4時間早める「超サマータイム」を導入しないかぎり、ピーク分散効果は全くない。
そうでなければ、お盆休みを分散させるか、夏の期間だけ、土日週休二日制を平日の週休二日制、しかもできれば東京電力管内の事業所ごとに異なる曜日を休日にすることだ。
こんな、小学生でもわかるきわめてかんたんな理屈が、パナソニック、ソニー、住友金属ほどの大企業の経営陣や人事に、なぜわからないのか。僕にはそれがわからない。
僕は上場企業やその子会社を何社か転職してきた会社員の一人として、今までこの「愛と苦悩の日記」や、親サイトである「think or die」で、サラリーマンの非合理的な一面を批判してきた。
しかし、今回のサマータイム騒動を見るにつけ、ふつうのサラリーマンというものは、僕の想像をはるかに超えて、こうした前例のない事態に対処する能力が欠如しているのかもしれない。
前例のない事態を前にして、自分の頭で論理的に(演繹的に)考えて答えを出す能力が、ほぼゼロである、バカ者の集団なのかもしれないと思えてきた。
くり返しになるが、ピーク分散のためには、休日の分散化しかない。
お盆休みがある会社なら、事業所ごとなどでバラバラに取得させること(もっともメーカーの場合は工場の操業効率面から難しいだろう)。
土日固定の週休二日制の企業なら、やはり事業所ごとや部署ごとに、平日をふくめた週休二日制にすること。
さすがにホワイトカラーの場合は、昼間働く代わりに、深夜働くというのは、あまり現実的でないだろうから、これら休日の分散化しか効果のある対策はない。
今後もサマータイムを導入する企業がニュースで報じられるたびに、みんなで嘲笑の的にしよう。