電気料金を上げれば計画停電は不要になる?

東京電力の計画停電について、誰かがツイッターで「電力消費が高い時間帯の電気料金を上げれば、計画停電は不要になる」とつぶやいていた。
公共財の価格が、市場の需要と供給で決まらないというのは、基本の基本だし、ちょっと考えれば、電気料金を上げたって電力需要が自動的に減らないのはすぐに分かる。
たとえば水道料金は、自治体によってかなり差があり、2006年の調査によれば、日本でいちばん安いのが兵庫県赤穂市、高いのが北海道夕張市で、7倍以上の開きがある。
じゃあ、兵庫県赤穂市に住んでいた人が北海道夕張市に引っ越せば、水道を7分の1しか使わなくなるかと言えば、そんなことはない。
電気、ガス、水道などは生活していくのに必ず必要なもので、たとえ価格が7倍になったとしても、使用量は減らせない。
同じように、電力消費が高い時間帯の電気料金を上げても、家庭では多少がんばって節電するだけ。
事業所は、その分企業活動を減らせば固定費が回収できなくなるだけなので、企業活動は維持したまま、コスト増を製品やサービスの価格に転嫁するかどうか悩むだけだ。
こんなこと少し考えれば誰にだって分かると思うのだが、その「少し考える」ことをしない人が実際にいるというのが恐ろしい。

電気料金を上げれば計画停電は不要になる?」への1件のフィードバック

  1. ケノーベル エージェント

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