alan、中国のアニメ専門誌インタビュー日本語訳

中国のやや専門的なアニメ月刊誌『24格 Twenty Four Frame』2011年01月号に、alanのインタビュー記事が掲載されていることを、中国のalanファンに教えて頂いたので、日本語に翻訳してみた。
原文は、中国大陸のalanファンのp276159290さんから頂いた雑誌の誌面を撮影した写真をもとにした。
24格:alanさんこんにちは。あなたは日本で発展した中国人歌手として、すでに多くの映画主題歌を歌っていますが、今回はアニメ映画『チベット犬物語』の主題歌だけでなく、劇中のアフレコもされていますね。どういうきっかけでしたか?
alan:メインはやはり主題歌の方で、『チベット犬物語』の主題歌を歌うことになり、それで製作者との会議に参加したんです。この映画は我々中国と日本の有名なアニメ会社マッドハウスの合作作品なので、主題歌を歌い終わった後、マッドハウスのスタッフから、ある役のアフレコに興味はありませんかと言われました。
24格:どの役ですか?
alan:メイドラムというチベット族女性の役です。年齢はだいたい25歳から28歳くらいの様子です。医学を学んだ女性で、物語の中では負傷したチベット犬を助けます。とても善良な心を持ち、物解りのいい女性です。
24格:なぜあなたにアフレコのオファーがあったんですか?
alan:スタッフが言うには、一つは、この役自身も歌を歌う場面があって、私も主題歌を歌うことが確実だったからと、二つめには、この役の姿が私に合っているので、もし興味があればアフレコをしてみないかというお話でした。
24格:あなたに似ていたんですね、『チベット犬物語』の人物設定原案は浦沢直樹先生ですが(訳者注:何だって!!)、あなたを見ながら描いたんですか?
alan:いいえ、関係ありません。私はただ主題歌担当だけで、その後にアフレコに参加することになっただけです。実際内心はドキドキしていました。何年も芸能活動をしていますが、これが最初のアフレコ経験で、今までやったことがないので、とても緊張しました。
24格:映画は全編ご覧になりましたか?
alan:アニメの全編を見る機会はありませんでした、でも主題歌を歌うために、会社の方は部分的に見せて下さいました。チベットにはチベタン・マスティフという犬種があることは知っていて、私も昔、黒いチベタン・マスティフや、白いもの、金色のもよく見たことがあります。この物語は一人の男の子とチベット犬の物語で、とても感動的なストーリーだと思います。
24格:アフレコは中国語ですか、それともチベット語ですか?
alan:中国語の、標準語です。実は私が普段話している標準語もあまり上手くないので、かなりプレッシャーがありました。会社の方はわざわざ素晴らしいアフレコの先生をお二人も呼んで、私を指導して頂きました。実際にはアニメの中で私は少しチベット語も話したのですが、たぶんこんなチャンスはないでしょうね。日本語版のアフレコはもう終わっているそうで、そのメイドラムという役は私ではありません。
24格:あなたは日本ではすでにとても有名な歌手ですが(訳者注:ノーコメント…)、初めてのアフレコは難しかったですか?
alan:歌よりもアフレコの方がずっと難しいです!というのは、アフレコの時はこの役を作らなければいけなくて、100%自分自身というわけにはいかないからです。これが歌との最大の違いだと思いました。画面を見るだけじゃなくて、声の遠近も感じ取らないといけませんし、人物の心の動きも把握しないといけません。いくつかセリフを話せば良いというような簡単なものではありませんでした。さっきアフレコの先生が話して下さったように、話し方も、口の形も、後からポストプロダクションで調整できる。でも感情は自分の内側から外側へあふれ出るものに頼らなきゃいけない、心の奥底から出てくる感情こそ本物だ。セリフを暗記するだけでは、自分自身さえ感動できないんだから、なぜ人を感動させられるだろうか?
24格:奥が深いですね、では将来やはり「声優」の分野で深く活躍したいと思いますか?
alan:今いちばん大事なのはスタッフといっしょにこのアフレコの仕事をがんばってやりとげることです!その後は一人のタレントとしては、歌だけではなく、文化交流の方面もふくめていろいろな分野をやりたいです。タレントは全ての方面に発展するのがいいですから。声優は今回が初めてですが、自分に対する挑戦です。ファンの皆さんにも歌だけではなく、アフレコもできるし、芸能の多方面に発展しているところを見てほしいです。
24格:いままでたくさんの映画や、アニメ、ゲームの主題歌を担当していますよね?今回の歌は選んだものですか、それともこの映画のためだけに作ったものですか?
alan:『チベット犬物語』のためだけに作ったものです。日本語版と中国語版の二つがあります。今年(2010年)の年末に中国国内の大型ライブに参加するんですが、そこで初めてこの曲を歌います。個人的にこの曲のようなタイプはとても好きで、テーマは愛、希望、信じること、友情などです。以前『犬夜叉』や『GOD EATER』で歌った主題歌と同じテーマです。アニメの方面の仕事にはたくさん参加していて、声優の先生方にもたくさんお会いしていますが、あまり深く関わることはありませんでした。私は歌って、声優の皆さんはアフレコをするという感じです。でも今回のアニメでは両方に関わりました。
24格:じゃあアニメは好きなんですね?
alan:アニメはすっごく好きです。例えば『ドラえもん』、『ちびまる子ちゃん』などがとても好きです。小さいころもかなりよく見ていましたよ、例えば『黒猫警長』、『葫芦娃』、『花仙子(花の子ルンルン)』、『ちびまる子ちゃん』、『クレヨンしんちゃん』など、たくさんたくさん見ました!いま中国国内で前からよく聞くのは『喜羊羊与灰太狼』ですが、見たことがないんですよ。
(訳者注:この『喜羊羊与灰太狼』、僕は中国のネットテレビで見たことがあるぞ。かわいい羊とオオカミの、ちょっと説教くさいストーリーが混じりながらも、基本はドタバタ・コメディーなので、けっこう面白かったぞ)
私は数年前から日本に渡って活動していますので、このアニメは私が日本に行ってからできたんです。ずっと他の人がこのアニメの話をするのを聞いてはいるんですが、見たことがないんですよ。本当におもしろいですか?これは『チベット犬物語』のお仕事の話だから、他のアニメが好きだなんて話はしない方がいいですよね?(笑)
24格:日本で正式にデビューして3年になりますが、ご感想は?
alan:デビュー1周年の時は特に感激しました。2周年の時は比較的ふつうでした。3周年は自分でも忘れてたんです!その日は録音をしていて、スタッフがこっそり私にケーキを買ってくれていて、私に入って結果を聴いてみたらってウソを言って、私は聴かなくてもいいのに、おかしなこと言うなぁと思いながら、入ってみたら、わあっ、やっぱり感動しましたよ!次は5周年、10周年ですね……
24格:じゃあこの映画が公開されたら映画館に観に行きますか?
alan:もちろん!必ず観に行きますよ!私の演技はあまり良くないかもしれませんが、今回の『チベット犬物語』の主題歌を歌えたこと、アフレコができたことはとてもうれしいです。私はチベット族で、この映画も私たちの国のチベット自治区のとても感動的なお話ですから。全力でメイドラム役をうまく表現してみます。みなさん私の演技と、『チベット犬物語』を楽しみにしてくださいね。頑張ります!
(翻訳おわり)