武田斉紀氏の相変わらずのトンデモコラム(日経ビジネスオンライン)

武田斉紀氏が日経ビジネスオンラインに連載している『行きたくなる会社のつくり方』だが、相変わらずトンデモぶりが痛々しい。
「第23回 あなたはチームメンバー全員の強みを言えますか?」(『日経ビジネスオンライン』2010/12/13掲載分)
今回のコラムは日本企業の組織についての、意味不明の誤解にもとづいた、意味不明の内容になっている。
3ページ目の下記の記述に注目。
「日本企業の基本となっているクモ型組織は、チームの基本となる信念(目的や価値観)の共有を忘れてはいないだろうか。」
武田斉紀氏の言うクモ型組織とは、『ヒトデはクモよりなぜ強い』という日経BP社の書物からの引用らしい。
何かといと武田斉紀氏のリファレンスは欧米の経営学書の翻訳なのだが、欧米の経営学は日本を含むアジアより進んでいるという、ステレオタイプの価値観も痛々しい。
話をもどす。クモ型組織とは、要するに「中央集権型の組織を指している。責任者が明確に存在して彼が意思決定をする。本部があって、各人の役割分担もはっきりしている」(コラムより引用)ような組織のことらしい。
ご承知のように、野中郁次郎氏は日本企業について、欧米式のトップダウンとボトムアップのどちらにも当てはまらない点を特長としてあげた。
日本企業の基本が中央集権的で、責任者が明確に存在して、各人の役割分担がはっきりしているだって?いつから日本企業の基本は野中郁次郎氏の描いた姿から変質してしまったのだろう。
日本企業に勤務する読者のみなさん。日本企業の基本は中央集権的で、責任者が明確に存在して、各人の役割分担がはっきりしているクモ型組織だろうか。
違う。断じて違う。武田斉紀氏が一刻も早く夢から醒めることをお祈りしている。