中島美嘉、中止になった武道館コンサートに行って来た

今日は本来なら中島美嘉のコンサートだったが、ご承知のように彼女の耳の病気で中止になったため、中島美嘉自身が謝罪のためだけに登場する様子を見に行った。
生で中島美嘉を見るのは初めてだったが、舞台があるべき場所には、武道館の床に直接、3メートル四方くらいの真っ黒な台が置かれ、マイクスタンドが立っているだけ。
東京公演は遠方からの観客が多かったせいか、客席は6割くらいの入りだった。それでも、たった5分間の謝罪を聞き、かつ、中島美嘉を励ますだけのために、完売した客席の6割もが埋まるのは、驚くべきことなのかもしれない。
中島美嘉のライブに行くのは実は初めてで、今日来場した観客の7割方が女性なのは、若い女性のファッション・リーダーでもあり、ライフスタイルのお手本でもあり、少しメンヘル系も入っている彼女らしい男女構成だと感じた。
もちろんデビュー当時の中島美嘉そっくりに、ストレートのロングヘアーを茶色に染めている女性も多く見かけた。
武道館前のゲートでチケットを見せると、A4サイズの真っ白な封筒を渡された。事前に彼女のファンのブログを検索して知っていたのだが、その中には、今回の東京・大阪4公演で組まれるはずだった舞台装置の図が、A4の光沢紙カラーコピーで4枚、そして、A3サイズの紙にモノクロで印刷されたセットリスト(演奏曲順と演出概要のリスト)、チケットの払い戻し方法を購入方法別にていねいに開設した2枚両面カラー印刷の資料が入っていた。
開演時間の17時の1時間前に着いたので、チケットどおりの2階席に座って、スマートフォンでツイッターをしてひまつぶししていた。少し驚いたのは、主催者のキョードーが無料のWiFiアクセスポイントを館内に設置していたこと。
僕のスマートフォン(ソフトバンクHTC Desire II)が、自動でそのアクセスポイントを検出したので、それに接続してツイッターでしばらく「実況」していた。
場内は写真撮影・動画撮影禁止の貼り紙があったが、本人登場前までは場内の様子を携帯電話で撮影しているファンが多数。
上述の真っ黒な台の背後には大型スクリーンがあり、2階席で舞台を斜め後ろから見下ろす位置にある席のために、東向き、西向きにも1枚ずつ、計3枚の大型スクリーンが用意されていた。
17時に中島美嘉が登場する直前になっても、客席の入りは6割程度だったため、黒いスーツ姿に白いワイシャツの男性警備員たちが、前方の開いている席に移動してもよいと呼びかけた。
僕がいた2階席のファンたちも、いっせいに前方へ移動した。アリーナ席ではそのようなアナウンスはなかったようで、皆さん自席に座ったままだった。
スタッフが現れて、真っ黒な台のマイクスタンドにマイクを設置して立ち去ると、中島美嘉が間もなく現れる旨、アナウンスがあった。
するとアリーナ席から、アンコールのときの拍手が起こって1階席の一部まで段々と広がっていった。これには「早く出て来いっていうことか?」とお怒りの男性ファンの声も聞こえてきた。明らかにやり過ぎだろう。
中島美嘉が地味なスーツ姿で現われると、満場の拍手が起こった。
「今回私の自己管理不足により、このような事態を招いてしまったことを、深くお詫びしたいと思います。本当に済みませんでした。
(拍手と声援)
そんな中に、こうやって、本当に思ったより本当にたくさんの人に集まって頂いて、わざわざ大切な時間を割いて、話を聞きに来て頂いたことを、本当に力になります。感謝します。ありがとうございます。
(拍手と声援)
え、4日間ご挨拶させて頂きました。その時に、近くにいてくれたスタッフの方も、同じ気持で、いつもこの場に立ってくださっています。
そして、この耳の病気が分かったときに、本当に色んな大変なことがあったにもかかわらず、頑張れ、早く治せと、言って下さったスタッフにも、この場を借りてお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました。
(拍手と声援)
(声援に答えて)ありがとうございます。
(声援に答えて)ありがとうございます。
今回、本当に話をするときに、とにかく、全て、できるだけ正直に、かっこもつけずに、全てをお話したいと思って、みなさんに封筒をお渡ししました。
その中には、私が今回ここまでやろうとしていたことが詰まっております。残念ながら皆さんに、お見せすることができなくて、歌手として情け無い限りですが、私たちはこういう物をですね、今回の〔お詫びをする〕ために作ったわけではなく、本当に、こういう物を見ながら、一個一個ステージを作って行きます。
それを皆さんに、少しでもお見せできたらなと思ってお渡ししました。良かったらお持ち帰り頂いて、また必ず、こういう場に戻ってこれた時に、あ、またこういうのを見ながらやってるんだなって、思ってもらえたらなって思います。
来て下さった中には、やはり私の耳の症状を気にして下さっていたり、心配して下さっている方が、たくさん来て下さったと思います。
私は、とにかくお話が下手なので、伝わるか分かりませんが、症状をお話したいと思います。
えっと、耳の病気は本当にたくさんあるんですが、私の場合はありがたいことに、本当に立ち上がることも、こうやって皆さんの前でお話することもできます。
ただ、皆さんも多分経験したことがあるのは、きっと、飛行機の離陸・着陸の時に耳がツンと詰まったり、あとはエレベータだったりとか、そういう時に、耳が詰まって聞こえづらいことになる。
あとは、耳をこう、ふさいで、自分の声をアーと出すと、自分の声がやたら大きく響いてしまう、ということを、経験したことが皆さんあると思います。それが私は、普通に過ごしていて、出てしまうという、そういう状態です。
なので、お話したり、普通に生活したりは出来るんですが、歌うことが、なかなか私の中では納得できる歌を歌うことができなくなってしまい、このような形になってしまいました。
今は、皆さんに、こうやってあたたかく見守って頂いて、声援をかけて頂いたので、とにかく毎日、できるだけ治療に専念して、必ず、必ずこの場にもどってきます。
その時は、足を運んでくれたらうれしいです。今日は本当にありがとうございました。」
(※一部、正確でない部分があるかもしれませんが、ご容赦を)
会場全体が拍手となり、アリーナ席で一人の男性が立ち上がって指揮のような身振りをすると、アリーナ席が『A MIRACLE FOR YOU』のサビの一部を斉唱し始めた。
デビューアルバム『TRUE』の最後に収録されている、中島美嘉自身の作詞による曲で、本来なら今回のコンサートの最後の曲になるはずだった。
「心配しないで 私はいつでもここで君を見てる
どれ程 遠くに 君が居てもかまわないから
月色に輝く誇り胸に 君を抱きしめ
a miracle for you」
これも事前にミクシィのコミュニティーで呼びかけがあったので、知っていたし、大阪の2日目、昨日の東京の1日目にも斉唱されたようなので、中島美嘉自身も分かっていたと思われる。
それでも中島美嘉は両手で顔をおおって、涙をこらえながら、真っ黒な演台から降り、礼をしながら後ずさりに歩いて、真後ろの扉に入るときに背を向け、扉の向こうで再び一礼し、去っていった。
なお渡された封筒に入っていた演奏曲順表によると、本来演奏されるはずだった曲順は以下のとおりだ。
GLAMOROUS SKY
LIFE
Over Load
(MC)
CRESCENT MOON
ONE SURVIVE
Helpless Rain
(着替)
ORION
流れ星
ALWAYS
(MC)
(アコースティック・ギター・ソロ)
Missing
STARS (アコースティック・メドレー)
WILL (アコースティック・メドレー)
愛してる (アコースティック・メドレー)
あなたがいるから
(着替)
ヘムロック
CANDY GIRL
GAME
I DON’T KNOW
ALL HANDS TOGETHER

FIND THE WAY
(MC)
雪の華
(アンコール)
(MC)
一番綺麗な私を
(MC)
A MIRACLE FOR YOU
(計 2時間11分16秒)

中島美嘉、中止になった武道館コンサートに行って来た」への1件のフィードバック

  1. 見つけます

    STAR【初回生産限定盤】CD+DVD |中島美嘉

    STAR【初回生産限定盤】CD+DVD中島美嘉SMAR発売日 2010-10-2…

コメントは停止中です。