学区制は誰のため?群馬県桐生市の小6少女の自殺

群馬県桐生市で小学校6年生の女の子が、自室で母親のために編んでいたマフラーで首を吊って自殺した事件。
ご両親は彼女が学校でいじめにあっていた事実をつかんでおり、学校側に改善を求めたけれど、全く対応してくれないばかりが、担任が無理やり少女を校外学習に連れていった事もあったらしい。
この事件でいちばん不幸だと思うのは、この家族に「転校」という選択肢がなかったことだ。
桐生市役所のホームページで見る限り、群馬県桐生市の小学校には学区制があり、特別の事情がない限り他の学区の小学校へ転校することはできないようだ。
こうした学区制には、大きな疑問を感じる。
小学校は一義的には子供の教育のために存在するのではないのか。学校運営側の事情で学区を編成し、学区内の子供を強制的に一つの公立学校に通わせるのは、制度としてはナンセンスだ。
当然、学校運営側の事情よりも、子供にとって出来る限り善い教育環境が優先されるべきだからだ。
増して小学校は義務教育なのだから、「市立がイヤなら私立小学校を受験しろ」という理屈は通用しない。子供に出来る限り善い教育環境を提供するのは行政の責任だ。
学区制のために、一人の子供の命がムダに失われてしまったと考えると、実にバカげたことではないかと思う。